「 地理 」一覧

地理に関する地名・用語の解説です。

県庁所在地より人口が多い都市

県庁所在地は、その都道府県の政治の中心です。必然的に経済の中心であることも多く、その都道府県で一番人口の多い都市であることが大半です。今回は、その例外で県庁所在地よりも人口の多い市を紹介します。

いわき市(福島県)

人口約33万人(2017年)。東北地方では2番目に人口が多い都市(1位は仙台市)です。もともと、炭田を中心に発展した工業都市でもあり、スパリゾートハワイアンズに代表される観光も盛んな都市です。
なお、郡山市も福島市より人口が多いです。

高崎市(群馬県)

人口約38万人(2017年)。北関東自動車道・関越自動車道と上越新幹線・北陸新幹線と新幹線と高速道路が分岐する北関東の交通の要衝です。中学入試で、高崎駅が聞かれることがあります。

浜松市(静岡県)

人口約81万人(2017年)社会科では楽器・オートバイの生産でおなじみです。面積が最も広い政令指定都市です(市全体では2位)。

四日市市(三重県)

人口約31万人(2017年)。石油化学工業がさかんな都市で、かつては四日市ぜんそく(四日市公害)がおきた都市として入試でもおなじみの都市です。

 


入試に出る都道府県 「和歌山県」


みかんの生産が日本一。段々畑が広がる。


・地図中Bは紀ノ川
・真言宗総本山の高野山金剛峰寺がある。また、三重県・奈良県にまたがる一帯が「紀伊山地(地図中C)の霊場と参詣道」が世界文化遺産。熊野古道ともよばれる。


・江戸時代、幕藩体制を指させた親藩の中でも最も格の高いとされた御三家の1つが紀州である。8代将軍徳川吉宗は紀州の出身である。


・地図中Aは県庁所在地の和歌山市。鉄鋼業が盛んである。
・和歌山県は柿・うめの生産も日本一である。


・ナショナルトラスト運動の代表例として知られる天神崎がある。

面積:4,724㎢(2019年)
人口:約92万人


スキー場の多い都道府県

スキー場の多い都道府県(観光庁「スキーリゾートの現状」より)

都道府県名 割合
1位 長野県 20.0%
2位 北海道 12.9%
3位 新潟県 12.2%
4位 岐阜県 5.8%
4位 群馬県 5.8%

一時は、冬の観光といえばスキーという時代がありました。個人的には寒いときに寒いところに行ってどうするという思いもありますが、スキー場独特の解放感は捨てがたいのも理解できます。現在スキー(スノボ含む)レジャーは1990年代半ばのピーク時と比べると、市場規模は4分の1に減少しているそうです。

今回は、スキー場の多い都道府県ランキングです。実は、統計データを探すのに意外と苦労しました。データを紹介されている記事はすぐ見つかったのですが、一定信頼できる公的なデータが見つからなかったんですよ。最終的に観光庁の資料を参照しました。

1位は長野県です。長野県は、降雪量が多く周囲を山に囲まれた上に、首都圏、中京圏から人が集まりやすい立地です。スキー場が多くなるのは当然ですね。
北海道が2位。データを探しているときに、「1位が北海道じゃなくて意外」みたいな記事を見かけました。そうか、一般的な感覚だとそうなるのかと思いました。北海道って雪のイメージが強いですが、北海道は降水量がそれほど多くないので雪よりも「寒い」というのが的確だと思うんですよね。雪はもちろん降るのですが、解けないのが大きい。雪ということでいえば、北海道よりも東北の日本海側・北陸のほうが断然多いです。


入試に出る都道府県 「鳥取県」


・鳥取県は現在、日本で最も人口の少ない都道府県である。
・日本最大級の砂丘である鳥取砂丘が有名。


・地図中Aは日本海側を代表する漁港である境港のある境港市


・地図中Bは伯耆富士とよばれる大山

鳥取県といえば、かつては日本なしの生産がさかんというのが定番知識でした。現在、鳥取県の日本なし生産は全国5位前後と地位が低下しており、出題しにくくなっています。砂丘をかんがいによって農業をしやすくして、らっきょうなどを生産しているといったことは、教科書で掲載されていますね。

面積:3,507㎢(2019年)
人口:約55万人(2019年)


入試に出る都道府県 「島根県」


・地図中Aは県庁所在地の松江市。県庁所在地の中では間違えやすいので注意。
・隣接している鳥取県に次いで人口の少ない都道府県である。


・世界文化遺産に登録されている石見銀山遺跡がある。石見銀山は中世には世界屈指の銀山だった。


・地図中Bはしじみの養殖がさかんな宍道湖


・韓国と領有権を巡り対立がある竹島は島根県にある。


・国内有数の神社である出雲大社がある。


・地図中Cは隠岐。承久の乱で敗れた後鳥羽上皇が流された場所であることが歴史で登場する。

面積:約6,708㎢(2019年)
人口:約67万人(2019年)


入試に出る都道府県 「岡山県」


瀬戸大橋を通じて香川県とつながっている(本州四国連絡橋のうち、児島~坂出ルート)。


・地図中Aは倉敷市。水島地区は石油化学コンビナートがあり、鉄鋼業も盛ん。中学校の教科書で石油化学コンビナートは水島地区をつかって説明することが多く、工業都市が出題されにくい高校入試でも入試頻出の都市である。


・伝統的工芸品の備前焼が有名。


・県庁所在地の岡山市には日本三名園の1つである後楽園がある。


・ぶどう(特にマスカット)の栽培がさかん。
・児島湾は干拓地として有名。

面積:約7,114㎢(2019年)
人口:約189万人(2019年)


入試に出る都道府県 「広島県」


・地図中Aは県庁所在地で政令指定都市の広島市太田川の三角州に街がつくられている。市内にある府中町も含めて自動車工業がさかん。1945年8月6日に原子爆弾が投下された。原爆ドームが世界文化遺産。
・広島県と愛媛県は瀬戸内しまなみ海道を通じて愛媛県とつながっている(尾道~今治ルート)。
・世界文化遺産で日本三景「安芸の宮島」といわれる厳島神社がある。


・広島県はかきの養殖が全国1位。


・伝統的工芸品の熊野筆が有名。


・地図中Bは呉市。軍港として栄え、現在でも造船業がさかん。

面積:8,479㎢(2019年)
人口:約281万人(2019年)


入試に出る都道府県 「山口県」


・地図中Aは下関市。1185年壇ノ浦の戦いが行われ、平氏が滅亡した。1915年に日清戦争の講和条約である下関条約が結ばれた。ちなみに、下関市は県庁所在地の山口市より人口が多い。
・幕末に活躍した長州藩は山口県。木戸孝允・伊藤博文は長州藩出身。


・地図中Dは秋吉台。石灰岩でできたカルスト地形で知られる。


・地図中Bは宇部市、Cは山陽小野田市。セメント工業がさかん。なお、入試では両市の区別は特につかなくても大丈夫。高校入試では、セメント工業がさかんということは覚えておきたい。


・本州と九州の間には関門海峡が広がり、関門トンネルが通る。


・地図中Eは萩市。長州藩の城下町で知られ、伝統的工業品の萩焼で知られる。

現在の内閣総理大臣である安倍晋三首相は山口県出身で、山口県は日本で最も多くの内閣総理大臣を輩出した県です。
山口県は歴史で重要な役割を果たしたこともあって、意外と出題される都道府県ですね。

面積:約6,111㎢(2019年)
人口:約135万人(2019年)


入試に出る都道府県 「徳島県」


・地図中Aは吉野川が流れる。吉野川は香川用水の水源。中学入試は「四国三郎」という異名も覚えておきたい。


・本州四国連絡橋のうち、神戸~鳴門ルートが通る。淡路島から大鳴門橋がつながっているが、大鳴門橋はめったに入試では出題されない。


・夏に開催される阿波踊りが有名。

面積:4,146㎢(2019年)
人口:約73万人(2019年)


入試に出る都道府県 「香川県」


・香川県は日本で最も面積の狭い都道府県である。
・地図中Aは県庁所在地の高松市。高松市は瀬戸内の気候について問う問題の代表的な例としてよく登場する。
瀬戸大橋は香川県と岡山県を結んでいる。


・香川県北部の讃岐平野は降水量が少ないことで有名で、古くからかんがいに備えて多くのため池がつくられた。現在は吉野川を水源とした香川用水を利用している。かつては小麦の生産が盛んで、小麦を原料としたうどんの生産がさかん。


・地図中Bは坂出市。瀬戸大橋は坂出を起点としている。造船業がさかん。
・地図中Cは小豆島。瀬戸内海で2番目に大きい島でオリーブの栽培がさかん。


・源平の戦いの1つである屋島の戦いが行われたのが現在の香川県である。

面積:1,876㎢(2019年)
人口:約95万人(2019年)


スポンサーリンク