字が汚くて、学力の高い女子はいない

長く進学塾講師をしていると当たり前ですが数多くの生徒を見てきました。数多くの生徒を見てきたということは、数多くの生徒の答案を見てきたという意味でもあります。今回は「字のきれいと学力の関係」について書きたいと思います。

「字のきれいと学力の関係」について私の経験から言えることは

「字が汚くて学力の高い男子は山ほどいるが、字が汚くて学力が高い女子はいない」

ということです。保護者(主に母親)がいつも心配するほど字が汚いけど、テストでは点数を取る男子は毎年必ずいるんですよね。むしろ、男子であまりにきれいな字を書く生徒は学力的には意外と苦労をしていることも多いです。ですが、不思議なことに女子は違います。字が汚くて学力の高い女子は見たことがないです。学力の高い女子は皆不思議ときちんとした字を書きます。

学力のある男子で「読めればいいじゃん」と思う生徒は多くいるが、女子ではそれが少ないということなのでしょう。男子に比べて女子のほうが周りや自分自身が自分をどう見ているのかを意識からではないかと思っています。

また、字はとてもきれいなのに学力はそれほどでもないという女子もたくさん見てきました。字がきれいだけど学力はそれほどでもない女子に共通することは、ずばり書くのが遅いということです。

鉛筆
実は、字がきれいであることと学力はそれほど高い関係にはないのです。字をきれいに書けるかというのは、あくまでそれそのものの技術にすぎません。テストで点数を取るということにおいて重要のはむしろ字を速く書けるかです。字を速く書けるということは問題への集中力が高く、素早く思考しアウトプットを行っている証拠です。また、次の作業へ進むのが速い結果限られた時間で多くの作業・思考ができます。学力が高く字が汚い生徒は、頭の回転速度に字の書く速度が追い付いていないのではないかと思っています。思考を一生懸命した結果字が汚くなってしまうのであり、字をきれいに書くことをあまりに求めてはその生徒の長所を失うことになりがちです。男女に共通することですが、字が多少汚くてもどんどん答案やノートを書いていった結果、そうなっているのならそれほど心配することはないと思います。

私は生徒指導をするとき、漢字のきれいさはそれほど求めていません。例外は数字です。計算の途中式の数字を雑に書くことは、読み間違いを誘発し計算ミスに直結します。数字の見間違いで間違えてそれまでの苦労が水の泡になってはもったいないので、そこはいつも厳しく指摘しますね。それに気をつけなければならない文字の数も、文字通り数少ないですしね。



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