社会科で間違えやすい漢字大全~地理編~

受験が近づくと社会科でも入試問題などの実戦演習の場が増えます。社会は、算数・数学ほど解説することが多いわけではありません。私が実戦演習の場で一番目を光らせるのは、漢字間違いのチェックです。答えは合っているのに、漢字間違いのために不正解になるのはもったいないことです。そして、何より子どもたちは自分の書いた漢字が間違えていることに気が付きません。誤った漢字にあっさりと丸を付けます。それを察知して、間違えやすい漢字の採点時に念押しをしたり、机間巡視であらかじめチェックをしたりします。
今回はそんな漢字間違いの中でも特に発生しやすく、大人でも間違えやすい漢字を紹介します。なお、赤字で書かれている部分が間違えやすい部分、下に波線が入っている漢字は漢字そのものが難しい字です。まずは、地理編です。

1.都道府県・県庁所在地編

まずは、都道府県と県庁所在地からです。見ての通り、多いです。そもそも漢字間違いがおきやすいのは地名・人名といった固有名詞です。特殊な読みや漢字が多く、漢字そのものに意味があるわけではないので、意味で覚えることができないからです。

札幌に限らず北海道の地名はアイヌ語源のものが多いため、当て字のような漢字が多いです。特殊な読み方をする字は「札ぽろ」のように、ひらがな交じりにすると不正解になります。

埼玉は長崎、宮崎とごっちゃになるパターンです。読みが違うんですけどね。栃木、茨城は隣同士で最後が「き」のため交じりやすいです。関西だと茨木市があるため、間違える確率が上がりますね。栃の字の5画目は左はらいです。よく左から右にまっすぐに書いて間違える生徒がいます。

新潟は社会科の中でも屈指の間違いが多い漢字です。テレビを見ていて大人もよく間違えて書いています。最後は点4つなのですが、左はらい2本が続出します。

近畿の「畿」の字のように最後に点がつく字で点をつけ忘れる場合がとても多いです。逆に「専」のように点をつけない字につけてしまう場合も多いです。

鳥取、高知は難しい字ではないのですが、ふっと間違えます。熊本は地味に間違いが多発します。読みも意味も違うのですが、結構謎です。那覇は純粋に難しい字です。大人でも書けない人が多いです。

2.地形・気候編

環太平洋造山帯の「環」は歴史で大政奉還を学習すると、間違いが増加する漢字です。対馬の間違いは習い始めで多いですね。「つしま」という読みが原因です。太平洋と大西洋のミスはおなじみです。

3.産業編

栽培の「栽」を「裁」とするミスは受験学年になって裁判所を学習すると急増します。夏休みに地理を復習するときに確実に間違えて書いている生徒がいます。

鉄鉱石と鉄鋼業の混同は同じタイミングで学習する用語なのが、厄介なところです。貿易摩擦は、最初はひらがなで学習することも多い字です。「輸」と「輪」の混同はとても多いです。輪作で輸作と書くミスもあります。

4.地域別地理編

地域別地理は上にも書いたように地名特有の難しさがあります。蝦夷地や嬬恋村は初見ではまず書けません。石狩川の「狩」をてへんで書く生徒も多いですね。阿武隈川の「隈」は普段書かない字だけに難しく一画多くしてしまうことが多いですね。

信濃川のミスは上位生ではほぼ発生しません。信野川と書いていたら、危険です。諏訪湖、琵琶湖は漢字が難しい上に似た字なので、琶琵湖と逆に書いてしまう場合があります。

宍道湖は明らかに「穴」の方が見慣れている時だけに上位生でもミスをします。しまなみ海道も「街道」の方が日常的に使う時だけに間違えます。筑後川や琉球も同じパターンですね。

勉強の時や、ご家庭でお子さんの漢字をチェックする際にぜひご参考ください。次回は歴史編です。漢字間違いがもっと増えます。 蝦夷地や嬬恋村は初見では書けないです。阿武隈の「隈」は描く頻度が低いだけにミスをします。一画多く書いてしまうのがチェックすべきポイントです。

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