「 2018年09月14日 」一覧

予習シリーズ社会解説 「5年上第3回 奈良時代」

奈良時代といえば聖武天皇、聖武天皇といえば奈良時代。

と言い切っていいほど、奈良時代を代表する人物は聖武天皇です。聖武天皇に関連する語句を一覧にすると
聖武天皇
国分寺・国分尼寺
東大寺→正倉院→シルクロード・校倉造
→行基
→光明皇后
墾田永年私財法→荘園
→天平文化

と奈良時代の流れがある程度説明できてしまいます。奈良時代を触れて聖武天皇に触れないのは難しいレベルです。個人的には聖武天皇は入試で最も登場する歴史上の人物ではないかと思っています。

授業を上手にするテクニックの1つに「テキストの順番にこだわりすぎない」ということがあります。テキストに掲載されている順番は、テキストの体裁として整った順番になっており、授業で説明するときに分かりやすいかどうかとは微妙にずれています。この単元では、
1 律令政治
2 平城京
3 聖武天皇の政治
4 農民の生活と新しい土地政策
5 海をわたった人々
6 天平文化
という小項目になっていますが、できれば聖武天皇の話をしてそのまま天平文化の話に持っていきたいんですよね。逆に、土地制度の話をした流れで、農民の困窮に話をもっていきたい。ですので、私は授業では1・4の話をしてから、2・3・5・6という風に分けて説明をしています。馬鹿正直に教科書順に授業をする必要はないのです。

奈良時代の最大のネックは律令制度です。人物が出てこない、土地制度は子どもたちにとって楽しいものではないんです。でも、出題される内容です。
まず、触れるのは地方の役人であった国司郡司里長です。実戦知識としては国司が中央貴族、郡司が地方豪族、里長が有力農民から選ばれたというのは覚えておきたいです。正誤問題でよく登場します。あと、「群」司と間違えやすいので気を付けましょう。

調の違いも重要です。庸・調は男子のみの負担で中央の財源になったことも大事です。庸・調を運ぶ時の荷札を木簡といいます。木簡からは支配していた地域、その地域の特産品など支配の様子がわかる貴重な資料になっており、思いのほか入試で出題される語句ですので必ず覚えておきましょう。
労役・兵役では防人が別格の出題頻度ですね。

飛鳥文化・白鳳文化と比べて、天平文化は学習内容も多いです。日本の歴史をまとめた歴史書である「古事記」「日本書紀」の区別はそこまで意識する必要はありません。一応、古事記のほうが古いと知っておくといいでしょう。テストでは、どちらかの名前が書いてあってもう一方を書く問題が大半です。ただし、記紀という言葉があるように、古事記と日本書紀では漢字が違うことに注意が必要です。


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