中学入試プレイバック2019 「南山中学女子部」

南山中学女子部は、愛知県にある学校でキリスト教系の女子中学です。例年、入試が1月下旬にあるため、キリスト教系女子中の傾向を予想するのに毎年活用しています。

断言します。このテーマは今年の首都圏の入試で何かしら出ます。もちろん、どのような形で出題されるか、どこで出題されるかは予測できません。ただ、出ますね。たとえば、

「なぜ、プラスチックの分別には費用と時間がかかるか」
「なぜ、国内で排出される中国のプラスチックが急増したか」
「5mm以下のプラスチックごみを何というか」
「プラスチックの原料はなにか(答え:ナフサ)」

といった問題が考えられるでしょうか。これまで、プラスチックは形成が簡単で腐食にしにくいため、さまざまな用途で使われてきました。この「腐食しにくい」ということが今問題になっています。
もともと、このマイクロプラスチックの問題はここ数年(特に2018年)クローズアップされるようになり、NHK「クローズアップ現代+」でも特集されました(おそらく、リンク先の記事はこの入試問題の元ネタの1つと思われます)。環境問題は、もともと入試で再頻出のテーマであり、マイクロプラスチックの問題は環境問題の中で新しいテーマと言えます。今年だけではなく、今後も登場するのは間違いありません。

ところで、この手の新傾向の問題が出題されたときに受験生はどう対応すればいいのでしょうか。答えは「出題者の意図」「常識」を考えることです。
テキストに載っていないような新しい知識を使った問題を、受験生が知っている前提で問題をつくることはあまりありません(なんとなく聞いたことがあるというのを期待しているとは思いますが)。出題者がなぜこのような問題を出題するかというと「こういうことを知っておいて欲しい」という受験生への思いがあるからです。そこで、問われるのは「常識」です。この問題の場合、「プラスチックが小さくなっても体内に入ったら害があるだろう」という普通の判断をすることが求められます。

あと、正誤問題では知らないことを不用意に「この文は誤りである」と判断しないことです。新しい傾向の問題では特に微妙に間違っている文は出ないです。

さらにいうと、「マイクロプラスチックは1mm以下」といったいやらしいひっかけ問題はあり得ません。そういうひっかけを出す学校は質が低いと断言できます。

答:問1 ア  問2 イ

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