江戸時代を代表する儒学者の1人が新井白石です。新井白石の行った政治は正徳の治とよばれます。徳川綱吉のころ引き下げられた金貨銀貨に含まれる金銀の割合をもとに戻しました。
貨幣の質をもとに戻すというと響きはよいのですが、白石のこの政策は当時の経済状況を踏まえた政策ではなく、結果としてデフレを招いた失政だったという評価もあります。かつては、綱吉と対になる存在として入試にもよく出題された人物ですが、江戸時代の歴史の再評価とともに出題頻度はやや低下しています。
読み:あらいはくせき
時代:江戸時代中期(18世紀初期)
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