入試に出る歴史史料 「貧窮問答歌」

父母は枕のほうに、妻子たちは足のほうに、私を囲むように嘆き悲しんでいる。かまどにはクモの巣がはっている。…それでもむちを持って税を催促する里長の声が寝床まで聞こえてくる。
世の中は辛いことばかりだと思うが、鳥ではないので、飛び立って逃げることもできない。


奈良時代初期の貧しい農民の暮らしを、当時の貴族だった山上憶良がうたった歌が貧窮問答歌です。出題される内容は作者名、作品名、そして時代です。史料を見て奈良時代とわかるようにしておきたいです。この内容から班田収授法や租・庸・調といったこの時代の税制の問題に持っていくことも多いです。

小中学校のテキストに載っている歴史史料の中では圧倒的に物悲しい史料ですよね。授業で情感たっぷりに音読するとウケます。後、現在の元号「令和」の典拠は万葉集で、該当する詩が歌われた集まりに山上憶良もいたとされます。そういう関連でも登場しそうな史料です。

読み:ひんきゅうもんどうか

スポンサーリンク





シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする