中学入試プレイバック2019 「開成中学」

マニアックな東京ローカル問題をぶち込む印象の強い開成の入試ですが、今年は割とおとなしい印象をうけました。

Aの問題は、これを答えられない開成受験生はいないでしょう。問題はBです。一度、インターネットで取り上げられたことを完全にネット上から消すことは極めて難しいです。例えば、一度犯した犯罪について、犯罪によって実名で取りあげられることは当然です。
しかし、罪を償ってから長い時間がたってもインターネット上でその人の名前が公開され続けるのは、正しいことなのかという議論があります。ネット上にある自分の軽微な不利益情報を排除してもらえる権利、これが「忘れられる人権」です。
インターネット社会ならではの考え方で、文章にあるようにヨーロッパでは、グーグルに対して百万単位で検索結果の削除要請が行われています。

面白い問題ではあるのですが、小学生が「忘れられる人権」を知っているかと言われると厳しいなぁと思います。私自身は、今年は一度だけ、人権の話のなかで「知る権利」があれば「忘れられる権利」があるという話をした覚えがあります。その時はあくまで雑談でしたが、最新の時事ネタというのはそういうところに転がっているので、感度高く覚えている生徒は強いですね。

開成で一度出題された以上、来年度以降ほかの学校で出題される可能性が高まった問題でしょう。

答:A:プライバシー B:忘れられる

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