「 2018年05月08日 」一覧

予習シリーズ社会解説 「5年上第11回 九州地方」

九州この単元から、予習シリーズは地方別地理に入ります。これまで、農林水産業・工業・交通とジャンルごとに学習してきました。地方別地理ではそれを改めて地方別に復習していきます。ですので、新しい内容は意外と少ないです。それまでの学習で覚えてしまっている生徒にとっては楽な単元ですし、4年生に社会を学習していない生徒にとっては農業や地形・気候を学習する最大のタイミングになります。

九州は都道府県名と県庁所在地が、沖縄県以外一緒なのでその点では生徒にとって楽でしょう。ちなみに、長崎県は佐賀県のみと接している都道府県です。このような都道府県は日本で長崎県のみです。また、鹿児島県と沖縄県の県境も時折出題されます。ちょうど右上の地図は鹿児島県の南端まで描かれています。その南はすぐ沖縄島です。

私は、地方別地理を学習するときは地形と農林水産業をある程度まとめて学習します。別々に説明すると同じ内容の繰り返しになってしまうからです。九州地方でいえば
筑紫平野…筑後川・クリーク・有明海(のり・干拓)
大村湾…真珠
八代平野…いぐさ・球磨川
宮崎平野…促成栽培(ピーマン)
シラス台地…畜産・さつまいも
このあたりをまとめて説明することができます。

九州地方は重要な火山が多いです。鹿児島県の象徴・桜島、世界最大級のカルデラで知られる阿蘇山は基本です。これから数年の入試で注意したいのは雲仙岳(長崎県)でしょう。1990年に大規模な噴火があり、街に火砕流が襲いました(NHKの動画)。当時、即位した直後の天皇陛下が被災地を直接見舞ったことも大きな話題となり、今後平成を振り返るテレビなどでたびたび登場することが予想されます。

地方別地理で学習すべき内容の1つに世界遺産があります。世界遺産も数が多くなってきたため、まとめて暗記するような内容ではなくなりつつあります。それでも、もともと入試に出題されやすいものが世界遺産として登録されているため、覚えておくべきポイントです。

交通では、九州新幹線がポイントでしょう。できればこのタイミングでそれぞれの新幹線がどの都道府県を通過するかを確認したいです。九州新幹線は他の新幹線と比べてある点で特殊なところがあります。それは、一度通過した都道府県をもう一度通過することです。福岡の博多駅を出発した九州新幹線は佐賀県に入った後、もう一度福岡県に戻ります。
つまり、九州新幹線の通路を並べると福岡県→佐賀県→福岡県→熊本県→鹿児島県になります。このような新幹線は九州新幹線のみです。

沖縄県については予習シリーズ4年上第9回の記事も参考にしてください。沖縄県が占領されていた時期の道路の写真が予習シリーズに掲載されています。授業では、その写真をみてわかることはなにかを発問します。沖縄が占領されていた時期は道路が右側通行なんですね。この手の沖縄占領下の特殊性を問う問題はいろいろ出題されているので、理解させておきたいところです。


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