予習シリーズ社会解説 「5年上第6回 これまでの工業・これからの工業」

3回続いた工業シリーズの最終回になります。日本の工業の現在、公害、伝統工業とややごった煮のような単元です。

予習シリーズでは電子部品を作る工場の分布の地図が掲載されています。ここまでで、自動車、製鉄所、石油化学コンビナート、セメント、製紙パルプの各工場が分布している場所を示した地図がでてきました。電子工業の工場の分布の特徴は「特徴がないこと」です。全国に割とまんべんなく散らばっていて、臨海部にも内陸部にあります。特徴がないことが特徴と言えるでしょう。
もちろん、実際には輸送に便利な高速道路のインターチェンジや空港の近くに電子工業の工場があるという特徴はあるのですが日本全図ではわかりませんからね。ちなみに、電子工業の工場がある場所とその理由は記述で出題されます。

大工場と中小工場を比較したグラフは定番グラフの1つです。1パーセントしかない大工場が生産額全体の半分を占めているのが、ポイントでしょう。あと、中小工場は300人未満という人数も注意が必要です。
予習シリーズには載っていませんが、個人的には中小工場の自主廃業が入試で出題される気がしています。事業としては成立しているものの、後継者がいないため中小工場が廃業している問題です。黒板を使っている塾が愛用していた羽衣チョークが廃業したのもこの問題が一因です(もちろん、チョーク市場の問題もあるのですが)。この記事を書くために羽衣チョークでなんとなく検索したらアマゾンですごい値段がついていてびっくりしました。

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ちなみに羽衣チョークのブランドは韓国の愛好家が引き継ぎ、新たに生産されています。

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 話がそれました。次の話に行きます。

四大公害病は過去の話ですが、環境問題が重要視される現代でも出題されるテーマです。公害病の名前、場所(川がある場合は川の名前も)、原因物質を抑えておきましょう。
高速道路 公害で多いものは大気汚染・騒音です。いつもここでは、「大気汚染と騒音が発生する工場以外の場所を答えよ」という質問をします。正解は「道路」です。だから、街中を走る高速道路の横の壁が高くなっていて騒音が外に出ないようにしている話をすると生徒は納得します。

伝統工業を教えるときに問題になるのが「どこまで教えるか」です。日本には経済産業省から伝統的工芸品として認められているものが200以上あります。予習シリーズ第6回に掲載されている分だけでも30近くあります。一回の授業で説明する量ではありません。
ここで、最低限覚えておきたいのは伝統工芸品のジャンルごとに特に有名なものです。具体的には
①漆器…輪島塗(石川県)
②陶磁器…有田焼(佐賀県)、清水焼(京都府)
③織物…西陣織(京都県)
④和紙…土佐和紙(高知県)
⑤その他…南部鉄器(岩手県)
このあたりです。最低限ここまでは、この単元のうちに覚えてしまいたいですね。

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