「 2018年07月13日 」一覧

キッズサイト紹介 「キッズZOO鑑(公益社団法人中央畜産会)」

 

キッズZOO鑑http://zookan.lin.gr.jp/kototen/kids/

今回は畜産農家の経営支援などをしている組織「中央畜産会」のキッズサイトを紹介します。乳用牛・肉用牛・豚・馬といった家畜と人間の歴史、飼育方法と家畜がかかる病気などが紹介されています。

興味深いのはそれぞれの家畜がだす「うんち」の量が紹介されていることです。乳用牛は46キロ、肉用牛で21キロ、馬で5~10キロのうんちをするそうです。わざわざうんちの項目をつくっているところに畜産農家にとって糞の処理の大変さがうかがわれます。

キッズサイトにありがちなのですが、なんでも漢字にはふりがなをふっておけばいいという考え方をするところがあります。このサイトもそうで「めん(よう)は、およそ8000〜1万年(まんねん)も前(まえ)に西(にし)アジアのあたりで家畜(かちく)になったんだ。」という実際にサイトに使われている一文を例に出すと、この中でフリガナが必要なのは河川が引いてある2つだけで、あとは小学生低学年でも読めます。せっかく子供向けと銘打ってやるなら、もう少し工夫してほしいところですね。

畜産ZOO鑑http://zookan.lin.gr.jp/kototen/index.html

今回紹介した「キッズZOO鑑」は「畜産ZOO鑑」の一部なのですが、小学生高学年ぐらいならこちらのほうが見やすいだろうということで紹介します。

社会科の授業でも酪農農家は一年中休みがなくて大変であることを紹介しますが、実際に数字を見ると大変ですね。現在乳用牛一頭を飼育するのにかかる時間は約105時間(「畜産物生産費」平成28年)です。ウェブでは夫婦で40頭飼育している例がだされていましたが、これだと365日、12時間労働をしないとさばけないことになってしまいます。生き物相手にこれは大変です…。

先ほど紹介したデータをもう少し見ると、農業規模を大きくすることで効率化が図れることがわかります。飼育頭数が1~20頭の農家だと、一頭あたりにかかる時間は実に190時間ですが、100頭以上飼育している農家なら3分の1の65時間で済みます。

こういう実データを使って問題をつくるのが最近の入試の傾向なので、できればそういうデータに触れさせたいのですが、なかなかそこまで回らないんですよね。


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