「 2018年09月 」一覧

約25億年前からの遺産→鉄鉱石

先日、NHK_BS1の「地球事変」という番組を見ていました。地球に酸素が大発生した理由を説明する回だったのですが、そこでオーストラリア西部にあるカリジニ国立公園という赤い峡谷が出てきました。なぜ、赤い土かというと地球に多く含まれる鉄分が太古の海へ流れ出し、それが酸素と結びついて酸化鉄となり海底に降り注ぎ、隆起して現在に残っている、つまり酸化により赤い土になったそうです。

酸素は特殊な元素ですぐに他の元素と結びつきたがる「寂しがり屋な元素」という説明がありました。鉄もそういう性質があります。太古の海にはそういった酸化鉄がたくさん降り注いだとされます。そこで、ふと思い出したのが社会科でもオーストラリア西部で鉄鉱石が、東部で石炭が取れるという知識です。持っている知識がふと結びつくと嬉しいものですね。

日本にとってオーストラリアは最大の鉄鉱石の輸入相手国です。2位のブラジルも同様の赤鉄鉱由来の鉄鉱石が産出されるそうです。そう考えると、今日本人が使っている鉄は何億年も前からの贈り物ということになります。資源は大事に使いたいですね。


とりあえずいいから名前を書け

「先生~、これ名前書かないとダメ~?」

授業で使うプリントなどを配ったときに、名前を書くべきか書かなくていいか聞いてくる生徒がいます。結論を言うと、名前を書かないといけないか聞いてくる生徒は「それほど」成績が良くないです。

「それほど」というのは、まず本当に成績の悪い生徒はそこまで気が回らないので聞いてくることがないからです。そして賢い生徒は言われなくても書くしっかりした生徒のパターンか、細かいことに目もくれないパターンと2つに分かれます。
プリントが配布されて名前を書く欄があればとりあえず名前を書く、これが基本です。名前を書く必要を少しでも感じるなら、とにかく書いておけばいい。名前を書くかどうかを聞いてくる生徒は基本的にめんどくさがりやですね。本質的に、勉強というのはめんどくさいものです。めんどくさい勉強をいかに楽をするかという工夫は必要です。ですが、ただめんどくさがっていては成績は伸びません。

ちなみに、テストなどで名前を書き忘れる生徒というのは大体いつも同じです。塾内のテストでは、筆跡や名前を書いていない生徒は1人ですから、だれの答案かわかるので、お目こぼしすることがほとんどです。
ただ、入試本番ではそうはいきません。もっとも、入試で名前を書き忘れても座席などから判断できて大丈夫だったという話も聞きます。一番怖いのは「入試の当日試験中に前の科目の名前を書いたかどうか不安になった場合」です。なぜかというと、書いたかどうか不安になり、それ以降に受験する科目への集中力が低下するからです。

そういった不安を発生させ名来るする唯一の方法は、試験が始まったら最初に名前を書くことを習慣づけることです。もし、試験中に不安になっても「よく考えたら最初にいつも書いているじゃん」と落ち着かせることができます。
もっとも、そういう習慣がついている生徒がそんな不安を持つことはなかなかないと思いますが。


入試に出る歴史上の人物 「喜多川歌麿」

発展
化政文化期の浮世絵師で美人画で特に知られたのが喜多川歌麿です。

化政文化の浮世絵といえば、葛飾北斎・歌川広重がいるため、教科書には掲載されているものの定期テストでしかほぼ出題されない人物です。

読み:きたがわうたまろ
時代:18世紀末(江戸時代中期)


塾講師は自転車をきっちり停める

今、私は通勤で最寄り駅まで自転車を使っています。無料の駐輪場を使っているので、特に感じるのですが駐輪場の自転車の止め方が本当に皆さん雑。斜めに止めている人もいれば、中途半端な余白をあけて止める人もいます。駅に少しでも近いところに止めたくて、すでに満杯のところにぐりぐりこじ開けながら詰めようとする人も。

そんな中、自分でいうのもなんですが私はかなりきっちり止めるんですよね。隣の自転車に詰めてまっすぐ止めることに明らかにこだわっています。これは、職業病ですね。塾は自転車で通ってくる子どもたちがたくさんいますので、当然自転車で溢れます。授業前に、その自転車を整理するのも一つの仕事です。外から見たときに自転車がきれいに整頓されているだけでも「しっかりした塾」という評判につながります。

若いアルバイト講師を評価するときも進んで自転車の整理をするか、言われてするか、その違いは大きいですね。自転車の整理なんて言う仕事は誰にでもできることです。その時間を社員など他にする仕事が多い人がやるのではなく、手の空いている人間がさっとやれる校舎が運営がスムーズです。そういう作業をあえてベテランがすることで若手に見せることもよくありますが、それに感化されて若い人がやるようになるかは別なんですよね。自転車の整理1つで校舎の運営状況が見えるという話です。

自転車はまっすぐ詰めて止めると思いのほかたくさん止めることができます。皆さん、周りへの配慮を心がけましょう。


入試に出る歴史上の人物 「武田信玄」

発展
戦国時代、甲斐(山梨県)の戦国大名として大きな勢力を誇ったのが武田信玄です。越後(新潟県)の上杉謙信と信濃(長野県)をめぐって争った川中島の戦いが有名です。

もともと有名な戦国大名であることと、長篠の戦いで織田信長に敗れたのが、震源の息子の武田勝頼ということもあって、戦国大名の中では比較的登場しやすい人物です。川中島の戦いを記述させる問題はまず出ませんが、記号問題の選択肢のなかにはいっていることはあるので、知っておいて損はないです。
武田信玄は領地の治水工事に力を注いだとされ、「信玄堤」とよばれる堤防が今も残っています。

読み:たけだしんげん
時代:戦国時代(16世紀半ば)


自分のミスに寛容な子どもたち

入試問題の演習をしていて、採点時によく聞こえる声がこれです。

「あー、問題読み間違えた!」

よくあるものが、「正しいものを選びなさい」か、「誤っているものを選びなさいか」を見間違える。他にも、「すべて選びなさい」か「1つ選びなさい」かの見間違いもありますし、解答欄の最後に県と書かれているのに「神奈川県 県」と書いてしまうなどもあります。

その時の生徒の様子はいつもあっけらかんとしているんですね。どうも、これが気に入らない。彼らは、スポーツや集団活動の場面で自分のミスで失敗したときに同じ態度をとれるのか。集団と個人の違いはありますが、勉強におけるミスはあっけらかんとなぜ話せるのか。
また、点数の悪かった生徒に「ミスをしなければ〇〇点取れていたから、次回からミスをしないようにしよう」という分析をしてフォローをする教師もいるのですが、これも気に入らない。スポーツだと分かりやすいですが、結局のところミスをした側が負けます。そして、ミスをするのは実力のうちです。「ミスしなければ…」というのはあくまでごまかしであって、「実力がないからミスをする」という当たり前のことをぶれずに言っていくことが大切だと思います。もちろん、意気消沈している生徒の場合は、「ミスを減らせれば点数の上がる余地がある」ということを伝えて気持ちを高めることが大切な場合もあります。

ただ、それは「ミスも実力のうち」ということを大前提の話です。入試問題に限らず演習で軽々しく「読み間違えた」ことをしゃべってほしくないですね。知らない分からないは恥ずかしいことではないですが、本来できた問題をミスで間違えるのは恥ずかしいことという認識を受験生は持たなくてはなりません。


予習シリーズ社会解説 「5年下第4回 平安時代」

1.平安京と律令政治の立て直し
2.藤原氏の政治と荘園の始まり
3.武士のおこりと成長
4.上皇の政治
5.平氏の政治
6.平安時代初めの新しい仏教
学習を深めるページ「日本風の文化の誕生」

予習シリーズ第4回の見出しを書き出すとこのようになります。平安時代の指導をするうえで難しいのはその順番と配分です。794年に始まり、1185(1192)年まで続く平安時代は長いです。天皇中心の政治から貴族、上皇、そして武士の登場と主導権争いが激しくなります。それを1回の授業で説明するのは、なかなか難しい。少なくとも、何も考えずテキストの順番通りに指導していてはいけません。テキストの順番は読んで理解しやすいように順番がつくられています。この回に限らず、自分の説明しやすいように多少のアレンジが必要です。
平安時代は学習量が多いのに対し、その前の奈良時代はそれほど量が多くないので、平安時代を分割するのも一つの方法なんだと思います。実際、サピックスのカリキュラムを見ると「平城京・平安京」となっており、平安時代の前半が奈良時代に組み込まれています。ただ、この場合、奈良時代と平安時代がごっちゃになるという別の問題が発生します。

私が授業で説明するときは、まず桓武天皇の話から始め(上の単元では1)、次に最澄・空海の話をします(6)。これは、桓武天皇と最澄・空海が同時代史であることと、遣唐使の停止(894年)の話を後にすることで、それより前の出来事であることを強調するためです。あと、平安京の前に長岡京という都をつくったことも触れておきます。
その後、藤原道長・頼通親子の摂関政治の話です。
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば」
という道長の歌と、摂関政治の権力の源が「自分の娘を天皇の后にして生まれた子どもを天皇にした」ことであったのは重要です。また、藤原頼通は漢字を間違えやすい人物であるのと、頼通が建てた平等院鳳凰堂は漢字が難しいので注意したいところです。

私は、ここで遣唐使の停止から国風文化の話をしてしまいます(学習を深めるページ)。「源氏物語」紫式部と藤原道長が同時代人というのは大きいです。寝殿造の復元模型の写真が掲載されていますが、寝殿造の話では決まってこの模型が使われます。大和絵や十二単も意外と出題されますので注意しましょう。

後半は、武士のおこり(3)です。平将門の乱と藤原純友の乱は起こった場所が重要です。将門が関東、純友が瀬戸内で起こしました。これらの乱を抑えたのは武士で、それによって力をつけていったことを触れます。また、これらの乱は10世紀で、藤原道長らの摂関政治の最盛期よりも前であることは必ず確認する必要があります。
源義家や奥州藤原氏といった東北地方の話の扱いは少し難しいです。源義家は意外と出題されるのと、奥州藤原氏は平泉・中尊寺金色堂につながるので、触れておきたいところです。ただ、時間的な制約があるのと平安時代の大きな流れとは少し外れるので今回は口頭で触れる程度です。

平清盛白河上皇の政治では院政はもちろん僧兵に対抗するため武士の力を利用し、武士勢力が拡大したことに触れたいですね。そこから、いよいよ平清盛の登場です。平清盛の説明自体は難しいものでありませんが、確実に触れたいのは厳島神社です。地理で登場した日本三景の知識につながっていくからです。

授業の最後にこうやって成立した平氏の政権はあっという間に崩壊するんだけどね~と引きを入れると完璧ですね。



定期テスト時事問題予想 18/9/20

中学生の社会科定期テストの時事問題の予想です。予想される出題頻度は◎<○<△<-の順です。

各国主要人物
現在の日本の首相を答えなさい。 安倍晋三
現在のアメリカの大統領であるトランプ大統領が所属する政党を答えなさい。 共和党
現在のイギリスの首相を答えなさい。 メイ
現在のドイツの首相を答えなさい。 メルケル
現在のフランスの大統領を答えなさい。 マクロン
現在のロシアの大統領を答えなさい。 プーチン
現在の中国の国家主席を答えなさい。 習近平
現在の韓国の大統領を答えなさい。 文在寅
(ムン・ジェイン)
現在の北朝鮮の最高指導者を答えなさい。 金正恩
(キム・ジョンウン)
現在の国連事務総長を答えなさい。 グテレス
7月の主要な出来事
6月末に世界遺産に新たに「長崎と天草地方の(  )キリシタン関連遺産」が登録されることになりました。空らんに当てはまる語句を答えなさい。 潜伏
1995年3月にオウム真理教が起こしたテロ事件の名称を答えなさい。 地下鉄サリン事件
国内最高気温を更新した埼玉県の都市を答えなさい。 熊谷市
政令指定都市で史上初めて40度を超える最高気温を記録した都市を答えなさい。 名古屋市
西日本豪雨で特に多くの被害を出した中国地方の都道府県を2つ答えなさい。 広島県・岡山県
東京オリンピックのマスコットキャラクターの名前を答えなさい。 ミライトワ
東京パラリンピックのマスコットキャラクターの名前を答えなさい。 ソメイティ
8月の主要な出来事
沖縄県にある普天間飛行場の移設に関する問題で、移設予定地とされている場所を答えなさい。 辺野古
(へのこ)
第18回アジア大会が行われた国と都市を答えなさい。 インドネシア
ジャカルタ
徳島県で8月盆に開催されている祭りの名前を答えなさい。 阿波踊り
夏の間、長い日照時間を生かして時間を一定早める制度をなんというか答えなさい。 サマータイム
9月の主要な出来事
北海道胆振東部地震で被害を受け一時閉鎖した、北海道のターミナル空港を答えなさい。 新千歳空港
北海道胆振東部地震で発生した電力システム全域の停電をなんというか答えなさい。 ブラックアウト
台風21号の被害により一時閉鎖された大阪府の海上ターミナル空港の名前を答えなさい。 関西国際空港
テニス全米オープンで4大大会シングルスで日本人初の優勝を成し遂げた選手を答えなさい。 大坂なおみ

基本方針時事問題を出題する本来の意図は、生徒に世の中の動きに関心を持ってもらうことです。そして、中学生の定期テスト社会科において最も重要な学習内容は、教科書の出題範囲です。時事問題からの出題は数問で、あくまでおまけでしかありません。時事問題の勉強として何十項目と覚える時間があれば、もっと他に行うべき勉強があるはずです。ここでは「最小限の手間である程度の成果」をテーマに更新を行っていきます。


入試に出るアフリカ諸国

受験生にとって、なじみがなくて厄介な地域の1つにアフリカがあります。まぁ、受験生で「アフリカ詳しいです」という人は極めて少数派といえるでしょう。もともと、入試でアフリカがメインの問題が出題されることは、まずありません。今回はアフリカに関連して出題されることを紹介します。

1.アフリカの基本知識
・国際連合の加盟国数が54と地域別で一番多い。1960年が「アフリカの年」とよばれ多くの国が独立し、国際連合に加盟した。
・かつてヨーロッパの植民地だったため、国境が経緯線にそって直線になっているところが多い。
・世界最大の砂漠であるサハラ砂漠があり、その周辺のサヘルでは砂漠化が拡大している。
・特定の輸出品目に頼るモノカルチャー経済の国が多い。都市に人口が集中し、貧民街であるスラムが発生している。
・鉱山資源が豊富でレアメタルが産出されるが、その利益の大半は国外の企業のものにされている。

こう並べてみると、アフリカの厳しい立場がうかがいしれます。

2.アフリカ諸国

①エジプト
首都はカイロ(アフリカで首都を覚えておいてほしい数少ない国です)で、古代エジプト文明が栄えました。世界遺産にも登録されているピラミッドがたくさんあります。
世界最長の川であるナイル川の河口にあたり、上流にアスワンハイダムがあり昔と比べると川の流れが安定していますが、下流の土地がやせているという問題も起きています。
地中海と紅海・インド洋を結ぶスエズ運河があります。

②南スーダン共和国
最も新しく国際連合に加盟した国です。

③エチオピア
アフリカで数少ない人口が1億人以上いる国です。

④ケニア
茶の生産が盛んで、貿易・生産のグラフの識別で覚えておきたい国です。

⑤コンゴ民主共和国
赤道を通る国で、コバルト・ダイヤモンドを産出します。

⑥ナイジェリア
アフリカ最大の人口(約1億7000万人)をもつ国で、アフリカを代表する河川の1つであるニジェール川があります。

⑦ガーナ⑧コートジボワール
ギニア湾沿岸にある国で、チョコレートの原料であるカカオの生産が盛んです。

⑨南アフリカ共和国
かつては、アパルトヘイト(人種隔離政策)をとっていましたが、現在は廃止しています。金、マンガンなどの産出が多い国です。


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