テスト全体の難易度を確認する手法

採点する教師テストや模試にはテストの種類ごとに、どれくらいの平均点になるように問題をつくるかということが決められています。テストは塾にとって重要な商品ですから、これがあまりに食い違うのは良いことではありません。

私は模試を作成する場合全ての問題を作成した後に自分なりの予想平均点を確認しています。方法はそれほど複雑ではありません。問題ごとに大体何割ぐらいの正解率になるか予想をして、その合計値を足すだけです。例をお見せします。設定は問題が10問、配点は全て1点とします。問題はありませんので、数値は適当に打ち込んでみました。

問1 4
問2 9
問3 8
問4 3
問5 5
問6 6
問7 9
問8 2
問9 4
問10 5
合計 55÷10問=5.5点という予測結果になります。

普段社会の授業を担当している教師なら、これだけでおおよそ平均点はこれに近い数字になります。ちなみに、大体の場合実際の平均点はこれより少し低くなる場合が多いです。こちらが思ってるよりも生徒は大体できません。

こう書くと、「予想と実際の結果にずれが起きるのではないか」と考える方が多いでしょう。実のところ、1問単位では、ずれは発生します。ただ、トータルでそれほどはずれません。想定よりもできる問題もあれば、できない問題もあるので帳尻はあいます。

問題を作成するときに、おおよその正答率を想定しながら最後にチェックをするという単純な手法で、そこそこ難易度の調整はできますね。

そして、問題の難易度をどのように考えるかというと自分が担当している生徒がどれくらいの割合で正解できるか想像するのが一番です。普段の生徒の出来をきちんと見て、授業ができる教師なら、この作業はできます。逆にいうと、それができない人はテストを作っちゃいけないんですが、現実は結構作っているんですよね…。



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