男もすなる日記というものを女もしてみむとてするなり
平安時代中期に紀貫之によって書かれた紀行文が土佐日記です。上の文章はその冒頭部分になります。当時、かな文字は女性が主に使うものだったため、女性にかこつけてかかれているのが特徴です。
この史料も、史料だけで作品名が判別できないといけないレベルではありません(社会科は)。紀貫之は、古今和歌集の編者でもあるので紫式部・清少納言についで国風文化の重要人物として覚えておきたいです。
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中学生の社会科定期テストの時事問題の予想です。予想される出題頻度は◎<○<△<-の順です。
基本方針時事問題を出題する本来の意図は、生徒に世の中の動きに関心を持ってもらうことです。そして、中学生の定期テスト社会科において最も重要な学習内容は、教科書の出題範囲です。時事問題からの出題は数問で、あくまでおまけでしかありません。時事問題の勉強として何十項目と覚える時間があれば、もっと他に行うべき勉強があるはずです。ここでは「最小限の手間である程度の成果」をテーマに更新を行っていきます。
○ | 現在の日本の首相を答えなさい。 | 安倍晋三 |
- | 現在のアメリカの大統領であるトランプ大統領が所属する政党を答えなさい。 | 共和党 |
△ | 現在のイギリスの首相を答えなさい。 | ジョンソン |
- | 現在のドイツの首相を答えなさい。 | メルケル |
- | 現在のフランスの大統領を答えなさい。 | マクロン |
- | 現在のロシアの大統領を答えなさい。 | プーチン |
- | 現在の中国の国家主席を答えなさい。 | 習近平 |
△ | 現在の韓国の大統領を答えなさい。 | 文在寅 (ムン・ジェイン) |
△ | 現在の北朝鮮の最高指導者を答えなさい。 | 金正恩 (キム・ジョンウン) |
- | 現在の国連事務総長を答えなさい。 | グテレス |
△ | 東日本を中心に大きな被害をもたらした台風を答えなさい。 | 台風19号 |
◎ | 今年のノーベル化学賞を受賞した日本人を答えなさい。 | 吉野彰 |
△ | 10月22日に行われた現在の天皇が即位したことを示す儀式を何というか答えなさい。 | 即位礼正殿の儀 |
◎ | 琉球王国の居城で、大規模な火災が発生した建造物が焼失した施設を答えなさい。 | 首里城 |
○ | 政府に対する大規模な抗議活動が続いている中国の都市を答えなさい。 | 香港 |
△ | ラグビーワールドカップ日本大会で優勝した国を答えなさい。 | 南アフリカ共和国 |
◎ | ローマ教皇として37年ぶりに来日した人物の名前を答えなさい。 | フランシスコ |
スキー場の多い都道府県(観光庁「スキーリゾートの現状」より)
都道府県名 | 割合 | |
1位 | 長野県 | 20.0% |
2位 | 北海道 | 12.9% |
3位 | 新潟県 | 12.2% |
4位 | 岐阜県 | 5.8% |
4位 | 群馬県 | 5.8% |
一時は、冬の観光といえばスキーという時代がありました。個人的には寒いときに寒いところに行ってどうするという思いもありますが、スキー場独特の解放感は捨てがたいのも理解できます。現在スキー(スノボ含む)レジャーは1990年代半ばのピーク時と比べると、市場規模は4分の1に減少しているそうです。
今回は、スキー場の多い都道府県ランキングです。実は、統計データを探すのに意外と苦労しました。データを紹介されている記事はすぐ見つかったのですが、一定信頼できる公的なデータが見つからなかったんですよ。最終的に観光庁の資料を参照しました。
1位は長野県です。長野県は、降雪量が多く周囲を山に囲まれた上に、首都圏、中京圏から人が集まりやすい立地です。スキー場が多くなるのは当然ですね。
北海道が2位。データを探しているときに、「1位が北海道じゃなくて意外」みたいな記事を見かけました。そうか、一般的な感覚だとそうなるのかと思いました。北海道って雪のイメージが強いですが、北海道は降水量がそれほど多くないので雪よりも「寒い」というのが的確だと思うんですよね。雪はもちろん降るのですが、解けないのが大きい。雪ということでいえば、北海道よりも東北の日本海側・北陸のほうが断然多いです。
「勉強をできるようにするには、どうすればいいですか?」
時々聞かれる難しい質問です。明快な答えはないですが、勉強できる生徒に共通する特徴はあります。今回はその1つを紹介します。
それは、丸付けが丁寧だということです。解答を見て、自分の答えを見て丸を付けるという当たり前の作業がきちんとできています。出来ない生徒の丸付けを見ていると間違えているにもかかわらず丸を付けることが本当に多い。それでは、せっかく勉強したのに無駄になってしまいます。
解答と自分の答案それぞれの見たい部分を指さし確認(ペンでいいです)しながら、1つ1つ丸付けをする丁寧が欲しいです。
それから、できる生徒は丸付けをこまめにします。以前にも書いたかと思いますが、テキストはステップアップできるように同じ単元で徐々に難易度を上げて問題がつくられています。基本問題→標準問題→応用問題といった風ですね。これをまとめてやってまとめて丸付けしたら同じ間違いを繰り返すという無駄な作業になってしまいます。
そもそも、問題を解いたらすぐに丸付けをしていますか?「丸付け忘れた」というのは本来あり得ないことです。問題を解いたら、正解か気になりませんか?それが気にならないというのなら、その勉強は単なる作業として文字を書いているだけです。
そして、問題を解いたら必ずどこが間違っていたかテキストに戻って確認をする。よくあるのが、ノートに丸付けだけしてすぐに次の問題を解き始める。これでは、どう間違えて何を覚えればいいかわからない。結局同じ間違いをする。勉強は何のためにするのか、それは同じ間違いを繰り返さないようにするためです。
勉強ができるようになるコツは、たくさん間違いをしてその間違いから正しい答え・解き方を覚えて次は間違えない。その単調な作業の繰り返しにつきます。コツコツ頑張りましょう。