中学入試プレイバック2019 「海城中学」

この問題を見て、「社会科は暗記科目」と言えるものなら言ってみろ!と言わんばかりの問題です。

まず、知識の確認から。民泊は「一般個人の部屋を有償で他の人に貸し出すサービス」を指します。訪日外国人の急増により、宿泊施設が不足しているという現状があり、2020年東京オリンピックではさらに多くの外国人が来日するため宿泊施設の確保が問題になっています。かといって、ホテル・旅館をつくりすぎるとオリンピック終了後に供給過剰になりかねません。
技術的にはインターネットの普及で空き部屋がある人と宿泊施設を探している人をマッチングすることが簡単になりました。こうして、急速に普及しているのが民泊です。

ただし、民泊にも問題があります。本来宿泊施設でない場所に人を止めることによる安全上の問題や、騒音といった周囲への環境問題の解消が今後の課題です。その辺りの内容をまとめていけば、この問題の答えは出てきます。
しかし、この問題では「資料を参考にしながら」説明しなさいとあります。そこで注目したいのは、資料1です。ここで書かれているのは、ホテルといった宿泊施設はどこにでも建てられるものではないことと、その理由が触れられています。答えをつくるうえでは、その部分にも注目したうえで答えをつくることが求められる、資料を分析する力と知識の両方が求められる問題と言えるでしょう。

答:周囲の住民に告知をすることで民泊の営業への理解をしてもらうことと、行政による民泊の運営状況をチェックすることで、住宅街に宿泊施設ができることでおきる可能性のある生活環境の悪化が防ごうとしている。

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