中学入試プレイバック2017 「武蔵中」

問 関東地方では千葉県市川市の東京湾沿いに、徳川氏が重要視して保護した行徳(ぎょうとく)塩田がありました。ここで取れる塩は「行徳塩」として江戸のほか、関東・東北地方にも供給されました。行徳塩田が徳川氏に保護されたのはなぜですか。(2017年武蔵中・出題形式は修正)

塩武蔵中は、記述形式で解答する問題が大半を占める、その学校専用の対策が必要な学校の1つです。武蔵に限らず、入試問題で記述の演習をするときに気を付けなければならないこととして挙げられるのが「模範解答=学校が提示した解答」ではないということです。模範解答はあくまで塾側が問題を分析して独自に出した答えにすぎません。その通り書けば必ず正解するとは限りませんし(もっとも誤った答えであることはほとんどありませんが)、逆にその通り書かれていなくても点数がもらえることは十分あり得ます。模範解答はどうしても「大人がほかの大人が見てもおかしくないようにきれいに整えた解答」になりがちで、自由記述であればあるほど子どもがその通りに書けるものではありません。

今回の問題でこちらが出した答えは、ネットで見つけることができる答えとやや別のものになりました。インターエデュの答えは「行徳塩田は、人口の多い江戸のほか、関東・東北地方の広い領域に塩を供給する製塩の拠点であったから」となっているのですが、個人的には製塩の拠点だったから保護したと答えるよりも、なぜ製塩を保護する必要があったかを答える必要があると思ったので、このような解答になりました。

ちなみに、東京湾の東側は西側に比べてやや降水量が少なく日照時間もやや長めです。塩田がこの地域にできた環境的要素はこのあたりにあると思われます。ちなみに、行徳塩田があった場所に今ある施設が東京ディズニーリゾートです。雨が少ない立地が好まれたという説もあります。

問 塩は戦に欠かせないものであり、戦争への備えとして重要視されたから。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする