予習シリーズ社会解説 「4年上第8回 地図の見方(2)」

今回は等高線と縮尺が登場します。前回地図記号がたくさん出てきて覚えることが多かったですが、今回は覚えることは少ないです。

等高線の平面図から断面図を作成する問題が時折入試に出題されます。国土地理院のキッズ向けサイトに作図の方法が掲載されている(http://www.gsi.go.jp/KIDS/KIDS07.html)ので紹介しておきます。

この問題の最大のネックは子どもたちが言われたとおりに作図ができないということです。やり方自体は複雑なものではないのですが、まず等高線から垂直な線が引けないですね。それから、平面図から断面図に高さをそろえるときは補助線を点線や薄く引くべきなのですが、それができない。結構丁寧に見てあげないと、こちらが意図した図は完成しません。クラスの人数が多くない場合は一人一人様子を見てあげられますが、20~30人ともなると難しくなります。保護者の方が見てあげることが必要になってくるかもしれません。この作図が入試で必須というわけではありませんが、他の科目も含めて図をきちんと書けるかどうかというのは大切なことです。

次に縮尺の話です。縮尺の指導で気を付けないといけないことは、子どもたちは割合を習っておらず、分数もあやふやな場合が多いということです。つまり、「この地図の縮尺は25000分の1」といって、それが実際の長さを25000分の1に縮めたものであると通じるわけではないということです。予習シリーズでも「250mつまり、25000cmの長さを1cmに縮めています」と25000分の1の地図の1cmは250mという直接的な表現をしています。

縮尺でもう1つ注意するところは、単位の換算です。
地図上の長さ×縮尺の分母=実際の長さ
というのは縮尺の問題の基本公式ですが、ここで出てくる単位はcmです。答えではmもしくはkmで答える必要があります。この単位換算が意外とできない。指導する側としては一瞬算数の先生になったつもりで説明する必要があるところです。
算数の問題で出題されれば簡単なことが、社会で出題されると意外とできないというのはよくあることです。科目が違ってもやることは同じという切り替えは子どもたちにとって簡単ではないということです。

前回登場した地形図です。地形図の読み取りのポイントの1つが等高線に書かれている数字を見つけることです。たとえば、中央上に119という数字があります。これで、この地図の大体の高さは100mぐらいということが判別できます。右やや下に86という数字があるので、左より右のほうが土地が低いということです。子どもたちは地形図を見たときに何を見たらいいか分かりません。ですので、何を見つければいいかということを指導していくことが重要です。