「 2017年12月 」一覧

入試に出る歴史上の人物 「北里柴三郎」

応用
北里柴三郎明治時代、破傷風の血清療法を発見したことで知られるのが北里柴三郎です。北里は伝染病研究所をつくり後進の指導に努めました。

「柴」の字をよく「紫」と書いてしまうミスが見られるので注意が必要です。

読み:きたざとしばさぶろう
時代:明治時代後半(20世紀初め)


入試に出る歴史上の人物 「野口英世」

重要
野口英世明治時代、黄熱病の研究をしたことでしられる医学者が野口英世です。野口英世は現在の千円札の肖像画に使われています。

野口英世といえば黄熱病ですが、英世の段階では黄熱病の解明まで至らなかったのは有名な話です。英世は細菌学者であり、黄熱病の原因となったのはさらに微細なウイルスについて詳細が分かってきたのはその死後のことだからです。英世の研究として知られるのは梅毒なのですが、学校や塾で梅毒は説明しにくいんですよね。

読み:のぐちひでよ
時代:明治時代末期(20世紀初め)



入試に出る歴史上の人物 「夏目漱石」

重要
夏目漱石「坊ちゃん」「吾輩は猫である」などの作品が知られる明治時代を代表する作家が夏目漱石です。余裕をもって、個人の生き方を深く見つめる作風で知られています。

「漱」の字は間違えやすい字なので、注意が必要です。

読み:なつめそうせき
時代:明治時代後半(20世紀初め)


塾ではサンタクロースの話はしない。

サンタクロース今日はクリスマスイブですが、私は教室でクリスマスの話はほとんどしません。大きく理由は3つあります。

①それどころじゃない
この時期は、冬期講習に入っており受験学年の指導も追い込みです。その時期に、のんきに「クリスマスだねぇ~」と話す気になかなかなれないです。

②家によって事情が違う
お年玉が顕著ですが、クリスマスの過ごし方も家庭によって違います。ケーキを食べる家もあれば食べない家もあります。プレゼントをもらえる生徒もいれば、もらえない家もあります。塾に通わせているご家庭なので金銭的な事情はそれほどないとはいえ、家庭によって方針が異なり、正解があるものではない以上深く触れないほうが正解だと考えています。塾はあくまで勉強をする場です。

③サンタクロースを信じているか信じていないかわからない
実は極めてデリケートな問題です。中学3年生でサンタクロースを素直に信じている生徒はまずいませんので、問題はありません。しかし、小学3年生あたりだと信じている生徒と信じていない(現実を知った)生徒が混在している危険があります。下手をすると炎上する危険があるので、やっぱり触れないほうが無難です。

個人的には「サンタクロースなんているわけないじゃん」と言っているうちはまだ子どもで、「サンタクロースは人の心の中にいて、だれもがサンタクロースになれる」と思えるのが大人だと思います。

 



入試に出る歴史上の人物 「フェノロサ・岡倉天心」

発展
浮世絵明治時代、文明開化がおこり西洋の文化が重視されたことで日本のそれまでの文化が軽視されていました。日本美術の再評価に努めたのが、アメリカ人のフェノロサとその助手を務めた岡倉天心です。

読み:フェノロサ・おかくらてんしん
時代:明治時代(19世紀後半)

 


大河ドラマは入試に出るのか?

彦根城NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」が最終回を迎えましたね。ドラマをそれほど見るわけではないのですが、やはり大河ドラマはとりあえず年初はチェックをしてしまいます。大河ドラマは一年の長丁場ですから、見始めたものの自分の中であまり盛り上がらず脱落したり、逆に一年を通しての楽しみになったり年によって様々です。
正直なところ、去年の「真田丸」があまりに盛り上がった反動で、今年の「直虎」は厳しいかなと思っていました。が、予想に反し大変面白かった一年でした。始まる前はなぜ、戦国時代を続けて取り上げるのか疑問に思っていましたが、戦国(中世)の終わりを見せた去年の大河があったからこそ、中世のリアル(もちろん、ドラマという枠の中で)を強く感じられたのではないかと思います。

さて、本題の「大河ドラマは入試に出るのか?」ですが、ずばり言うと来年の入試では井伊直弼が例年よりも出題されます。
それはなぜか。入試問題というのはある程度のテーマを題材に作成されることがほとんどです。最初に何かしらの説明があり、アンダーラインが引かれていて「下線部①について~」と聞いたり、穴埋め補充の問題を出題したりします。そのとき、大河ドラマというのは題材に選びやすい一つなんですよね。社会科教師で大河ドラマを見ている人は間違いなく一般より多いです。文章がつくりやすいんですよ。

今年の大河ドラマの中心だった井伊家は江戸時代を通じて譜代大名として幕府の中枢にいましたから、井伊家のその後を紹介するだけで江戸時代全体をテーマに出題できます。そのテーマで文章を作った場合、幕末の重要人物である井伊直弼に触れないわけがないんです。そもそも、井伊直弼は入試における最重要人物の1人で何もなくても出題されやすい人物です。そして、井伊直弼に関する入試に出る知識を並べると以下の通りになります。

  • 大老として1858年にアメリカのハリスとの間で日米修好通商条約を結んだこと。
  • 日米修好通商条約の内容(函館・新潟・長崎・兵庫・神奈川の5港の開港。領事裁判権を認めたこと、関税自主権がないといういわゆる不平等条約だったこと)。
  • その後、フランス・オランダ・ロシア・イギリスと同様の条約を結んだこと(安政の五か国条約)。
  • 開国による影響(横浜港で主にイギリスと貿易を行い、生糸の流出により物価が上がったことなど)。
  • 安政の大獄により反対派を処罰したこと(処罰された代表的人物が長州藩の松下村塾で指導をしていた吉田松陰)。
  • 桜田門外の変で水戸藩の浪士に暗殺された。

と、盛りだくさんです。この中だったら何かでそうですよね。それだけの話です。

ただ、それだけでは芸がないのでもう1つ予測しておくと、綿花(木綿)が出題されるのではないかと予想します。
ドラマの中で、井伊家が現金収入を得るために綿花の栽培を行っていました。実際に、16世紀ごろから綿花の栽培が栽培が行われるようになり、三河(愛知県)の綿織物が江戸時代には全国的に広まりました。綿花からつくられた木綿は汗を吸収し保温性に優れ、様々な用法に使われ、人々の生活に大きな影響を与えました。
大河ドラマという多くの人が見る題材で、こういうマニアックでそれでいて入試で出題されそうな内容というのはなかなかないです。私が出題者だったら、ここを狙っていきますね。


入試に出る三大○○

本ウィキペディアに「日本三大一覧」というページがあるぐらい日本には様々な「三大○○」があります。どういうわけか、二大でも四大でもなく三大なんですよね。
社会科ではさぞたくさんの三大が出題されるかと思いきや意外と少ないんです。特に最近の入試では単純暗記は好まれないので、その傾向は強まっています。そんな中でも、出題されることの多い三大を紹介します。

三大美林
津軽ひば(青森県)・秋田すぎ(秋田県)・木曽ひのき(長野県)
人工の三大美林
天竜すぎ(静岡県)・吉野すぎ(奈良県)・尾鷲ひのき(三重県)

三名園
後楽園(岡山県)・兼六園(石川県)・偕楽園(茨城県)

三景
安芸の宮島(広島県)・天橋立(京都府)・松島(宮城県)

東北三大祭り
ねぶた(青森県)・竿灯(秋田県)・七夕(宮城県)

これだけです。「江戸の三大改革」は?「三英傑」は?というご意見もあるかと思いますが、入試においてそれらは別に三大というくくりで覚えておく必要はないんですよね。覚えるときにグループとして覚えやすいのも事実ですが、ここでいう「入試に出やすい」というのは三大に含まれるか含まれないかなんです。その意味で、三大として覚えておいてほしいのはこれだけです。

この中で注意が必要なのは、吉野すぎですね。吉野すぎはたいていの中学受験のテキストに掲載されています。ついつい、三大美林に含めたくなるのですが、、吉野すぎは三大美林ではありません。「人工の」三大美林という別のくくりに含まれます。
また、後醍醐天皇が逃れたのが吉野ということでも出題されます。吉野は奈良県だけど、吉野川は徳島県(日本に吉野川はたくさんありますが入試で吉野川といえば徳島平野を流れ香川用水の水源となる「四国三郎」こと吉野川を指します)ということも注意が必要ですね。



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