「 2017年10月 」一覧

入試に出る歴史上の人物 「西郷隆盛」

基本
西郷隆盛幕末、薩摩藩の中心として倒幕を目指した人物の1人が西郷隆盛です。戊辰戦争では幕臣であった勝海舟との会談で江戸城の無血開城を行いました。
明治政府の中心として活動しましたが、政府を辞めた後1877年西南戦争を起こし、敗死しています。

重要
西郷隆盛は明治になり、条約改正のために派遣された岩倉使節団には同行していません。西郷隆盛や板垣退助は武力によって朝鮮の開国を目指す征韓論の中心でした。結局、朝鮮への派兵は中止になり、西郷は明治政府を辞めています。

読み:さいごうたかもり
時代:幕末・明治初期(19世紀後半)


入試に出る歴史上の人物 「大久保利通」

重要
大久保利通幕末、薩摩藩の中心として倒幕を目指した人物の1人に大久保利通がいます。明治維新でも新政府の中心として活動しました。
1871年岩倉使節団の一員として欧米に派遣されました。

小学校の社会科教科書に必ず掲載されている明治時代の人物です。ただ、何をした人物かと聞かれると実に難しい。明治維新期の改革は地租改正・徴兵令と多岐にわたるのですが、誰がやったかと特定するのは難しいんですよね。以前、小学生に歴史上の人物の業績を答えられるか調査したことがあり、大久保利通は正答率が低かったと記憶していますが、そりゃそうだなと思います。

時代:明治初期(19世紀末)
読み:おおくぼとしみち


入試に出る歴史上の人物 「中江兆民」

応用
中江兆民「社会契約論」で知られるフランスの思想家ルソーを日本に紹介した人物が中江兆民です。中江兆民の考えは議会開設を求める自由民権運動に大きな影響を与えました。

中学受験でルソーは出てこないので、そのルソーの著作を紹介した中江兆民も中学受験では、あまり出題されません。ただ、高校入試では思いのほか出題される人物です。

読み:なかえちょうみん
時代:明治時代前半(19世紀末)


輸送用機械器具製造業(自動車など)がさかんな都市

輸送用機械器具製造業出荷額ランキング(平成26年工業統計表)

都市名 都道府県 出荷額(百万円)
1位 豊田市 愛知県 12,177,528
2位 田原市 愛知県 1,968,245
3位 太田市 群馬県 1,910,359
4位 広島市 広島県 1,484,135
5位 湖西市 静岡県 1,113,321

プリウス輸送用機械器具とは人や物を運ぶのに使う機械、つまり自動車のことです。自動車は金属・機械・化学など様々なジャンルの技術が求められる総合力の問われる工業製品で、もちろん日本にとって基幹産業の1つです。

特定の企業を中心に都市が成立している街のことを企業城下町といいます。日本を代表する企業城下町が豊田市です。いうまでもなく自動車メーカー・トヨタのおひざ元です。豊田市にあるからトヨタではなく、トヨタがあるから豊田市(もともとは挙母町という名前だった)になったという根っからの企業城下町といえるでしょう。
2位の田原市もトヨタの工場がある都市で渥美半島にあります。渥美半島は電照菊で知られ、全国屈指の農業生産額が多い都市でもあります。

3位太田市はスバル、4位広島市はマツダのおひざ元です。5位湖西市は静岡県の都市で浜名湖の西にあるからこの名前がついています。湖西市は軽自動車のスズキの工場がある都市です。


石油製品製造業が盛んな都市

石油製品・石炭製品製造業出荷額ランキング(平成26年工業統計表)

都市名 都道府県 出荷額(百万円)
1位 市原市 千葉県 2,878,972
2位 倉敷市 岡山県 1,672,000
3位 川崎市 神奈川県 1,528,874
4位 横浜市 神奈川県 1,500,004
5位 堺市 大阪府 1,159,310

化学工業出荷額ランキング(平成26年工業統計表)

都市名 都道府県 出荷額(百万円)
1位 市原市 千葉県 1,650,062
2位 川崎市 神奈川県 1,103,593
3位 四日市市 三重県 1,017,886
4位 神栖市 茨城県 1,009,663
5位 倉敷市 岡山県 943,182

工場工業は大きく重化学工業と軽工業の2つに分けることができます。重化学工業は、機械工業・金属工業・化学工業の3つに分けられます。今回取り上げるのは、化学工業です。化学工業というのは石油などを原料にプラスチックや薬品をつくる工業のことで、社会科で中心になるのは石油化学工業です。

今回取り上げたランキングのうち、上の「石油製品・石炭製品製造業」は輸入した原油を、ガソリンや化学工業の原料となるナフサなどに分離する石油精製工業が中心です。
下の化学工業はナフサからプラスチックなどをつくる有機化学工業以外にも石けんや医薬品・化粧品などそれ以外の化学工業が含まれています。

ランキングをあたらめてみると市原市の強さが際立ちます。ちなみに、市原市は市町村別工業製品出荷額全体で豊田市(愛知県)についで第2位です。鉄鋼業などでは、都市ごとに”この企業の工場がある”と特定しやすかったのですが、石油化学工業ではその特定が難しいです。市原市でみると化学工業の企業だけで東レ・三井化学・住友化学などとたくさんあり、1つに絞れないんですね。他の工業と比べても石油精製には大規模な施設(石油化学コンビナート)が必要になるため、事業として行われるのが特定の市町村に限られるものと思われます。

石油化学工業と鉄鋼業が両方さかんな都市として登場するのが、川崎市倉敷市です。特に、倉敷の水島地区の石油化学コンビナートは入試の定番といえるでしょう。鉄鋼業・石油化学工業両方でランキング上位にいます。
ランキングには登場していませんが、大分市も石油化学工業・鉄鋼業両方がさかんな都市として覚えるとよいでしょう。


鉄鋼業が盛んな都市

鉄鋼業が盛んな都市(平成26年「工業統計表」)

都市名 都道府県 出荷額(万円)
1位 東海市 愛知県 1,152,100
2位 倉敷市 岡山県 994,986
3位 福山市 広島県 979,619
4位 北九州市 福岡県 792,789
5位 君津市 千葉県 773,209

工場鉄鋼はかつては「産業のコメ」とよばれ、現在でも工業において欠かせない資源です。鉄の生産が多い地域=工業がさかんな地域といっても過言ではないでしょう。

ランキング1位の東海市は愛知県の知多半島の付け根に位置する都市です。新日鐵住金の工場があることで知られています。新日鐵の工場という点では、君津市・北九州市も同様です。現在の北九州市に1901年から操業を開始した八幡製鉄所は新日鐵住金の前身の1つです。倉敷市・福山市はJFEスチールの工場があります。

ちなみに、今回ランキングに登場した全ての都市は、中学受験でよく使われるテキスト「予習シリーズ」で鉄鋼業が盛んな都市として登場しています。ちなみに他に鉄鋼業が盛んな都市として紹介されているのは、室蘭市(北海道)、川崎市(神奈川県)、鹿嶋市(茨城県)、千葉市(千葉県)、姫路市・神戸市(兵庫県)、呉市(広島県)、北九州市(福岡県)、大分市(大分県)とたくさんあります。
ランキングを見ていると、どの都市もある程度上位に来ていました。鉄鋼業を行うには大規模な施設が必要で、一度整備したら長い期間使われ続けるため、テキストの記載内容と現在のデータが一致したものと思われます。


定期テスト時事問題予想を更新

定期テスト時事問題予想」を更新しました。
7~9月の内容を消し、10月の内容を追加しています。

衆議院選挙も終わり、期末テストでは確実に選挙がらみの時事問題が出題されると思われます。特に中3は政治単元の学習が進んでいるはずで、教科書内容と時事をリンクして出題させやすいです。

今回の選挙では野党第一党であった民進党が事実上の解党となり分裂選挙になりました。2つの政党があるということは区別して覚えなければいけないのですが、大雑把にいえば東京都知事である小池百合子氏が率いているのが希望の党で、そうではないのが立憲民主党です。もしくは、議席を伸ばし躍進したのが立憲民主党で、伸び悩んだのが希望の党です。どちらでも好きなほうで覚えてください。

あと、選挙がらみの時事問題は自分の住んでいる町の小選挙区が何区で当選した議員がだれかを聞いてくることがあります。これは、各自で確認して覚えておきましょう。リストでは朝日新聞の衆議院選挙特集をリンクしました。どの自治体がどの選挙区かが細かく掲載されているのがリンクを張った理由です。読売新聞の衆議院選挙特集は小選挙区の区分が地図になっているので、こちらも参考にしてください。今回の選挙では一部の自治体で選挙区が分かれているところがあるので、そういった自治体の場合はこちらでご確認ください。


入試に出る歴史上の人物 「木戸孝允」

重要
木戸孝允1866年長州藩の中心人物として薩摩藩と薩長同盟を結んだのが木戸孝允です。
木戸孝允は1871年不平等条約改正のために、岩倉使節団の一員として欧米に派遣されました。

標準
木戸孝允は吉田松陰が指導者だった松下村塾で学びました。

明治時代になると写真や肖像画が多く登場するので、教科書などの史料で確認をしておく必要があります。授業ではいつも、七三分けが木戸孝允と言っています。

読み:きどたかよし
時代:江戸末期・明治初期(19世紀後半)


ゴム製品製造業が盛んな都市

ゴム製品製造業が盛んな都市(2014年「工業統計表」)

都市名 都道府県 出荷額(万円)
1位 白河市 福島県 130,326
2位 朝倉市 福岡県 123,698
3位 小牧市 愛知県 113,825
4位 新城市 愛知県 102,201
5位 下関市 山口県 100,888

タイヤゴムといえば社会科ではブリジストン創業の地である福岡県久留米市のイメージです。現在、久留米市のゴム生産出荷額は約70,000万円で2014年で9位でした。ブリジストンは工場の多角化が進んでおり国内だけではなく海外にも拠点を広げています。ランキングの朝倉市・下関市はブリジストンの工場がある都市で相対的に久留米の比重が低下していることがうかがえます。起点となった都市から、その周囲の都市へと工業の中心が移っていくことはよくあることです。
社会科的に久留米というと九州新幹線の駅のある都市として登場しますね。九州新幹線は福岡県の博多駅を起点に佐賀県・熊本県・鹿児島県の順に通り鹿児島中央駅に到着します。福岡県を出た後佐賀県に一度入った後に福岡県に戻るルートを通っています。福岡県に戻って到着するのが久留米駅で、新幹線で一度県外に出たものが戻ってくるルートはここにしかないので、注意が必要です。

ランキングの白河市は住友ゴム、小牧市は住友理工、新城市は横浜ゴムの工場がある都市です。一言でゴムといっても使用方法は多岐にわたります。たとえば、住友理工という会社は自動車の内部に使われる自動車用防振ゴムの生産を行っている会社です。小牧市というと、東名高速道路と名神高速道路という、日本の中心となる道路が交わる都市ですね。


製紙・パルプ業が盛んな都市

工業が盛んな都市は昔ほどではないにせよ、社会科では1つの入試テーマです。ただ、授業で取り上げられる工業都市は、比較的昔からそれぞれの工業で知られた都市が登場することが多く、実情とずれがあるのではないかと思い調査してみることにしました。今回は製紙・パルプ業についてです。

製紙パルプ業が盛んな都市ランキング(2014年「工業統計表」)

順位 都市名 都道府県 出荷額(百万円)
1位 四国中央市 愛媛県 528,387
2位 富士市 静岡県 384,819
3位 新潟市 新潟県 159,780
4位 苫小牧市 北海道 144,099
5位 春日井市 愛知県 132,239

紙社会の授業で製紙・パルプ業でよく触れられるのは静岡県の富士市です。富士市は富士山からの豊富な湧き水を利用した製紙業が古くから発展してきました。富士市も市の公式サイトで「紙のまち」とアピールをしています(富士市の工場夜景)。なお、ランキング6位に同じ静岡県の富士宮市があり、製紙・パルプ業の都道府県別のランキングでは静岡県が1位です。

そんな富士市を圧倒的に上回ったのは四国中央市です。……正直、「四国中央市」と言われて何県かわかる人は全国的にみて少ないですよね。愛媛県の左端にあり、高知・香川・徳島とほかの四国3県すべてと接している都市です。ちょっと名前で損しているような気がします。
四国で紙というと、どうしても高知県の土佐和紙になってしまうんですよね。入試で、四国中央市が出題されたことは見たことがありません。愛媛で工業都市というと、タオルで有名な今治が先に出てしまうんで割を食っている感はありますね。

4位苫小牧市、5位春日井市はともに製紙・パルプ業の最大手王子製紙の工場がある都市です。苫小牧にある工場は日本の新聞紙の約3割を製造しています。

実のところ、製紙・パルプ業はわりとイメージ通りに近いランキングでした。次回は意外なランキングを紹介したいと思います。


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