自分のミスに寛容な子どもたち

入試問題の演習をしていて、採点時によく聞こえる声がこれです。

「あー、問題読み間違えた!」

よくあるものが、「正しいものを選びなさい」か、「誤っているものを選びなさいか」を見間違える。他にも、「すべて選びなさい」か「1つ選びなさい」かの見間違いもありますし、解答欄の最後に県と書かれているのに「神奈川県 県」と書いてしまうなどもあります。

その時の生徒の様子はいつもあっけらかんとしているんですね。どうも、これが気に入らない。彼らは、スポーツや集団活動の場面で自分のミスで失敗したときに同じ態度をとれるのか。集団と個人の違いはありますが、勉強におけるミスはあっけらかんとなぜ話せるのか。
また、点数の悪かった生徒に「ミスをしなければ〇〇点取れていたから、次回からミスをしないようにしよう」という分析をしてフォローをする教師もいるのですが、これも気に入らない。スポーツだと分かりやすいですが、結局のところミスをした側が負けます。そして、ミスをするのは実力のうちです。「ミスしなければ…」というのはあくまでごまかしであって、「実力がないからミスをする」という当たり前のことをぶれずに言っていくことが大切だと思います。もちろん、意気消沈している生徒の場合は、「ミスを減らせれば点数の上がる余地がある」ということを伝えて気持ちを高めることが大切な場合もあります。

ただ、それは「ミスも実力のうち」ということを大前提の話です。入試問題に限らず演習で軽々しく「読み間違えた」ことをしゃべってほしくないですね。知らない分からないは恥ずかしいことではないですが、本来できた問題をミスで間違えるのは恥ずかしいことという認識を受験生は持たなくてはなりません。

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