予習シリーズ社会解説 「5年上第8回 結びつく人と物と情報」

入試問題のリード文で登場する子どもたちは結構な確率で旅をしています。その学校の修学旅行の行程を説明する場合もありますし、実家の祖父母に会いに行く場合もあります。そういったリード文をつかうことで日本各地の地理の問題を出題していくわけです。その時、移動に使うのが公共交通機関です。そうすると、交通に関する出題も一緒にされます。
もちろん、交通に関するテーマの問題も多く出題され、結果として交通は入試における一大テーマです。

最初に貨物輸送・旅客輸送の自動車・鉄道・船・航空機の輸送量を比較したグラフが登場してます。このグラフで子どもたちに「普段一番乗るのはどれ?」と聞きます。答えの8割が自動車、2割が鉄道です。グラフを見ると旅客輸送の6割が自動車、3割が鉄道です。まず、この常識感覚が正しくグラフに反映させていることを伝えています。各輸送方法の長所短所をまとめることも大切ですね。

利点 欠点
自動車 目的地に直接運べる 二酸化炭素の排出が多い
鉄道 予定通りの時刻に運べる 積み替えの手間が大きい
大量輸送ができる 時間がかかる
航空機 長距離を短時間で輸送できる 二酸化炭素の排出、運賃が高い

交通で最大のテーマは新幹線です。新幹線はその名前、そのルート(どの都道府県を通っているか)、新幹線が通っていない都道府県、経済への影響と出題形式は様々です。もちろん、この話を一回でするのは無理です。とりあえず、新幹線の名前を覚えるところからスタートです。上位生は駅名までいきたいですね。
新幹線の名前でまず覚えるべきは東海道新幹線です。1964年に開業した日本最初の新幹線は歴史でも登場する知識です。注意すべきは、上越新幹線です。高速道路の関越自動車道もあてはまるのですが、少しだけ覚えにくいんですね。東北を通っているから東北新幹線、九州を通っているから九州新幹線といけないんです。だから、授業では上越新幹線は確実に触れます。

環境問題が重要視される現代ではモーダルシフトも重要内容です。モーダルシフトとは自動車輸送に鉄道・船の輸送を組み合わせることで二酸化炭素の排出を抑える仕組みです。ここは、記述問題で解答できるようにしておきたいです。

この単元のもう一つのテーマである通信は教材を作成する側にとって難しい単元です。なぜなら、技術が日進月歩過ぎてテキストに掲載した内容がすぐに古くなるからです。昔、教材作成にかかわったときに当時新しかった「ワンセグ」を教材に入れようとした人がいて、どうせすぐ古くなるからやめておこうと止めた経験があります。
情報社会とよばれる現代で通信は重要なテーマであり、入試も出題されますが覚えることはそれほど多くありません。ここでは、ある程度テキストに載っていないことに話を広げます。予習シリーズでは郵便・新聞→ラジオ→テレビ→インターネットと技術の進化について説明されています。新聞やラジオの技術は本質的には100年前のものです。ですが、今でも利用されています。ここで子どもたちに聞くのは新聞やラジオの長所です。まとめるとこうなります。

通信方法 特性
新聞 保存がしやすく、繰り返し見ることが簡単。
ラジオ 音声だけで情報を認識できる。受信が簡単で災害時活躍する。
テレビ 情報を映像でみることができる。
インターネット 簡単に情報を発信できる。リアルタイム性が高い

電子マネーや緊急地震速報といった内容は子どもたちが当たり前に触れたことのある内容です。ですから、大上段に構えるのではなく、情報社会は日常にあるよねといった感じで、情報の利用における課題も含めて話していくようにしています。

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