「 2018年03月14日 」一覧

予習シリーズ社会解説 「4年上第6回 健康で住みよいくらし」

日本という国は世界的にみても降水量の多い国です。降水量の少ない中央高地や瀬戸内海沿岸でも年間1,000mm程度の降水量はあります。世界でこの降水量を超えるのは、熱帯(熱帯雨林気候・サバナ気候)と日本と同様の温暖湿潤気候の地域でしかありません。

予習シリーズでは「日本は雨の多い国だが、人口も多いので一人あたりの降水量は、砂漠の国であるサウジアラビアよりも少ない」という話が載っています。水を資源として見たときの重要性を語るときによくでるエピソードです。もちろん、科学的根拠のあるデータではあるのですが、水資源の重要性を強調するために、ある大事な面を無視しています。それは、サウジアラビアの面積は日本の約6倍でその大半は人の住めない砂漠であることです。人の全く住んでいない砂漠に降る雨を当然人の生活に使うことはできません。国土が森林と砂漠では保水力も全く違います。
科学的な驚きを与えはしますが、きちんと補足説明をしないと誤解を与えるデータだと思います。

浄水場
牛乳コップ一杯を魚が住めるようにするには約20杯の水が必要であることが書かれています。月ごとのテストでも入試問題でも、何杯必要か記号で答えなさいといった問題が出題することありません。

この単元で気を付けるべきはリサイクルとリユースの違いでしょう。
リサイクル…かんやびんなどを回収した後、資源に戻し工場で別のものに生まれ変わらせること。
リユース…一度使ったものを洗ったりして繰り返し使うこと
というのが説明です。日常生活で使うリサイクルというのは実はリユースであることが多い(リサイクルショップ)のがポイントです。授業では、「ペットボトルを洗って使うのがリユースで資源ごみで出すのがリサイクル」と話します。

実のところ、水やごみといった問題は学校の社会の授業でも比較的時間をかけて説明をされ、また社会見学で浄水場に行くことも多くなじみやすい単元です。覚えることも多くないので、割と気楽な単元です。小4全体を通して言えることですが、覚えることが少ない分こういう単元で「なぜ?どうして?」という発問をすることで考える姿勢を養いたいところですね。