「 地理 」一覧

地理に関する地名・用語の解説です。

きゅうりの生産が多い都道府県

宮崎県・高知県は冬でも暖かい気候を生かして野菜の早づくり、いわゆる促成栽培が盛んなことで知られています。これは、社会科の基本中の基本です。

促成栽培で育てられる作物は、トマト・ピーマン・なす・きゅうりといった実を食べる野菜です。宮崎県の促成栽培を語るときに出てくる作物はピーマンで、高知県はなすというのが定番になっています。なすの生産1位は高知県ですが、ピーマンの1位は宮崎県ではありません(茨城県)。宮崎県が1位なのはきゅうりです。

きゅうりの生産(2016年「野菜生産出荷統計」)

都道府県 %
1位 宮崎県 11.1
2位 群馬県 9.4
3位 埼玉県 8.6
4位 福島県 7.4
5位 千葉県 6.1

きゅうりの生産順位というのはなんとなく出題されそうな気がしますが、実はほとんど出題されません。きゅうりに限らずですが、生産上位の県が拮抗していて毎年のように順位が入れ替わる作物というのは入試で出題するには向いていないのです。
先ほど例に出したピーマンは茨城県と宮崎県が3位以下を引き離しています。そうすると、ピーマン=茨城・宮崎で単純化できますが、きゅうりのような場合どこまで覚えておけばいいかというのは、なかなか難しいです。子供たちに知識として覚えてほしいのは作物の順位以上に促成栽培という栽培に関する知識です。それに関連する知識として出題するにはきゅうりよりピーマンという判断を問題をつくる側が判断しているものと思われます。

ちなみに、受験学年になって改めて地理の復習をすると、促成培と漢字を書き間違いする人が続出するので注意しましょう。もちろん、直近で裁判所を学習したために発生するよくある間違いです。


うなぎの養殖がさかんな都道府県

日本人がウナギを食べ始めた歴史は古く奈良時代の「万葉集」にはうなぎを食用にしていたとみられる記述があります。江戸時代にはタレをつけて蒲焼するようになりました。現在うなぎが絶滅の危機にあるといわれています。「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣が広まったのは、江戸時代に平賀源内が、うなぎの売れない夏(もともとうなぎが美味しいのは秋から冬)に売り出すために考え出したキャッチコピーがきっかけといわれることがあります。

そんなうなぎの養殖がさかんな都道府県ランキングです。(平成28年「漁業・養殖業生産統計」)

順位 都道府県名 量(t)
1位 鹿児島県 7,972
2位 愛知県 4,742
3位 宮崎県 3,255
4位 静岡県 1,654
5位 三重県 306

うなぎの養殖といえば静岡県の浜名湖ですが実は静岡県は4位でしかありません。

うなぎの養殖という言い方をしますが、うなぎの人工ふ化は安定して行えるレベルに到達していません。そもそも、うなぎの生態自体分かっていない部分が多いです。現在の行われている養殖は黒潮を流れてきたシラスウナギを捕獲して成魚にするものです。このシラスウナギが激減しているのが、現状です。1965年には21tあったものが、2015年には1tになっています。ただ、この傾向は1980年代にはすでに出てきていて捕獲量は1985年に6tまで落ち込んでいます。その後、一時回復傾向にあったもののまた減少。現在に至っています。

トキをはじめ、乱獲によって人類が絶滅に追い込んだ、もしくは追い込みつつある生物はたくさんあります。後世にも自然の恵みとして、おいしいうなぎを残すには消費者として不用意にうなぎを食べないことで生産者にうなぎの生産を抑えさせるしかないです。

 


入試に出るサッカーワールドカップ2018出場国(後編)

サッカーワールドカップ出場国で入試に出題されることを紹介する後半戦です。

E組

ブラジルは南米最大の人口と面積(ともに世界5位)を持つ国です。社会科でサッカーが盛んと書かれていたら大抵ブラジルですね。最大の人口を持つ都市はサンパウロですが、首都はブラジリアです。
世界最大の流域面積を持つアマゾン川を持つブラジルは、世界の中でも水力発電の割合が高いことで知られています。アマゾン川周辺の熱帯林のことをセルバといいます。
ブラジルの産業といえばコーヒーで、現在もコーヒーの生産・輸出は世界一ですが、経済の発展とともに輸出全体に占める割合は減少しています。日本にとっては鉄鉱石の輸入相手国第2位です。
20世紀初めに多くの日本人がブラジルに仕事を求め移住をしました。南米で日系人が最も多い国がブラジルで、現在多くの日系ブラジル人が日本の工場に仕事をしにきています。愛知・静岡・群馬といった工場の多い県で在日ブラジル人の割合が高くなっています。
1992年にはリオデジャネイロで地球サミットが開催されました。

スイスはEUに加盟していない永世中立国というのが最大のポイントです。地図で場所を確認しておきましょう。国際連盟の本部がジュネーブにありました。

セルビアはバルカン半島の国という程度は知っておいてよいでしょう。コスタリカは中米の国です。出題されるポイントは特にありません。

F組

韓国は日本から見た貿易額は中国・アメリカに次いで第3位の国です。首都はソウルで現在の大統領はムン・ジェイン(文在寅)氏です。
朝鮮半島の文字をハングルで、女性の民族衣装をチマ・チョゴリといいます。
隣国ということもあり、韓国(朝鮮半島)と日本の歴史的なつながりは深いです。古墳時代に朝鮮半島北部にあった高句麗とヤマト政権は戦ったと好太王碑に記録されています。6世紀には百済から仏教が伝わり、663年にはその百済を救援すべく新羅・唐と白村江の戦いを行い日本が敗れています。その後、新羅が朝鮮半島を統一しましたが、唐の滅亡にあわせて高麗に国が変わります。元寇では、元軍に従い日本と争いました。
減の滅亡に合わせて高麗も滅亡し新たに朝鮮が半島を統一します。豊臣秀吉の朝鮮侵略により関係が悪化しましたが、江戸幕府は対馬の宗氏を介して関係改善に努めます。江戸時代、唯一正式に国交を結んでいた国として将軍が代わるたびにお祝いの使者である朝鮮通信使が日本に訪れました。
明治時代になると日本は朝鮮半島に勢力を伸ばします。1875年の江華島事件をきっかけに不平等条約である日朝修好条規を押し付けました。1894年甲午農民戦争をきっかけに日清戦争がおこります。日露戦争で朝鮮半島の優越権を手にした日本は朝鮮統監府を置きます。初代統監である伊藤博文が暗殺された翌年である1910年韓国併合を行いました。1919年には反日の暴動である三・一独立運動がおきています。
第2次世界大戦後は韓国と北朝鮮に分裂し、1950年朝鮮戦争が起こります。現在の国境は北緯38度を基準に分けられているのは入試でもよく聞かれるポイントです。

ドイツはEUの中心国であり、人口はヨーロッパの中でも最大です。国土面積が日本より少しだけ少ない(約35.7万㎢)というのは中学校の教科書で触れられている知識です。首都はベルリンで、現在の首相はメルケル氏です。
フランスなども通る国際河川であるライン川沿岸にあるルール工業地域が有名です。日本にとっては自動車の輸入相手国第1位がドイツです。
歴史的なつながりといえば、まず大日本帝国憲法をつくるときに伊藤博文が留学した先がドイツです。君主県の強いドイツの憲法を参考にしたというのは記述の定番です。日清戦争が終わるとフランス・ロシアとともにリアオトン半島を清に返還するよう求める三国干渉を行っています。
第1次世界大戦では三国同盟の中心としてイギリス・フランスと対立。最終的に敗北し、ベルサイユ条約では多くの領土を失いました。その後、ナチスのヒトラーが台頭し、ポーランドへの侵攻をきっかけに第2次世界大戦が起こります。ユダヤ人への迫害が激化したのもこのときです。
敗戦後、ドイツは分断され首都ベルリンも東西に分けられます。1989年に、そのベルリンの壁が崩壊し、翌年に東西ドイツが統一され現在に至ります。

メキシコはアメリカとリオグランデ川をはさんで国境を接していることが、教科書に載っています。かつてはアステカ帝国という国が栄えたことも歴史で出題されます。

スウェーデンは首都のストックホルムで1972年国連人間環境会議が開催された国です。

G組

イングランドはイギリスの一部です。イギリスにはほかにもスコットランド・ウェールズ・北アイルランドという地域がありますが、歴史的な経緯からサッカーでは別々の組織として参加しています。スコットランドは、スペインのカタルーニャ地方と同様に独立運動が起きていることは知識として知っておいていいでしょう。本稿ではイギリスについて説明します。
イギリスとの首都はロンドンで本初子午線が通ります。首相はメイ氏です。フランスとの間にはドーバー海峡があり、ユーロトンネルでつながっています。北海油田があり、イギリスは産油国であるというのはポイントの1つです。イギリスはEUの加盟国ですが、国民投票で離脱をすることが決定しています。地域通貨であるユーロを使っていないのもポイントです。
イギリスは17世紀に市民革命(清教徒革命・名誉革命)、18世紀に産業革命と歴史的な大きな変化を最初に体験した国です。かつては「太陽の沈まぬ国」「世界の工場」と言われていました。
日本が日米修好通商条約を結んだあと、イギリスとも同様の条約を結んでいます。幕末、最大の貿易相手国はイギリスで生糸を輸出していました。生麦事件・薩英戦争をきっかけに薩摩藩とイギリスは接近しています。
1894年に領事裁判権の撤廃に最初に成功した相手がイギリスです。1902年には対露政策として日英同盟を結びます。第1次世界大戦では三国協商の中心国としてドイツと争いました。第2次世界大戦では大西洋憲章を発表、国際連合のもととなります。1941年、日本はイギリス植民地のマレー半島に侵攻し太平洋戦争がはじまりました。

ベルギーはオランダ・ルクセンブルクとともにベネルクス3国と言われる国です。首都ブリュッセルにはEUの本部があります。オランダの場所は基本知識ですので、その隣と覚えておきたいです。

パナマは中米の国で太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河が有名です。チュニジアは北アフリカの国です。入試で出題だれることはまずありません。

H組

まず、日本は割愛します。ポーランドはヨーロッパの中央にある国です。1939年ドイツがポーランドに侵攻したことで第2次世界大戦がはじまりました。

コロンビアはコロンブスに名前が由来する南米の国です。セネガルはアフリカの国です。ともに、入試ではあまり見かけない国ですね。


入試に出るサッカーワールドカップ2018出場国(前編)

サッカーワールドカップもいよいよ決勝トーナメントです。入試ではワールドカップをリード文に問題を作成することが割とよくあります。もちろん、サッカーそのものを題材にするのではなく、あくまで問題をつくるときのマクラとして使用するということです。
今回は2回に分けて予選グループごとに出場国の入試で出題されるポイントを紹介します。

A組

まず、開催国ロシアから。いうまでもなく面積が世界最大の国です。人口も1億人以上あり、上位に入ります。首都はモスクワで現在の大統領はプーチン氏です。地形ではアジアとヨーロッパの境界にあたるウラル山脈があり、古期造山帯の代表格として意外と出題されます。現在のロシアは産油国として知られ、BRICSの1つです。
歴史的な日本のつながりは江戸時代後期に根室に来航し通商を求めたラクスマンに始まります。明治初期には、樺太千島交換条約を結び領土を確定させました。明治後半に朝鮮半島をめぐり対立し、日本に三国干渉を行いました。1904年に日露戦争が行われ、翌年ポーツマス条約を結びました。第1次世界大戦中の1917年にレーニンの指導の下、ロシア革命がおき世界初の社会主義国であるソビエト社会主義共和国連邦が成立します。日本は社会主義の伸張を抑えるべくシベリア出兵を行いました。計画経済をとっていたため世界恐慌の影響を受けなかったソ連はドイツと不可侵条約を結びますが、後にドイツがそれを破って交戦となります。日本とは、1941年日ソ中立条約を結びました。しかし、終戦直前にソ連側から一方的破棄され満州・南樺太に侵攻されます。
ソ連は戦後成立した国際連合の安全保障理事会では常任理事国となりました。1951年サンフランシスコの講和会議に参加していますが、ロシアは内容に不満だったため調印していません。1956年に日ソ共同宣言を行い、日本は国際連合に加盟できるようになりました。ただし、現在でも北方領土の問題は解決しておりません。アメリカとの政治上の対立である冷戦は1989年に終結しましたが、1991年ソ連は解体され、ロシアなど15か国に分離しました。

エジプトは世界で一番長いナイル川があり、古代文明の1つであるエジプト文明が栄えました。ピラミッドが有名です。スエズ運河を管理していることでも知られています。

サウジアラビアは日本にとって最大の石油の輸入相手国で、石油輸出国機構(OPEC)の中心酷です。首都はリヤドですが、入試では聖地メッカのほうが出題されます。サウジアラビアの国旗は、イスラム教の聖なる色である緑を下地に、コーランの一節などイスラム教のキーワードが盛り込まれ使われやすい国旗の1つです。

ウルグアイは特に出題される要素はありません。

B組

スペイン・ポルトガルは15世紀ごろから大航海時代とよばれるアジア・アフリカへの大規模な遠征を行っています。
スペインはコロンブスの航海を支援し、南アフリカに勢力を伸ばしました。中南米の国でスペイン語圏の国が多いのはその名残です。スペイン人であるフランシスコ・ザビエルが日本に1549年キリスト教を伝えました。現在、カタルーニャ地方の独立運動が強くなっており、私立高校入試であれば触れてもおかしくありません。
ポルトガルはアフリカに勢力を伸ばし、バスコ・ダ・ガマの航海を支援しています。1543年種子島に鉄砲を伝えたのは中国船に乗っていたポルトガル人です。
スペイン・ポルトガルと日本は戦国時代に南蛮貿易と呼ばれる貿易を行っていました。

イランは、中東のイスラム教国です。近隣にはイラク・サウジアラビアがあり、地図で場所は確認しておきたいところです。水鳥の生息地である湿地や干潟を保護するラムサール条約はイランで締結されました。

モロッコは特に出題される要素はありません。

C組

フランスはEUの中心国でEUの前身組織時代から参加している原加盟国です。首都はパリ、現在の大統領はマクロン氏です。ヨーロッパ最大の農業国で小麦の生産は世界有数です。また、エアバス社の中心国として航空機産業が盛んです。
歴史では1789年フランス革命が起こり、人権宣言が出されました。その後の混乱の中、ナポレオンが台頭します。第1次世界大戦では三国協商側として連合国で参加、勝利します。戦後、講和条約であるベルサイユ条約がフランスで結ばれました。
第2次世界大戦開戦後、ドイツによってフランスはいったん降伏しますが、英米の協力を得て最終的にはドイツに勝利しました。
2015年、地球温暖化対策の取り組みであるパリ協定が結ばれています。
日本の世界遺産である富岡製糸場はフランスの技術が導入されていました。

オーストラリアは唯一、1つの国で1つの大陸を占めている国です。経度は日本とほぼ同じのため、時差はありませんが南半球にあるため季節は逆です。中心都市はシドニーですが、首都はキャンベラです。かつては白豪主義という白人を優先する政策が行われていましたが、先住民であるアボリジニを含めた多文化主義に移行しつつあります。
オーストラリア内陸部の大半は乾燥帯で、牧羊がさかんです。オーストラリアは先進国ではありますが、貿易では資源の輸出が多く、石炭・鉄鉱石・羊毛は日本にとって最大の輸入相手国で、肉類・天然ガスも多く輸入しています。
元々、イギリスの植民地だったこともあり、イギリスとの貿易がさかんでしたが近年では日本、さらに経済的に台頭する中国との貿易がさかんです。

ペルーは南米の国で場所は覚えておきたいところです。かつてインカ帝国が栄え、世界遺産ともなっているマチュピチュは教科書にも掲載されていることが多いです。

デンマークは意外と出題されることはほとんどないです。

D組

ナイジェリアはアフリカ大陸唯一、人口が1億人を超える国です。ナイジェリアも流れる大河、ニジェール川はナイル川に次いでアフリカ大陸で出題される川です。

アイスランドクロアチアはそれほど出題される要素はありません。アイスランドはEUに加盟しておらず、逆にクロアチアは「ヨーロッパの火薬庫」バルカン半島にあり、最も新しくEUに加盟した国といったぐらいでしょうか。

アルゼンチンはラプラタ川流域に広がる草原地帯であるパンパが問われることがあります。小麦・大豆・とうもろこしの栽培が盛んな穀倉地帯です。せっかくなので、首都ブエノスアイレスは知っておきたいですね。


業務用機械器具製造業がさかんな都道府県2017

業務用機械器具製造業2017

業務用機械器具というのは事務用機器、アミューズメント機器、自動販売機、両替機、測量用の器具、医療用の器具などが含まれます。

市町村別でいうと名古屋市が圧倒的です。名古屋市の中で一番出荷額が多い区が天白区という区で、京楽産業というパチンコメーカーがあります。名古屋のパチンコ文化は有名です。
名古屋市についで、愛知県小牧市が上位にきます。小牧市は東名高速道路と名神高速道路の分岐点にある交通の要衝です。近隣の一宮市(毛織物業が有名)・春日井市(製紙パルプ業で上位)も多くの生産があります。どの市もパチンコ・ゲーセン機器に関する企業があり、このジャンルにおけるパチンコの影響力を感じさせます。

異彩を放つのが5位の長野県です。長野といえば、諏訪湖周辺の諏訪市・岡谷市の精密機械工業です。産業構造の変化で精密機械工業は時計カメラから医療用機器へと中心が移っています。長野県の中で業務用機械器具の生産が盛んなのは安曇野市です。


生産用機械器具製造業がさかんな都道府県2017

生産用機械器具製造業ランキング
生産用機械器具とはコンバインのような農業機械、クレーンのような建設機械、食品製造の機械といった工場で使われる機械類を製造する工業です。

この分類に大きな影響を与えている企業が小松製作所です。ランキングには入っていないものの、小松の本社がある石川県はランキング上位で小松市は市町村別ではトップクラスになります。大阪府牧方市、茨城県ひたちなか市にも工場があり、このランキングに大きな影響力を持っています。
茨城県は日立グループの工場が多くあるのも大きいです。


はん用機械器具製造業がさかんな都道府県2017

はん用機械器具製造業2017

はん用機械器具製造業とは工業用のボイラー・ポンプ・シリンダ・コンベアなどをつくる工業です。「はん用」とひらがなで書かれるから分かりにくいのであって、「汎用」と漢字で書いてくれればわかりやすいのに。最近ひらがな表記にすることが増えているのですが、かえって何かわかりにくくしているような気がします。

首位は愛知県ですが、市町村ベースでいうと神戸市・高砂市の兵庫県コンビが上位に来ます。こうやってデータを取ってみると阪神工業地帯で様々な種類の工業が行われていることを実感しますね。

茨城県が上位に来ているのは日立市の力が大きいです。言わずと知れた日立製作所の企業城下町です。


金属製品製造業がさかんな都道府県2017

金属製品ランキング2017

金属製品製造業とはブリキ缶、洋食器、刃物、建設用金属素材、金属線などの製品を製造する工業です。金属を使っていても、金属製品のカテゴリーに入らないもの(たとえば、自動車に使われる金属製品は輸送用機械器具製造に入ります)もあります。

市町村別でデータを見ると大阪市と横浜市が上位を占める面白みのないデータになっています。ランキングには載っていないものの洋食器で有名な新潟県の三条市・燕市も多くの生産額を持っています。

首位は愛知県です。豊田市が強いのは当然なんですが、近隣の刈谷市も上位に入っています。トヨタ自動車の源流となった豊田自動織機の本社があるのが刈谷市です。


非鉄金属製造業がさかんな都道府県2017

非鉄金属ランキング2017

非鉄金属とは徹以外のすべての金属をさします。銅、亜鉛、金、銀、プラチナ、ニッケル、アルミニウム…全てです。範囲が広すぎて、どうしてこの都道府県が上位に来るのか分かりにくくて、記事にするのが困ります。まぁ、入試には出ないデータです。

こういう風にデータをつくると大阪府の意外な強さに驚かされます。いろんなランキングに顔を出していますね。
実は市町村別で非鉄金属出荷額が多いのはランキングにはない大分県の県庁所在地、大分市でです。その次が、愛媛県西条市です。愛媛県はかつて別子銅山(現在の新居浜市、西条市の隣にあります)があり、その関係で現在でも住友金属鉱山の生産拠点があります。製紙・パルプ業もそうですが、金額的に大きいものではないものの工業における愛媛県の存在感はなかなかのものです。


鉄鋼業がさかんな都道府県2017

鉄鋼ランキング2017

鉄鋼業は長きにわたり「産業のコメ」とよばれ工業に欠かすことのできないものでした。その地位は低下したとはいえ、重要であることに変わりはありません。

鉄鋼業のさかんな都道府県は極めて順当なメンバーが並んでいます。
愛知県…東海市
兵庫県…姫路市、加古川市
千葉県…君津市
広島県…福山市
とそれぞれ重要な鉄鋼都市を抱えています。大阪府は大阪市と堺市がともに鉄鋼生産量が多いです。堺市というと石油化学工業ですが、鉄鋼もさかんなんですね。