入試に出る歴史史料 「平家物語」

六波羅殿(平清盛)の一族のご子息といえば、たとえ家柄の高い貴族でも肩を並べることや顔を合わせることはできなかったのです。一門の平時忠は「平家一門でないものは、みんな人ではない」とまでいいました。


有名な「平家でない者は人ではない」という平家の栄華、もしくは驕りを表した資料です。入試では、この史料から「武士で初めて太政大臣になった人物→平清盛」を聞く問題が定番ですね。

この史料の注意ポイントは「六波羅殿」という言葉です。六波羅というのは京都の地名で、平清盛がここに邸宅を構えたため六波羅殿とよばれるようになりました。別に覚えるような知識ではないのですが、中途半端に丸暗記している生徒は「六波羅」という言葉だけに反応して、鎌倉時代の六波羅探題と混同することがあるので、問題で出てきたときに一言触れるようにしています。


神奈川・愛知・兵庫の存在感

神奈川県(人口2位)
愛知県(人口4位)
兵庫県(人口7位)

どれも、横浜市・名古屋市・神戸市という百万都市を抱える規模の大きい都道府県です。神奈川県は川崎市ともう1つ百万都市を持っています。

にもかかわらず、地元以外の子どもにとってこの3つの都道府県の知名度は低いです。それはなぜか。「横浜・名古屋・神戸が強すぎるから」です。横浜県とか名古屋県とか、けっこう言われちゃうんですよね。ちょっと気の毒です。


県庁所在地より人口が多い都市

県庁所在地は、その都道府県の政治の中心です。必然的に経済の中心であることも多く、その都道府県で一番人口の多い都市であることが大半です。今回は、その例外で県庁所在地よりも人口の多い市を紹介します。

いわき市(福島県)

人口約33万人(2017年)。東北地方では2番目に人口が多い都市(1位は仙台市)です。もともと、炭田を中心に発展した工業都市でもあり、スパリゾートハワイアンズに代表される観光も盛んな都市です。
なお、郡山市も福島市より人口が多いです。

高崎市(群馬県)

人口約38万人(2017年)。北関東自動車道・関越自動車道と上越新幹線・北陸新幹線と新幹線と高速道路が分岐する北関東の交通の要衝です。中学入試で、高崎駅が聞かれることがあります。

浜松市(静岡県)

人口約81万人(2017年)社会科では楽器・オートバイの生産でおなじみです。面積が最も広い政令指定都市です(市全体では2位)。

四日市市(三重県)

人口約31万人(2017年)。石油化学工業がさかんな都市で、かつては四日市ぜんそく(四日市公害)がおきた都市として入試でもおなじみの都市です。

 


入試に出る都道府県 「和歌山県」


みかんの生産が日本一。段々畑が広がる。


・地図中Bは紀ノ川
・真言宗総本山の高野山金剛峰寺がある。また、三重県・奈良県にまたがる一帯が「紀伊山地(地図中C)の霊場と参詣道」が世界文化遺産。熊野古道ともよばれる。


・江戸時代、幕藩体制を指させた親藩の中でも最も格の高いとされた御三家の1つが紀州である。8代将軍徳川吉宗は紀州の出身である。


・地図中Aは県庁所在地の和歌山市。鉄鋼業が盛んである。
・和歌山県は柿・うめの生産も日本一である。


・ナショナルトラスト運動の代表例として知られる天神崎がある。

面積:4,724㎢(2019年)
人口:約92万人


入試に出る歴史史料 「土佐日記」

男もすなる日記というものを女もしてみむとてするなり


平安時代中期に紀貫之によって書かれた紀行文が土佐日記です。上の文章はその冒頭部分になります。当時、かな文字は女性が主に使うものだったため、女性にかこつけてかかれているのが特徴です。

この史料も、史料だけで作品名が判別できないといけないレベルではありません(社会科は)。紀貫之は、古今和歌集の編者でもあるので紫式部・清少納言についで国風文化の重要人物として覚えておきたいです。


定期テスト時事問題予想 2019/11/25

中学生の社会科定期テストの時事問題の予想です。予想される出題頻度は◎<○<△<-の順です。

基本方針時事問題を出題する本来の意図は、生徒に世の中の動きに関心を持ってもらうことです。そして、中学生の定期テスト社会科において最も重要な学習内容は、教科書の出題範囲です。時事問題からの出題は数問で、あくまでおまけでしかありません。時事問題の勉強として何十項目と覚える時間があれば、もっと他に行うべき勉強があるはずです。ここでは「最小限の手間である程度の成果」をテーマに更新を行っていきます。

各国主要人物
現在の日本の首相を答えなさい。 安倍晋三
現在のアメリカの大統領であるトランプ大統領が所属する政党を答えなさい。 共和党
現在のイギリスの首相を答えなさい。 ジョンソン
現在のドイツの首相を答えなさい。 メルケル
現在のフランスの大統領を答えなさい。 マクロン
現在のロシアの大統領を答えなさい。 プーチン
現在の中国の国家主席を答えなさい。 習近平
現在の韓国の大統領を答えなさい。 文在寅
(ムン・ジェイン)
現在の北朝鮮の最高指導者を答えなさい。 金正恩
(キム・ジョンウン)
現在の国連事務総長を答えなさい。 グテレス
10月の主要な出来事
東日本を中心に大きな被害をもたらした台風を答えなさい。 台風19号
今年のノーベル化学賞を受賞した日本人を答えなさい。 吉野彰
10月22日に行われた現在の天皇が即位したことを示す儀式を何というか答えなさい。 即位礼正殿の儀
琉球王国の居城で、大規模な火災が発生した建造物が焼失した施設を答えなさい。 首里城
政府に対する大規模な抗議活動が続いている中国の都市を答えなさい。 香港
11月の主要な出来事
ラグビーワールドカップ日本大会で優勝した国を答えなさい。 南アフリカ共和国
ローマ教皇として37年ぶりに来日した人物の名前を答えなさい。 フランシスコ

スキー場の多い都道府県

スキー場の多い都道府県(観光庁「スキーリゾートの現状」より)

都道府県名 割合
1位 長野県 20.0%
2位 北海道 12.9%
3位 新潟県 12.2%
4位 岐阜県 5.8%
4位 群馬県 5.8%

一時は、冬の観光といえばスキーという時代がありました。個人的には寒いときに寒いところに行ってどうするという思いもありますが、スキー場独特の解放感は捨てがたいのも理解できます。現在スキー(スノボ含む)レジャーは1990年代半ばのピーク時と比べると、市場規模は4分の1に減少しているそうです。

今回は、スキー場の多い都道府県ランキングです。実は、統計データを探すのに意外と苦労しました。データを紹介されている記事はすぐ見つかったのですが、一定信頼できる公的なデータが見つからなかったんですよ。最終的に観光庁の資料を参照しました。

1位は長野県です。長野県は、降雪量が多く周囲を山に囲まれた上に、首都圏、中京圏から人が集まりやすい立地です。スキー場が多くなるのは当然ですね。
北海道が2位。データを探しているときに、「1位が北海道じゃなくて意外」みたいな記事を見かけました。そうか、一般的な感覚だとそうなるのかと思いました。北海道って雪のイメージが強いですが、北海道は降水量がそれほど多くないので雪よりも「寒い」というのが的確だと思うんですよね。雪はもちろん降るのですが、解けないのが大きい。雪ということでいえば、北海道よりも東北の日本海側・北陸のほうが断然多いです。


入試に出る歴史史料 「望月の歌」

この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば


藤原道長が、三代続けて自分の娘を天皇の后とした満足感からよんだ歌です。平安時代を代表する歴史史料として再頻出ですね。

藤原道長といえば自分が行った摂関政治、息子で平等院鳳凰堂をつくった藤原頼通という重要事項と直接つながありがある人物です。さらに、道長の娘に「源氏物語」でおなじみ紫式部が仕えていました。そのため、この史料1つで国風文化に関する知識もアプローチしやすいという、出題する側にとって便利な歴史史料です。


できる生徒は丸付けが違う

「勉強をできるようにするには、どうすればいいですか?」

時々聞かれる難しい質問です。明快な答えはないですが、勉強できる生徒に共通する特徴はあります。今回はその1つを紹介します。

それは、丸付けが丁寧だということです。解答を見て、自分の答えを見て丸を付けるという当たり前の作業がきちんとできています。出来ない生徒の丸付けを見ていると間違えているにもかかわらず丸を付けることが本当に多い。それでは、せっかく勉強したのに無駄になってしまいます。
解答と自分の答案それぞれの見たい部分を指さし確認(ペンでいいです)しながら、1つ1つ丸付けをする丁寧が欲しいです。

それから、できる生徒は丸付けをこまめにします。以前にも書いたかと思いますが、テキストはステップアップできるように同じ単元で徐々に難易度を上げて問題がつくられています。基本問題→標準問題→応用問題といった風ですね。これをまとめてやってまとめて丸付けしたら同じ間違いを繰り返すという無駄な作業になってしまいます。

そもそも、問題を解いたらすぐに丸付けをしていますか?「丸付け忘れた」というのは本来あり得ないことです。問題を解いたら、正解か気になりませんか?それが気にならないというのなら、その勉強は単なる作業として文字を書いているだけです。

そして、問題を解いたら必ずどこが間違っていたかテキストに戻って確認をする。よくあるのが、ノートに丸付けだけしてすぐに次の問題を解き始める。これでは、どう間違えて何を覚えればいいかわからない。結局同じ間違いをする。勉強は何のためにするのか、それは同じ間違いを繰り返さないようにするためです。

勉強ができるようになるコツは、たくさん間違いをしてその間違いから正しい答え・解き方を覚えて次は間違えない。その単調な作業の繰り返しにつきます。コツコツ頑張りましょう。

 


入試に出る都道府県 「鳥取県」


・鳥取県は現在、日本で最も人口の少ない都道府県である。
・日本最大級の砂丘である鳥取砂丘が有名。


・地図中Aは日本海側を代表する漁港である境港のある境港市


・地図中Bは伯耆富士とよばれる大山

鳥取県といえば、かつては日本なしの生産がさかんというのが定番知識でした。現在、鳥取県の日本なし生産は全国5位前後と地位が低下しており、出題しにくくなっています。砂丘をかんがいによって農業をしやすくして、らっきょうなどを生産しているといったことは、教科書で掲載されていますね。

面積:3,507㎢(2019年)
人口:約55万人(2019年)


スポンサーリンク