入試は採点競技

「ウルトラC」という言葉がありました。

ウルトラCとは1964年に開催された東京オリンピックで生まれた言葉で、本来は体操の日本男子チームが生み出した難易度C以上の技のことをいう(2009年現在、A~Gまでの難度が設定されており、体操でウルトラCという表現は使わない)。これが流行語となり、大逆転技、奇策、さらに物凄いといった意味で用いられる。(日本語俗語辞典

私が子どもの頃は、まだ使っていたように思いますが、体操競技の最高難度がHとかIになった現代では死語です。かつてのC難度は今や、ジュニアでも当たり前に繰り出される技です。

でも、C難度って改めて見るとこんなのです。
後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり下り
いわゆるムーンサルト、ツカハラCです。いや、できないですよね。体操をやっていない人間にとっては、C難度でも(当たり前ですが)人間業じゃないです。かつては、新技だったものが、当たり前になっていく様に人間の進歩を感じます。

前振りが長くなりましたが、受験もそういったところがありますね。10年・20年前の問題を見ると「あれ、この学校こんなに簡単だっけ?」と思うことがままあります。上位校では、昨年出題された問題は塾で対策をされることを前提に問題を作成します。塾は、それを踏まえて準備をします。そのため、難度が年々上がっているんですね。単純に覚えることが増えてだけではありません。思考力であったり、資料の読み取りであったり、複数の知識を問う問題であったりと手を変え品を変え受験生に「見たことのない問題」が繰り出されます。

結果として、中堅以下の学校と上位校の問題レベルの差は昔と比べて広がっています。受験の高難易度化に対応している学校は一部で、中位以下の子供にとっては、基本問題でも難しいことに変わりはないです。

最難関を目指す受験生はアスリートであるという認識をぜひ持っていただきたく思います。

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