簡単にするということ

塾の先生物事を説明するにあたって難しい言葉をできるだけ使わないというのは基本の一つです。しかし、同じような言葉でも意味には違いがあり、それを使い分けることで表現は豊かになります。
「簡単」という言葉を見てみましょう。
簡単:行うのに手間がかからないさま。たやすい。容易
(以下全て『明鏡国語辞典』より)
とあります。
容易:物事が手間もなく行えるさま。簡単だ。楽だ。たやすい。易しい。
とほぼ同じ意味ですが、「楽」という意味があるのが、簡単と容易の違いです。
:たやすいこと。簡単なこと。
「楽」は体や精神に負担がかからないで安らかであるという意味がもともとあります。
平易:説明などがたやすく理解できるさま。易しい。
手軽:簡単で手数がかからないさま。
同じ簡単でも「手軽な問題」というのは、簡単というよりも解くのに時間がかからない意味合いで使いますね。

これが難しくないだと少し変わるんですよね。簡単の対義語は難しいなので、難しくない=簡単かというと完全にイコールとはいえないですよね。「難しくない問題」という言葉には難しそうに見えるけどそうではないことをアピールしたい様子が強く反映されます。
言葉は難しいです。
(「しゃかいかっ!」2015年11月6日より)



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