「 徒然 」一覧

社会科に関する学習法などで思ったことを書いていきます。

神奈川・愛知・兵庫の存在感

神奈川県(人口2位)
愛知県(人口4位)
兵庫県(人口7位)

どれも、横浜市・名古屋市・神戸市という百万都市を抱える規模の大きい都道府県です。神奈川県は川崎市ともう1つ百万都市を持っています。

にもかかわらず、地元以外の子どもにとってこの3つの都道府県の知名度は低いです。それはなぜか。「横浜・名古屋・神戸が強すぎるから」です。横浜県とか名古屋県とか、けっこう言われちゃうんですよね。ちょっと気の毒です。


まずは自分の点数を覚えておけ。

中学生のテストが終わると塾では点数の聞き取りをします。学校から配布される成績の個表を見れれば一番なのですが、テスト終了から個表配付までに時間がかかります。ですので、生徒から直接点数を聞き取りをします。

ここで出てくるのが「点数を覚えていない」という声です。そして、そういう声を出す生徒の点数はだいたい良くないです。点数が悪いから覚えておきたくないのか、自分の点数への意識が低いから点数が悪いのか。おそらく両方でしょう。

成績上位者は当たり前のようにできていることです。勉強ができるようになるには、できている人間の行動をまねることです。自分の点数を上げたいと思っている人は、まず自分の点数を把握しましょう。


中3歴史の授業が終わらない。

中学生は2学期中間テストの対策授業が始まる時期になりました。中3を担当しているとここ数年、毎年焦ります。なぜなら、まだ学校の歴史の授業が終わっていないから。

先週末(中間テストとしては、やたら早い時期の実施ですが)行われたある学校のテスト範囲は日本国憲法の制定まででした。もう、9月ですよ。まだ、歴史の教科書にして20ページほど残っています。当然、公民の教科書は手付かずです。

現行の学習指導要領になり、近現代史を重視するため歴史を3年生でも学習するようになりました。それにより、何が起きたかというと「歴史の授業がいつまでたっても終わらない」。

中3の社会科の学習時間は歴史40、公民100です。これでいうと、7月からは公民の学習を始めなくてはいけません。ところが、現実には9月になっても歴史が終わらない。ぶっちゃけ、塾のカリキュラムではそろそろ公民が終わるところが大半のはずです。なぜなら、そうしないと入試問題の演習ができないから。もちろん、塾と学校では仕組みも目的も違うので同じ土俵で話すのは不公平ではあります。ですが、学校の教師は決められたカリキュラムは守らないと。

昔よく言われた「歴史の最後のほうは駆け足で何やったか覚えていない」は過去の話です。今は、「公民の教科書全部が駆け足で何やったか覚えていない」になっています。


隙間時間をいかに使うか。

受験生にとって限りある時間をどう使うかは重要なテーマです。今回は隙間時間に何を勉強すべきか、また、すべきでは無いかです。

ここでいう隙間時間とは、電車などでの移動時間、授業と授業との間の休憩時間を指します。ちなみに、学校・塾などで時間を指定されて演習する際、早く終わってしまい余った時間もこれに含まれます。問題演習が終わって、ボーッと時間が過ぎるのを待つのはあまりにもったいないです。

まず、隙間時間に何を勉強するかは、あらかじめ決めておくことが大切です。時間が空いたから何をしようでは決めた頃に隙間時間が終わります。内容は、英単語でも漢字でも計算でも何でもいいですが、細かく時間が区切れるものがいいですね。

逆に隙間時間でやっていけない勉強があります。それは、志望校の入試問題と英語・国語の長文問題です。まず、入試問題は時間を測って、その時間内に解く感覚をつかむことが重要です。決して細切れにやってはいけない勉強です。2周目、3周目のやり直し演習なら、まだいいかもしれませんが、それでも隙間時間に勉強すべきではありません。長文問題は単純に隙間時間に解ききれない可能性が高いからです。こんなこと、当たり前だと思うかもしれませんが、生徒の隙間時間の様子を見ていると普通に入試問題を解こうとするのを毎年に見るので、あえて指摘しておきました。

隙間時間の勉強は、その生徒の受験への姿勢がかいま見えるので、毎年意識して指導するようにしています。


算数とLGBT

私は社会の先生ですが、国語も教えますし、算数・数学の質問も受けます。昨日、算数の質問を受けていてふと気になった問題がありました。おおよそこんな感じの問題です。

ある学校では、女子生徒は全体の50%より20人少なく、男子生徒は全体の60%より24人少ない。この学校の全校生徒数を答えなさい。(「中学入試でる順 ポケでる 算数 文章題・図形早ワザ解法テクニック」 旺文社)

この問題は、典型的な線分を使って解く問題です。線分図を書くとこうなります。


全体の0.1が44人になるので、44÷0.1=440人が答えになります。

この問題って、全校生徒が男子か女子かどちらかに属することが前提になっているんですよね。LGBTという考え方が当たり前になった現在、この問題の考え方は古いのではないかと急に思った次第です。
算数の問題で考えすぎといえば考えすぎなのかもしれませんが、別に割合の問題を解くのに男女でなければならない理由はないので、将来的には変わっていくかもしれませんね。

 


入試は採点競技

「ウルトラC」という言葉がありました。

ウルトラCとは1964年に開催された東京オリンピックで生まれた言葉で、本来は体操の日本男子チームが生み出した難易度C以上の技のことをいう(2009年現在、A~Gまでの難度が設定されており、体操でウルトラCという表現は使わない)。これが流行語となり、大逆転技、奇策、さらに物凄いといった意味で用いられる。(日本語俗語辞典

私が子どもの頃は、まだ使っていたように思いますが、体操競技の最高難度がHとかIになった現代では死語です。かつてのC難度は今や、ジュニアでも当たり前に繰り出される技です。

でも、C難度って改めて見るとこんなのです。
後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり下り
いわゆるムーンサルト、ツカハラCです。いや、できないですよね。体操をやっていない人間にとっては、C難度でも(当たり前ですが)人間業じゃないです。かつては、新技だったものが、当たり前になっていく様に人間の進歩を感じます。

前振りが長くなりましたが、受験もそういったところがありますね。10年・20年前の問題を見ると「あれ、この学校こんなに簡単だっけ?」と思うことがままあります。上位校では、昨年出題された問題は塾で対策をされることを前提に問題を作成します。塾は、それを踏まえて準備をします。そのため、難度が年々上がっているんですね。単純に覚えることが増えてだけではありません。思考力であったり、資料の読み取りであったり、複数の知識を問う問題であったりと手を変え品を変え受験生に「見たことのない問題」が繰り出されます。

結果として、中堅以下の学校と上位校の問題レベルの差は昔と比べて広がっています。受験の高難易度化に対応している学校は一部で、中位以下の子供にとっては、基本問題でも難しいことに変わりはないです。

最難関を目指す受験生はアスリートであるという認識をぜひ持っていただきたく思います。


時事問題の予想に「百舌鳥・古市古墳群」を入れない訳

このサイトで掲載している定期テスト向けの時事問題予想は最低限必要だろうという内容にとどめています。時事問題の対策はあくまでおまけで、メインは教科書の出題範囲の勉強だと考えるからです。

前方後円墳現在の時事問題の予想で「百舌鳥・古市古墳群を世界文化遺産に登録へ(毎日新聞)」をあえて載せていません。
それはなぜかというと、現段階では登録に向けて事前に審査する国際記念物遺跡会議(イコモス)が「登録すべき」とユネスコに勧告したにすぎず、直前で登録が認められない可能性があるからです。6月末~7月に行われる会議で、正式に登録が決まってから時事問題としては出題すべきというのが私の筋論です(実際に直前で取り下げられた例もあります)。

また、今の段階で時事問題で出題されるとして「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)」という名称を書かせるのは、あまりないと思うのも理由の一つです。出題されるなら「百舌鳥・古市古墳群にある日本最大の古墳の名前を答えなさい→大仙古墳(仁徳天皇陵古墳)」でしょう。大仙古墳を答える問題は別に時事問題じゃなく、社会の一般知識でも対処できます。

なお、正式に登録が決まった瞬間に、その次の定期テストのみならず入試でも出題される最重要キーワードになるのでそれは頭に入れておいてください。


成績は右肩上がりにはいかないと言うのに

塾講師が保護者の方に繰り返し言うことの一つに

「成績は上がったり下がったりしながら少しずつ上昇するものです。1回1回のテスト結果に一喜一憂しすぎないでください」

特に新しい単元を学習している時期はそうなのですが、週ごとの理解度に差があるのは当たり前ですし、週ごとに調子は変わります。うまくいく週もあれば、そうはいかない週もありながら、中長期的に成績が上がっていけばいいんです。どうしても、保護者は近い目で見てしまうので、長い目というものを塾側が提示していく必要があります。親が過剰に一喜一憂しすぎると子どもが委縮しますし。

今日はその話ではないです。
と、塾側は保護者に対して「成績は右肩上がりに行かない」とさんざん言っているにもかかわらず、どういう訳か本部(会社の上のほう)は各校舎の成績、つまり売り上げや生徒数は右肩上がりを求めるんですかね。
会社によってノルマだったり予算だったり目標だった利すると思うんですけど、設定はほぼ前年度を基準に設定されます。そして、前年より高い数字を求められます。会社としては常に成長していかないといけないことは重々承知しているんですけど、校舎規模や市場環境を無視して、「去年がこの数字だったから今年はこれだけ」という目標設定は勘弁してほしいですね。
別に顧客に対して会社として右肩上がりで成績を上げるシステムを提示しているのならそれもいいんでしょうけど、そんな話をする塾はまずないです。にもかかわらず、社内の数字は右肩上がりを求めるのはなんでだろうと素直に思います。

例えば、100→110→120と増やしてきて、次が115で「前年より減っている」と言われてもせめてここ数年単位で見ろよと思うんですよね。実のところ、今の僕は校舎の数値を追いかける立場ではないので、詰められる責任者の様子を見ているとそう思うんですよね。前年頑張れば頑張るほど翌年がしんどくなるシステムは改善してほしいと痛切に思います。

ちょっと前にこんなコラムを見て思ったことでもあります。

なぜ新入社員は「ノルマの120%」を目標に設定すべきなのか?
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64148

会社から与えられ、自分で思い込んでいる限界が100だとしたら、自分で持つ目標は、その120%に設定することです。(中略)
会社から課されるノルマは、「あなたの給料分の働きは最低限これぐらいですよ」というものです。たとえば、多くの会社の営業部では「営業部員にこれだけ稼いでもらわなければ、給料分が見合わない」という数字をノルマに設定しています。だから、これが達成できなければ、その営業部員は赤字社員ということになります。

会社から与えられた目標を目標にしていてはだめだという理屈は理解できるのですが、そもそも会社から与えられた目標が正当なものであるかの判断って難しいんですよね。果たして、どれだけの会社が市場規模とその人・組織の能力と市場成長と採算を全て考慮した目標設定をできているのか、とても疑問です。

会社は何でもかんでも目標を設定してくるのですが、その中で「これは達成しないといけない、これはまぁそれほどでもない」という割り切りをしないとやっていけないよねと思います。とりとめもない話ですいません。


再テストが大嫌い。

塾の授業では、知識の確認をするために小テストをする機会が良くあります。目標得点を設定して、それに届いていない時は、もう一度テストをする再テスト(追試)を行う講師がとても多いです。

はっきりいって私個人は再テストが大嫌いで上長の指示でもない限りは、まずやりません。
私の中での再テストは「やったふり」でしかないです。講師にとっては「再テストをして手厚く面倒を見たというアピール」ですし、生徒にとっては「再テストでできたから覚えた」気にだけなるツールでしかありません。
経験則でいえば、いつも再テストで合格しているような生徒が、その再テストで学習してした内容を後で覚えているかといえば覚えていないんですよ。大体の場合、再テストは同じテストをもう一回解くだけですからね。問題を丸暗記すれば済んでしまうんです。最初のテストで合格できない生徒は、再テストで合格するための勉強しかしないんですよ。
だから、再テストはやるだけ無駄。再テストがあるから、それで受かればいいやとか思わせない、一発で合格しないとダメと思わせることが大事です。

ちなみに、私は再テストのかわりに、時間がたったところで予告なしで全員にもう1回全員にテストをします。最初に合格をした生徒でも、忘れているということはよくあります。確認は間を開けて繰り返し実施することが大切です。


「こんにちは」の使い分け

仕事柄、子どもから大人までいろんな世代にあいさつをする機会があります。同じ「こんにちは」でも相手によって当然ですが使い分けをしています。今日はその使い分けについてです。

1.対大人
当然ですが、一番丁寧です。イメージとしては、やや高めの声で下から上にあげる感じで「こんにちは」。別に意識してはいませんが、「ち」あたりを強く言っていますね。

2.小学生高学年から中学生の通塾生
逆に、一番気楽な「こんにちは」です。あいさつをしていることが伝わればいいので、最初の「こん」ぐらいが一番強く言います。必要以上にゆっくり言うと気持ち悪がられるのでスピーディーに。

3.通塾生ではない小学生高学年から中学生
心持ちゆっくりで私は地声が高いので少し低めに最後まできちんと伝わるように「ち」あたりまではっきりとした「こんにちは」です。

4.通塾している、いないに関わらず小学生低中学年
中年のおじさんは小さい子どもから見ると怖く思われがちなので、一番意識してあいさつします。ポイントはとにかくゆっくり言うこと。あと、ほんの少し体を低く下げてあいさつをするようにしています。実際に、生徒の目線まで下げるわけではありませんが、気持ちはそれぐらいの感じです。とにかく上から見おろす印象にならないように気を付けています。

送迎のときに親子で来ている場合、二種類の「こんにちは」を使い分けていますし、きょうだいで来ている場合、三種類併用なんてこともあるわけです。


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