中学受験において1月に学校を休むべきか?

ちょっと気になる記事があったので紹介したいと思います。

1月に学校を休む中学受験生は「落ちる」

2月はじめにピークをむかえる中学受験。入試直前の1月には、小学校を休ませて、受験勉強に専念させようとする親もいる。そうした「需要」を嗅ぎ取り、1月平日の午前中に有料講座を設ける塾もあるという。だが、「1月に学校を休んだ子ほど、結果的に不合格になっている」と中学受験専門塾を経営する矢野耕平氏は語る。なぜなのだろうか――。

http://president.jp/articles/-/24127

塾の先生違ったら申し訳ないのですが、上の記事を書いた人が一番言いたいのは、「1月の午前中に有料授業を組んで保護者の不安をあおって金儲けをする同業他社がけしからん」だと思うんですよ。同業者としてその通りだと思います。1月に学校を休んでまで、受験勉強するのはやはり邪道です。
有料の補習をするということは、その塾では教室ごとにノルマが設定されていると思うんですよね。ノルマに届いていない校舎では、保護者に学校を休ませて補習を受けさせるように説得するとか起きていそうで悪夢以外の何物でもないです。同業者として憤りを感じます。

でも、「1月に学校を休む生徒は落ちる」というタイトルはいただけないです。これはこれで、学校に行くべきか休むべきか悩んでいる保護者に不安だけを与えるタイトルです。不安をあおるという点において、この文章の筆者と午前中に有料補習をする塾は変わらないと思います。

学校を休んで受験勉強をした生徒は「つい油断して、危機感が薄れていく。その結果、学習時間を確保したつもりでも、その実は学習に集中できないケースが多い」と記事には書かれています。いかにも正しいように思えます。
でも、その理屈なら進学塾が行っている「冬期講習」というものもおかしいことになります。冬期講習では朝から夕方まで授業です。毎日、算国理社の授業がそれぞれ80~100分あったりしますよね。冬休みにそれだけみっちり勉強をさせておいて、1月の午前に学校を休んで勉強したら油断するという理屈は通らないです。

個人的には、1月でも学校に行くべきだとは思っています。学校に行ったほうが生活サイクルが崩れないですし、外の空気を吸うことは気分転換になると思います。でも、直前に受験勉強に専念をしたいという生徒本人を止めてまで行かせるものではないと思います。
1月に学校に行くか行かないか、これは受験生が決めるべきです。本人が、学校に行きたいなら行かせるべきです(インフルエンザ流行時は除きます)。家で勉強したいなら、そうさせてあげましょう。子どもたちはそれを選ぶ資格があるだけの勉強をしてきたはずです。



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