1858年アメリカのハリスとの間で日米修好通商条約を結んだ大老が井伊直弼です。朝廷の許可を得ず条約を結んだ幕府に対して批判が強まりました。井伊直弼は反対派を一斉に処罰しました。これを安政の大獄といいます。
安政の大獄で処罰された人物に松下村塾を開いたことで知られる吉田松陰(長州藩)がいます。弾圧により反発を買った井伊直弼は水戸藩の浪士らに暗殺されました。これを桜田門外の変といいます。
大老は江戸幕府における臨時の最高職で、社会科において大老=井伊直弼といっていいでしょう。井伊直弼は漢字間違いが発生しやすい人物なので、気を付けて覚えましょう。
日米修好通商条約は入試において最重要テーマの1つで、条約の内容・その後への影響を理解しておく必要があります。
読み:いいなおすけ
時代:江戸時代末期(19世紀中ごろ)
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