予習シリーズ社会解説 「4年上第13回 雪の多い地方のくらし」

平成23年 125名
平成24年 138名
平成25年     92名
平成26年 108名
平成27年   49名

この人数は内閣府が発行している「防災白書」に記載されている雪害による死者・行方不明者の数です。予習シリーズでは雪から家を守る工夫について、多くの記載がされています。しかし、中学受験の中心地は、それほど雪が降らない地域が多く雪の害というもののイメージがわきません。年間を通して風水害(台風や洪水)と同程度の人的被害がでていることを数値で示すことで生徒にその対策の重要性を伝えるようにいつも工夫しています。

新潟県の越後平野と、そこを流れる日本で一番長い川である信濃川は社会科の基礎知識です。今回は触れられませんが、コシヒカリなど日本を代表する稲作地帯であることは触れておきます。

そもそも、子どもたちにとって一番雪が降る地域のイメージは北海道です。理由は簡単で一番寒いのは北海道だからです。そのため、新潟県が一番降雪量が多いというだけで純粋に子どもたちは驚きます。越後平野の降水量が多い理由を説明するときに、前回登場した高知平野の図を参照すると理解しやすいです。日本海対馬海流・北西の季節風といったあたりは定番のキーワードですね。

雪から家を守る工夫については、予習シリーズに使われている写真・図をフル活用します。板書中心に話をするのではなく写真をみて、どのような対策があり効果があるのかを知ることが重要です。多くの写真資料が掲載されている予習シリーズの面目躍如です。入試でも、縦向きになっている信号や急な屋根の家の写真を使って、どの地域の写真でどんな対策のため(この場合、雪害)の工夫がされているかを記述させる問題が登場します。

ところで、予習シリーズでは最初に雪国の信号は縦になっていることが多いことが掲載されています。最近の信号はLEDに変わりつつありますが、LEDは熱を発しないために冬に雪が信号を覆ってしまい見えなくなるという問題が起きています。ここで、授業をするときに気を付けなければならないなと思っているのは、子どもたちにとって電球が珍しくLEDが普通になりつつあるのではないかということです。LEDの説明よりも昔は熱を出す電球というものが使われていたという説明が必要ではないかという時代の変化はおそろしいですね。

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