「 2019年11月 」一覧

入試に出る歴史史料 「土佐日記」

男もすなる日記というものを女もしてみむとてするなり


平安時代中期に紀貫之によって書かれた紀行文が土佐日記です。上の文章はその冒頭部分になります。当時、かな文字は女性が主に使うものだったため、女性にかこつけてかかれているのが特徴です。

この史料も、史料だけで作品名が判別できないといけないレベルではありません(社会科は)。紀貫之は、古今和歌集の編者でもあるので紫式部・清少納言についで国風文化の重要人物として覚えておきたいです。


定期テスト時事問題予想 2019/11/25

中学生の社会科定期テストの時事問題の予想です。予想される出題頻度は◎<○<△<-の順です。

基本方針時事問題を出題する本来の意図は、生徒に世の中の動きに関心を持ってもらうことです。そして、中学生の定期テスト社会科において最も重要な学習内容は、教科書の出題範囲です。時事問題からの出題は数問で、あくまでおまけでしかありません。時事問題の勉強として何十項目と覚える時間があれば、もっと他に行うべき勉強があるはずです。ここでは「最小限の手間である程度の成果」をテーマに更新を行っていきます。

各国主要人物
現在の日本の首相を答えなさい。 安倍晋三
現在のアメリカの大統領であるトランプ大統領が所属する政党を答えなさい。 共和党
現在のイギリスの首相を答えなさい。 ジョンソン
現在のドイツの首相を答えなさい。 メルケル
現在のフランスの大統領を答えなさい。 マクロン
現在のロシアの大統領を答えなさい。 プーチン
現在の中国の国家主席を答えなさい。 習近平
現在の韓国の大統領を答えなさい。 文在寅
(ムン・ジェイン)
現在の北朝鮮の最高指導者を答えなさい。 金正恩
(キム・ジョンウン)
現在の国連事務総長を答えなさい。 グテレス
10月の主要な出来事
東日本を中心に大きな被害をもたらした台風を答えなさい。 台風19号
今年のノーベル化学賞を受賞した日本人を答えなさい。 吉野彰
10月22日に行われた現在の天皇が即位したことを示す儀式を何というか答えなさい。 即位礼正殿の儀
琉球王国の居城で、大規模な火災が発生した建造物が焼失した施設を答えなさい。 首里城
政府に対する大規模な抗議活動が続いている中国の都市を答えなさい。 香港
11月の主要な出来事
ラグビーワールドカップ日本大会で優勝した国を答えなさい。 南アフリカ共和国
ローマ教皇として37年ぶりに来日した人物の名前を答えなさい。 フランシスコ

スキー場の多い都道府県

スキー場の多い都道府県(観光庁「スキーリゾートの現状」より)

都道府県名 割合
1位 長野県 20.0%
2位 北海道 12.9%
3位 新潟県 12.2%
4位 岐阜県 5.8%
4位 群馬県 5.8%

一時は、冬の観光といえばスキーという時代がありました。個人的には寒いときに寒いところに行ってどうするという思いもありますが、スキー場独特の解放感は捨てがたいのも理解できます。現在スキー(スノボ含む)レジャーは1990年代半ばのピーク時と比べると、市場規模は4分の1に減少しているそうです。

今回は、スキー場の多い都道府県ランキングです。実は、統計データを探すのに意外と苦労しました。データを紹介されている記事はすぐ見つかったのですが、一定信頼できる公的なデータが見つからなかったんですよ。最終的に観光庁の資料を参照しました。

1位は長野県です。長野県は、降雪量が多く周囲を山に囲まれた上に、首都圏、中京圏から人が集まりやすい立地です。スキー場が多くなるのは当然ですね。
北海道が2位。データを探しているときに、「1位が北海道じゃなくて意外」みたいな記事を見かけました。そうか、一般的な感覚だとそうなるのかと思いました。北海道って雪のイメージが強いですが、北海道は降水量がそれほど多くないので雪よりも「寒い」というのが的確だと思うんですよね。雪はもちろん降るのですが、解けないのが大きい。雪ということでいえば、北海道よりも東北の日本海側・北陸のほうが断然多いです。


入試に出る歴史史料 「望月の歌」

この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば


藤原道長が、三代続けて自分の娘を天皇の后とした満足感からよんだ歌です。平安時代を代表する歴史史料として再頻出ですね。

藤原道長といえば自分が行った摂関政治、息子で平等院鳳凰堂をつくった藤原頼通という重要事項と直接つながありがある人物です。さらに、道長の娘に「源氏物語」でおなじみ紫式部が仕えていました。そのため、この史料1つで国風文化に関する知識もアプローチしやすいという、出題する側にとって便利な歴史史料です。


できる生徒は丸付けが違う

「勉強をできるようにするには、どうすればいいですか?」

時々聞かれる難しい質問です。明快な答えはないですが、勉強できる生徒に共通する特徴はあります。今回はその1つを紹介します。

それは、丸付けが丁寧だということです。解答を見て、自分の答えを見て丸を付けるという当たり前の作業がきちんとできています。出来ない生徒の丸付けを見ていると間違えているにもかかわらず丸を付けることが本当に多い。それでは、せっかく勉強したのに無駄になってしまいます。
解答と自分の答案それぞれの見たい部分を指さし確認(ペンでいいです)しながら、1つ1つ丸付けをする丁寧が欲しいです。

それから、できる生徒は丸付けをこまめにします。以前にも書いたかと思いますが、テキストはステップアップできるように同じ単元で徐々に難易度を上げて問題がつくられています。基本問題→標準問題→応用問題といった風ですね。これをまとめてやってまとめて丸付けしたら同じ間違いを繰り返すという無駄な作業になってしまいます。

そもそも、問題を解いたらすぐに丸付けをしていますか?「丸付け忘れた」というのは本来あり得ないことです。問題を解いたら、正解か気になりませんか?それが気にならないというのなら、その勉強は単なる作業として文字を書いているだけです。

そして、問題を解いたら必ずどこが間違っていたかテキストに戻って確認をする。よくあるのが、ノートに丸付けだけしてすぐに次の問題を解き始める。これでは、どう間違えて何を覚えればいいかわからない。結局同じ間違いをする。勉強は何のためにするのか、それは同じ間違いを繰り返さないようにするためです。

勉強ができるようになるコツは、たくさん間違いをしてその間違いから正しい答え・解き方を覚えて次は間違えない。その単調な作業の繰り返しにつきます。コツコツ頑張りましょう。

 


入試に出る都道府県 「鳥取県」


・鳥取県は現在、日本で最も人口の少ない都道府県である。
・日本最大級の砂丘である鳥取砂丘が有名。


・地図中Aは日本海側を代表する漁港である境港のある境港市


・地図中Bは伯耆富士とよばれる大山

鳥取県といえば、かつては日本なしの生産がさかんというのが定番知識でした。現在、鳥取県の日本なし生産は全国5位前後と地位が低下しており、出題しにくくなっています。砂丘をかんがいによって農業をしやすくして、らっきょうなどを生産しているといったことは、教科書で掲載されていますね。

面積:3,507㎢(2019年)
人口:約55万人(2019年)


入試に出る歴史史料 「尾張国郡司百姓等解」

尾張国の郡司と人民が太政官の裁断を請願すること

国守の藤原元命(ふじわらのもとなが)が三年の内に収奪した非合法な官物や不正行為について三十一か条にわたって嘆願書を提出します。


平安時代に入ると律令政治が乱れ、国司の不正が横行しました。その国司の不正について説明するときに使われるのが上の資料です。資料そのものは教科書に載っていることが多いですが、この史料だけで答えを求める問題はあまり出題されません。
この史料で聞かれるのは国司についてです。国司というのは、律令政治において中央からそれぞれの国を任された中央貴族です。

似たような資料で鎌倉時代の地頭の横暴を訴える史料もあるので、注意しましょう。


入試に出る都道府県 「島根県」


・地図中Aは県庁所在地の松江市。県庁所在地の中では間違えやすいので注意。
・隣接している鳥取県に次いで人口の少ない都道府県である。


・世界文化遺産に登録されている石見銀山遺跡がある。石見銀山は中世には世界屈指の銀山だった。


・地図中Bはしじみの養殖がさかんな宍道湖


・韓国と領有権を巡り対立がある竹島は島根県にある。


・国内有数の神社である出雲大社がある。


・地図中Cは隠岐。承久の乱で敗れた後鳥羽上皇が流された場所であることが歴史で登場する。

面積:約6,708㎢(2019年)
人口:約67万人(2019年)


入試に出る歴史史料 「大仏建立の詔」

仏教を興隆させるという悲願を起こして盧舎那仏の金銅像一体(大仏)を鋳造することとする。


743年に聖武天皇によって大仏をつくる命令が出されました。752年に完成した東大寺の大仏です。その大仏を建立することを決めた指示が歴史史料として出題されています。

東大寺・大仏・聖武天皇といえば、天平文化・正倉院・光明皇后といった関連語句の多い項目です。基本中の基本なのですが、史料をもとに問題が出題されるととたんにできなくなりますね。まぁ、それが出題者の狙いなのですが…。

743年は新たに開墾した土地の永久私有を認めた墾田永年私財法が出されていることも覚えるポイントです。


入試に出る歴史史料 「あおによし奈良の~」

あおによし 奈良の都は 咲く花の におうがごとく 今盛りなり


奈良時代の詩人、小野老(彼の名前は入試では出ません)がうたった万葉集に収録されている歌です。平城京の華やかな様子を描いた歌として入試では出題されます。入試での出題パターンは奈良の部分に下線が引かれていて、何を指すか(答え「平城京」)を問うのが、パターンです。


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