小4で漢字を都道府県を書く

47都道府県の名称と位置を理解することとは、我が国が47都道府県で構成されていることや、各都道府県の名称や日本の地図上の位置などを基に、47都道府県の名称と位置について理解することである。その際、都道府県の名称に用いる漢字については、国語科において、第4学年までに指導することとなっている。このため、指導する時期について国語科との連携を図るとともに、漢字の表記に慣れるように配慮する。(小学校学習指導要領解説社会編 平成29年6月文部科学省)

小学4年生の息子の学級懇親会から戻ってきた妻が「今年から都道府県を漢字で覚えるようにするらしい」と言っていました。上にある次期学習指導要領の実施は2020年からですが、学習指導要領には移行措置というものがあります。移行措置とは新しい要領に移るときにスムーズに移行ができるように指導内容に特例を設けたり、特に教科書の対応が必要としないすぐできることを早いうちから行っていくことを指します。

今回の改定では、都道府県に使われている漢字が全て小学4年生までに学習するようになりました。小4社会のメインである都道府県の学習で習っていない漢字がたくさん出ていた現状を改善するためです。

学習指導要領の文面を見る限り、小4段階では「漢字の表記に慣れる」=「漢字で読めるようにする」ということだと思います。実施段階では小4で漢字で習うのだから、漢字で書けるようにするというのは当然だと思います。ですが、これはなかなか大変です。中学受験クラスを指導している私でも塾で小4段階では漢字指定にこだわっていません。それぐらい都道府県を全部漢字で書くのは難しいです。もともと、地名というのは特殊な字や特殊な読みが多いですからね。

ちょっと、都道府県名で漢字で書くのが難しい字をまとめてみます。

宮城・茨城・栃木→城はもともと6年生で学習する漢字です。また茨・栃はこれまでは小学生の範囲外でした。「茨木」と間違える生徒も多いです。
埼玉→埼が小学生の範囲外でした。崎玉とよく書き間違えます。
新潟→潟がとにかく書けないです。そもそも大人でも普通に間違えます。
山梨・岐阜→梨はこれまで小学生の範囲外でした。普段見かける漢字ではない分書くのに苦労します。
滋賀→これも、両方小学生の範囲外でした。
鳥取→別に難しい字ではないですが、なぜか「取鳥」と書く生徒がいます。
愛媛→媛が小学生の範囲外でした。普段見かけない字ですね。
熊本→熊が小学生の範囲外でした。「態本」や「能本」とよく書きます。
沖縄→実は沖も縄も小学生の範囲外の漢字でした。
鹿児島→鹿が小学生の範囲外でした。

とこれだけあります。特に、新潟・愛媛は厄介です。正直なところ、塾でやっていたことを学校でやってくれるのは助かるといえば助かるのですが、学校は大変だと思います。

今回お伝えしたいのは、「都道府県名とその場所を覚える」作業と「都道府県名を漢字で覚える」作業を切り離すべきということです。つまり、まず地図を見て口頭でいいので都道府県を言えるようにしたうえで、別に純粋な漢字テストとして都道府県を漢字で書けるようにするべきです。この2つを一緒に最初からやろうとするとパンクする子どもたちが続出します。まず、場所と名前を一致することに専念しましょう。

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