「 2018年03月 」一覧



入試に出る歴史上の人物 「バスコ・ダ・ガマ」

重要
1498年、アフリカ南端の喜望峰を経由してインドに到達した人物がバスコ・ダ・ガマです。

注意
バスコ・ダ・ガマを支援した国はポルトガルです。コロンブスやマゼランも含めてですが、彼らが活躍した時代を日本に当てはめると室町時代後半(1467年が応仁の乱)にあてはまります。日本と世界の同時代史を確認する問題は高校入試の頻出事項です。

読み:ばすこ・だ・がま
時代:15世紀末

世界地図

 


入試に出る歴史上の人物 「コロンブス」

重要
コロンブス1492年、アメリカ大陸近くの西インド諸島に到達したのがコロンブスです。

注意
コロンブスを支援したのはスペインです。中南米でスペイン語を公用語にしている国が多いという地理の知識とつながる内容なので、覚えておくと便利です。

コロンブスはアジアに到達するために大西洋を渡ったため、到達した地をインドと勘違いしていました。カリブ海の島々を西インド諸島というのはその名残です。

読み:コロンブス
時代:15世紀末


時事問題予想2018/3/20

中学校の新学年の課題テスト等で出題される時事問題予想です。予想される出題頻度は◎<○<△<-の順です。(更新日2018/3/20)

各国主要人物

現在の日本の首相を答えなさい。 安倍晋三
現在のアメリカの大統領であるトランプ大統領が所属する政党を答えなさい。 共和党
現在のイギリスの首相を答えなさい。 メイ
現在のドイツの首相を答えなさい。 メルケル
現在のフランスの大統領を答えなさい。 マクロン
現在のロシアの大統領を答えなさい。 プーチン
現在の中国の国家主席を答えなさい。 習近平
現在の韓国の大統領を答えなさい。 文在寅
(ムン・ジェイン)
現在の北朝鮮の最高指導者を答えなさい。 金正恩
(キム・ジョンウン)
現在の国連事務総長を答えなさい。 グテレス
2月末、3月の主要な出来事
3月6日に爆発的噴火のあった鹿児島県の火山を答えなさい。 新燃岳

基本方針時事問題を出題する本来の意図は、生徒に世の中の動きに関心を持ってもらうことです。そして、中学生の定期テスト社会科において最も重要な学習内容は、教科書の出題範囲です。時事問題からの出題は数問で、あくまでおまけでしかありません。時事問題の勉強として何十項目と覚える時間があれば、もっと他に行うべき勉強があるはずです。ここでは「最小限の手間である程度の成果」をテーマに更新を行っていきます。


予習シリーズ社会解説 「5年上第7回 日本の貿易」

貿易に関する知識は、農業をテーマに問題を作っても食料輸入に関する問題を作れますし、工業をテーマに問題を作れば資源の輸入や自動車の輸出などに関する出題ができます。つまり、いろんな分野の問題に顔を出せる便利なテーマということです。

予習シリーズでは最初に大豆などの輸入相手先がグラフで載せられています。少し離れたところに食料品の輸入が増えているというテーマで小麦などのグラフも載っています。同じジャンルのグラフが別々に構成されているのですが、授業ではまとめて解説しますね。今回登場している貿易品と貿易相手国を表にまとめるとこのようになります。

品目 1位 2位
大豆 アメリカ ブラジル
肉類 オーストラリア
小麦 カナダ
とうもろこし
衣類 中国 ベトナム
野菜 アメリカ
魚介類 チリ
石炭 オーストラリア インドネシア
鉄鉱石 ブラジル
原油 サウジアラビア アラブ首長国連邦
自動車 ドイツ アメリカ
木材 カナダ

グラフだけ見ると、いろんな国が出てきているように見えますが、表にして色付けするとアメリカ・中国・オーストラリアだけで半分ぐらいを占めることが分かります。まず、その意識を生徒に持ってもらうことが大切ですね。
ここで掲載されていない輸入品目でいうと天然ガス・綿花あたりがありますが、今回は触れません。

私が子どものころは最大の貿易相手国=アメリカでしたが、すっかり中国になってしまいました。アメリカが減っているのではなく中国が増えているんですね。ちょっと余裕のあるクラスでは輸入相手国の上位、サウジアラビア・オーストラリア・アラブ首長国連邦の共通点を聞いたりします。資源国というのが答えです。

現在の日本では、以前ほど加工貿易に偏っているわけではありませんが、それでも加工貿易は日本の貿易を語る上での重要なキーワードです。日本の貿易の昔と今というグラフでは日本の貿易の変化が読み取れます。
かつて(1934~1936年)は、せんい原料を輸入し、せんい品に加工して輸出していました。その後、原油を輸入し機械類を輸出する典型的な加工貿易の時期を経て、加工貿易を行いつつも逆輸入により製品の輸入が増えているというのが読み取れる内容です。テストではここででてきた品目を記号でグラフに当てはめる問題が出題されます。

日本の主な貿易港についてはまず成田国際空港ですね。地図を使って場所を確認しましょう。この時期ですと、千葉県と確認できない可能性があります。このあたりは地域差があって、関西圏ですと千葉県はちょっと身近ではない場所なので覚えていない子もそれなりにいるでしょう。首都圏でここで地図を見て千葉県を言えない生徒はちょっと危険ですね。
貿易港から輸出入されている品目はおおまかな理解で大丈夫です。つまり、空港からは集積回路など小型のもの、名古屋港・横浜港からは石油を輸入し自動車を輸出、東京港・神戸港は衣類・食料品の輸入という3分類です。名古屋港と横浜港、東京港と神戸港の区別は貿易額の違いで見分けましょう。

ワシントン 最後に、円高・円安についてです。円高という言葉を知っていても大抵の生徒は逆にとらえていることがほとんどです。つまり、1ドル=100円が1ドル=200円になると円高だという勘違いです。ここで「円高というのは円の価値が高くなることなんだ。そうすると、1ドル=100円と1ドル=200円どちらかが円の価値が高いかな」という質問をします。それでも迷っている場合は、「1ドルのものを安く買えるのはどっち?」と付け足します。ここで、大半の生徒は1ドル=100円のほうが円の価値が高いことに気がつきますね。
そこで、さらに付け足して「1ドルのものを買いに行くというのは輸出かな輸入かな?」と聞きます。ここは輸入という答えが出るので「じゃあ、円高になると輸入が有利になるということだね」という結論に持っていきます。
この手の説明のコツは数字を極端にすることです、予習シリーズでは1ドル=100円と1ドル=80円というありそうな数値を使っています。教材としては当然の配慮ですが、授業ではその必要は薄いです。先ほど200円という現実的ではない数字を例に出したのは分かりやすさを優先したためです。授業においては、教材を咀嚼したうえで自分のやりやすい形にアレンジをすることが重要です。


予習シリーズ社会解説 「4年上第7回 地図の見方(1)」

近年の入試では地形図の出題が増加傾向にあります。これは、現在の入試で単純な暗記ではなく資料やデータを読み取る力を測りたいという意向が大きいためです。一部の有名な地形図はともかく大半の地形図は、その入試当日初めて見る図です。初見の資料を読み取る力が問われる問題、それが地形図の問題です。
ちなみに、下の地形図は国土地理院近江中庄駅周辺の2万5000分の1の地図で扇状地を代表する地形図としておなじみのものです。一部の有名な地形図の代表格として紹介します。


どうでもいい話ですが、俳優・大泉洋の出世作「水曜どうでしょう」の企画「試験に出るどうでしょう」で最初の問題に出題された地図ですね。大泉さんが「天井川~」と言ったやつです。

これまで、予習シリーズ4年上の解説ではそれほど覚えることは多くないという話をしてきました。しかし、この回は違います。地図記号の登場です。予習シリーズ44ページを見るとなかなかの数の地図記号が掲載されています。そして、これらの地図記号は覚える必要があります。今回は地図記号の中でも受験において特に重要なものを紹介します。注意すべきは似た地図記号の組み合わせです。

市役所市役所 町役場
地形図の読み取りで区別する必要がある組み合わせですね。

警察署 交番
警察署を警察所と間違えやすいです。

小中学校 高等学校
「学校」とだけ書いて不正解になりやすいですね。

工場 発電所 灯台
間違えやすい地図記号の筆頭です。

神社 寺院
子どもたちが混同しやすい施設です。初詣で行くのが神社と説明します。

博物館・美術館 図書館 老人ホーム
比較的最近(といっても15年ぐらい前ですが)に追加された地図記号のため狙われやすいです。

田 畑 果樹園
土地利用は地形図の読み取りでとにかく使われますね。

広葉樹林  針葉樹林
同様に読み取りで狙われますし、先々林業では広葉樹林と針葉樹林の違いが問題として使われます。

あと、授業をするときに注意するのは東西南北の四方位です。ついつい分かっているだろうと思い込んで説明をしがちなので、意識的に丁寧に説明をするよう心がけています。


予習シリーズ社会解説 「4年上第6回 健康で住みよいくらし」

日本という国は世界的にみても降水量の多い国です。降水量の少ない中央高地や瀬戸内海沿岸でも年間1,000mm程度の降水量はあります。世界でこの降水量を超えるのは、熱帯(熱帯雨林気候・サバナ気候)と日本と同様の温暖湿潤気候の地域でしかありません。

予習シリーズでは「日本は雨の多い国だが、人口も多いので一人あたりの降水量は、砂漠の国であるサウジアラビアよりも少ない」という話が載っています。水を資源として見たときの重要性を語るときによくでるエピソードです。もちろん、科学的根拠のあるデータではあるのですが、水資源の重要性を強調するために、ある大事な面を無視しています。それは、サウジアラビアの面積は日本の約6倍でその大半は人の住めない砂漠であることです。人の全く住んでいない砂漠に降る雨を当然人の生活に使うことはできません。国土が森林と砂漠では保水力も全く違います。
科学的な驚きを与えはしますが、きちんと補足説明をしないと誤解を与えるデータだと思います。

浄水場
牛乳コップ一杯を魚が住めるようにするには約20杯の水が必要であることが書かれています。月ごとのテストでも入試問題でも、何杯必要か記号で答えなさいといった問題が出題することありません。

この単元で気を付けるべきはリサイクルとリユースの違いでしょう。
リサイクル…かんやびんなどを回収した後、資源に戻し工場で別のものに生まれ変わらせること。
リユース…一度使ったものを洗ったりして繰り返し使うこと
というのが説明です。日常生活で使うリサイクルというのは実はリユースであることが多い(リサイクルショップ)のがポイントです。授業では、「ペットボトルを洗って使うのがリユースで資源ごみで出すのがリサイクル」と話します。

実のところ、水やごみといった問題は学校の社会の授業でも比較的時間をかけて説明をされ、また社会見学で浄水場に行くことも多くなじみやすい単元です。覚えることも多くないので、割と気楽な単元です。小4全体を通して言えることですが、覚えることが少ない分こういう単元で「なぜ?どうして?」という発問をすることで考える姿勢を養いたいところですね。


予習シリーズ社会解説 「6年上第6回 日本の産業」

予習シリーズ6年上では第5回まで、いわゆる公民単元を学習してきました。つまり、全て新しい単元を学習していたことになります。この第6回からは新しい内容を取り入れつつも、4,5年生で学習した内容を復習する単元が織り込まれています。この第6回では日本の産業、具体的には農業・林業・水産業・工業・資源の復習をします。

ところで、この6年上から予習シリーズの構成が少し変わっています。まず、説明のページが増加しています。そして、要点チェックが練習問題というやや実戦形式の問題演習になりました。また、サブテキストである実力完成問題集の「まとめてみよう」がサブノート形式の穴うめから一問一答形式の知識確認になっています。
これは個人的意見ですが、この「まとめてみよう」一問一答に力を入れすぎるとドツボにはまります。あくまで知識の確認用であってここで全部覚えようというものではありません。無理をして全部覚えようとすると膨大な時間がかかりますし、実際の問題でそれほど一問一答が出題されるわけでもありません。

この単元を始めると、特に6年生から中学受験の勉強を始めた保護者の方から「量が多すぎて覚えられず困っています」と相談を受けることがあります。こんな直截的な表現はしませんが「1回で覚えきるのは無理です」。先ほど挙げた単元は一度目の学習したときには約半年をかけて学習している単元です。6年から始めていきなりできるわけありません。ここはこらえて1つずつ追いかけていくしかないです。

 正直なところ、一個一個説明するとどれだけ時間があっても足りない単元です。その中で、少し厚めに解説をする分野があります。それは、林業です。林業は4年生の後半で学習してからはなかなかまとまって説明する機会が少ない単元です。今回の単元で書かれていることはもちろん、「植林→下草がり→枝打ち→間伐→伐採」の流れも話します。また、森林が手入れされないことにより発生する問題についても話しておきますね。最近の入試では資源・エネルギー単元の出題が増えており、木材は立派な資源であることを忘れてはいけません。

あと、こういったまとめ単元では授業のすべてを説明に費やさず問題演習解説をできるかぎり入れるようにしています。「演習は宿題で丸付けまでしてくるよう」と指示する人も多いのですが、私は子どもたちが自分できちんと丸付けをしたうえで、解説を読んで理解する手順をふめるという性善説に立っていません。それができない生徒は残れないような最上位クラスはともかく、それ以外のクラスでは確実に問題の解説をして解法の確認をすべきと考えています。


予習シリーズ社会解説 「5年上第6回 これまでの工業・これからの工業」

3回続いた工業シリーズの最終回になります。日本の工業の現在、公害、伝統工業とややごった煮のような単元です。

予習シリーズでは電子部品を作る工場の分布の地図が掲載されています。ここまでで、自動車、製鉄所、石油化学コンビナート、セメント、製紙パルプの各工場が分布している場所を示した地図がでてきました。電子工業の工場の分布の特徴は「特徴がないこと」です。全国に割とまんべんなく散らばっていて、臨海部にも内陸部にあります。特徴がないことが特徴と言えるでしょう。
もちろん、実際には輸送に便利な高速道路のインターチェンジや空港の近くに電子工業の工場があるという特徴はあるのですが日本全図ではわかりませんからね。ちなみに、電子工業の工場がある場所とその理由は記述で出題されます。

大工場と中小工場を比較したグラフは定番グラフの1つです。1パーセントしかない大工場が生産額全体の半分を占めているのが、ポイントでしょう。あと、中小工場は300人未満という人数も注意が必要です。
予習シリーズには載っていませんが、個人的には中小工場の自主廃業が入試で出題される気がしています。事業としては成立しているものの、後継者がいないため中小工場が廃業している問題です。黒板を使っている塾が愛用していた羽衣チョークが廃業したのもこの問題が一因です(もちろん、チョーク市場の問題もあるのですが)。この記事を書くために羽衣チョークでなんとなく検索したらアマゾンですごい値段がついていてびっくりしました。

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ちなみに羽衣チョークのブランドは韓国の愛好家が引き継ぎ、新たに生産されています。

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 話がそれました。次の話に行きます。

四大公害病は過去の話ですが、環境問題が重要視される現代でも出題されるテーマです。公害病の名前、場所(川がある場合は川の名前も)、原因物質を抑えておきましょう。
高速道路 公害で多いものは大気汚染・騒音です。いつもここでは、「大気汚染と騒音が発生する工場以外の場所を答えよ」という質問をします。正解は「道路」です。だから、街中を走る高速道路の横の壁が高くなっていて騒音が外に出ないようにしている話をすると生徒は納得します。

伝統工業を教えるときに問題になるのが「どこまで教えるか」です。日本には経済産業省から伝統的工芸品として認められているものが200以上あります。予習シリーズ第6回に掲載されている分だけでも30近くあります。一回の授業で説明する量ではありません。
ここで、最低限覚えておきたいのは伝統工芸品のジャンルごとに特に有名なものです。具体的には
①漆器…輪島塗(石川県)
②陶磁器…有田焼(佐賀県)、清水焼(京都府)
③織物…西陣織(京都県)
④和紙…土佐和紙(高知県)
⑤その他…南部鉄器(岩手県)
このあたりです。最低限ここまでは、この単元のうちに覚えてしまいたいですね。