塾講師の力量を公平に測るのは難しい問題

子どもたちがテストの結果で評価されるように、塾の講師も子どもたちのテストの結果に応じた評価をされます。今回は、その評価をするのは割と難しい話です。

まず、担当しているクラスの成績が高い=優れた講師とは限らないからです。もともとの学力が高いクラスであれば、ある程度の偏差値をとれるものです。ですので、単純にクラスごとの偏差値だけで講師の教務評価はできません。

結果として、期間内に担当クラスの成績をどれだけ上昇させたかを評価基準する場合が多いです。これにはこれでネックがあって、もともと学力の高いクラスは成績向上の余地がもはやないことが大半です。つまり、偏差値40のクラスを50にすることと、偏差値60のクラスを70にするのは同じプラス10でも難易度は全く違います。クラス偏差値70は事実上発生しません。ちなみに、猛者ともなると調査機関最初のテストではそれほど点を取らせに行かず、後のテストで点が取れるように指導をする、というかできる講師もいます。

そもそも、クラスごとの平均偏差値の場合、年度の途中で学力的に劣る新入室の生徒が入ってくると、当然クラス偏差値は低下します。逆に、クラスに賢い生徒が入塾した場合それだけでクラス偏差値が上がる場合もあります。これを防ぐために、調査期間の初めから入塾している生徒の成績だけを抽出する場合もありますが、これはこれで入室してすぐ成績アップにつなげた場合、一番評価されるべきにもかかわらず集計されない問題が発生します。

塾で生徒の成績を講師の評価に活用する場合は担当のクラスの成績上昇度と、そもそも生徒が持っている偏差値の2つをもとに評価します。成績上昇度と絶対値の配分というのが難しく、この成績上昇の評価を聞いて「あっ、そうだったんだ」というのが大半です。

ただ、誤解してほしくのはないのが、今まで見てきたデータを改めて振り返ると、高い教務力を持っている講師は、安定してランキング上位にいます。正確な判定は難しいけど、講師の力量を判断する基準とはなっているということです。



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