予習シリーズ社会解説 「5年上第9回 日本のすがた」

「日本は狭い国か広い国か?」

この質問をすると、大抵の子どもは「狭い国」といいます。世界には190あまりの国がありますが、日本の面積は61位です。日本は全体でいえば、広い国ということになります。そういうと、子どもたちはちょっとびっくりするので、こういった国土に関する単元の導入としては最適ですね。

さらにいうと、日本は周囲200カイリの排他的経済水域がとても広いです。国土の約11倍あり、世界でも上位です(予習シリーズでは6位とありますが、排他的経済水域は取り方によって順位が前後するようで、順位が出ることはありません)。

経線・緯線について注意すべきポイントは日本標準時子午線です。日本の標準時子午線は東経135度で兵庫県明石市を通るというのは基本知識です。注意ポイントは「東経」を忘れないことです。「日本の標準時子午線は経度何度か答えなさい」という問題を出題すると必ず「135度」とだけ書いて不正解になる生徒がいます。きちんと「東経135度」と書くように指導しています(それでも書き忘れは発生するのですが…)。
時差はできるだけ簡単に説明するようにしています。難しくやりすぎるとドツボになりがちです。地球は一周360度で24時間で分けると15度で1時間になります。日本は(本初子午線の通る)イギリスより9時間早いぐらいわかっておけば十分でしょう。
ちなみに、アメリカは標準時が4つ、ロシアは11あるというと、けっこういい反応をしてくれます。

日本の面積…約38万㎢
日本の人口…約1億2700万人

この2つはそのものが入試に出題されるわけではありませんが、ほかの国と日本を比較するうえで基本データとなるので必ず覚える必要があります。人口密度は12700万÷38万=約340人/㎢と計算で出すことができます。世界の人口・面積は1,2位がわかるようにしておきましょう。それぞれ1位は結構子どもたちでも知っていますが、人口2位インド、面積2位カナダは知らないです。

領土問題は(政治的に)難しい問題なのであまり深く立ち入らないようにしています。受験的には問題が起きている場所と対立をしている国が言えるようにしておけば大丈夫です。

過疎過密は対になっているものなので、セットで教えるようにしています。4年生のときに学習しているヒートアイランド現象について、再度説明しておいたほうがいいですね。

少子化と高齢化については、5年生段階では現象だけ理解しておけば十分です。背景については、生徒に聞かれれば少し答えるぐらいのスタンスで授業をしています。ところで、

高齢化社会…高齢者の割合が7%以上
高齢社会…高齢者の割合が14%以上
超高齢社会…高齢社会の割合が21%以上

という分類があるのですが、28%以上の呼び名は今のところありません。近い将来、日本の高齢者の割合は28%を超えます。どう呼ぶようになるんでしょうね。…スーパー高齢社会?