中学入試プレイバック2018 「武蔵中学」

2018年の武蔵中は、産業の発達に欠かせない銅をテーマに問題を作成してきました。今回取り上げた問題でいうと、実はリード文の中に銅の利点として「熱や電気をよく伝える性質」を触れています。リード文が長い学校ほど、リード文をきちんと読んで判断することが求められますが、この問題はその例と言えるでしょう。

電力がエネルギーの中心になったのは大正時代で、それ以前の中心は蒸気でした。社会の変化という点では蒸気ではできなくて、電気ならできることを触れたいところです。その意味では、電車の普及は誤りではありませんが、正解からは少し遠いです。電灯などの照明の場合も明治時代にガス灯は普及していましたので、あえて電灯のメリットを話すとなると少し大変そうです。

電気ということで、電気機器に触れるのが一番スムーズでしょう。20世紀前半ということで、ぎりぎり白黒テレビ・電気冷蔵庫・電気洗濯機の三種の神器も入ってきます。そこまで考えれることできれば、電化製品の普及により、家事にかかる時間が減り、女性の社会進出が進んだという記述は割と定番です。

ラジオ放送が始まったのは1925年で普通選挙法・治安維持法という大正時代を代表する法律が制定された年というのもおなじみの知識です。初期のラジオは、娯楽番組もあったものの多くの時間を割いていたのは株式や商品の相場価格だったそうです。

答 (あ)発電
(い) 電気を使ったラジオ・テレビの普及で情報が速く伝わるようになった。また、電化製品の普及で家事にかかる時間が減り、女性の社会進出が進んだ。



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