「 歴史 」一覧

入試に出る歴史上の人物 「ナポレオン」

重要
フランス革命後の混乱の中で急速に力を付けた軍人がナポレオンです。ナポレオンは皇帝になり周囲の諸国を武力で征服しましたが、フランス革命の自由・平等といった思想を各国に広める役割も果たしました。

時代:19世紀初め(江戸時代でいえば後半)


入試に出る歴史上の人物 「安藤昌益」

発展
「自然真営道」という書物で、身分制の武士中心の社会を否定し、人々が平等に農業を営む社会が理想であると説いた江戸時代の思想家が安藤昌益です。

教科書によっては掲載されているレベルの完全に定期試験向けの人物です。

読み:あんどうしょうえき
時代:江戸時代中期(18世紀半ば)


歴史基礎確認プリント 原始・古代編 

入試用の歴史基礎事項の確認プリントです。今回は原始・古代編です。

歴史基礎プリント原始・古代①
歴史基礎プリント原始・古代②

内容はほぼ対になっていて、①では人物名、②は語句を答える問題になっています。ぜひ、ご活用ください。今後、中世・近世・近現代と作成予定です。


並べ替え問題で考える平成史

2019年4月30日で平成が終わります。元号が変わるなどということは、当たり前ですがめったに起こることではないうえに、元号が変わることが決まっているというのは初めての経験です。そのため、2019年の入試では元号、上皇といったあたりに注目が集まるのは当然です。そして、平成が終わるということは、平成を振り返る問題というのも出題される可能性が高いです。今回は、平成に起きた出来事の並び替え問題を想定して、平成を振り返りたいと思います。

1.1989年ベルリンの壁崩壊・冷戦終結(マルタ会談)→1990年ドイツ統一→1991年ソ連解体
もともと、冷戦終結からソ連解体に至る並び替えは頻出の問題ですが、1989年は平成元年ですので、平成史に含まれます。1989年は消費税導入、天安門事件(なお、天安門事件は高校入試でしか出題可能性はないです)と忙しい1年です。

2.1991年湾岸戦争→1992年PKO協力法→2001年アメリカ同時多発テロ→2003年イラク戦争
湾岸戦争はイラクがクウェートに侵攻したのに対し、多国籍軍がイラクを攻撃した戦争です。大量破壊兵器があるという疑いをかけてアメリカ・イギリスがイラクに侵攻したのが、イラク戦争です。どちらもイラクが関連してくる戦争のため、混同が発生しやすい戦争です。しかし、出題する側(大人)にとっては明確に区別ができる印象深い出来事です。
また、湾岸戦争で人的支援が行えなかった日本が自衛隊の海外派遣に踏み切ったのがPKO協力法です。ここで、初めて自衛隊を派遣した国がカンボジアというのも定番です。

3.1995年阪神・淡路大震災→2011年東日本大震災
平成は大きな震災が2度も起きています。阪神・淡路大震災ではライフライン、ボランティア、活断層、液状化現象といった言葉が一般に使われるようになりました。東日本大震災以降、南海トラフという東海・東南海・南海の三連動地震に備える動きがでてきています。
なお、偶然にもこれらの震災ではともに自民党以外が内閣総理大臣のときに起きています。阪神・淡路大震災のときは自民党と連立を組んでいた社会党・村山富市内閣でした。高校入試では55年体制という語句も学習していますので、阪神・淡路大震災は、55年体制の崩壊(非自民の連立政権が発足)以降の出来事であることが出題される可能性があります。東日本大震災のときは民主党・菅直人内閣で、2009年の政権交代以降に東日本大震災が起きていることがわかります。

4.1992年地球サミット(国連環境開発会議)→1997年京都議定書→2015年パリ協定
平成は地球環境問題、特に地球温暖化が大きな問題として認識されるようになりました。「持続可能な開発」をスローガンにブラジル・リオデジャネイロで行われた地球サミットは気候変動枠組条約(地球温暖化防止条約)などが締結されました。京都議定書では先進国に温室効果ガスの削減を義務付け、パリ協定では発展途上国も含めて温室効果ガスを減らす努力をすることが決められています。

5.1998年長野オリンピック→2002年サッカー日韓ワールドカップ
最後は国内で開催された大規模なスポーツイベントの並び替えです。もっとも、この2つだけでは並び替えをするのは難しいので、地域で開催されたイベント(代表的な例は2005年愛知万博)を織り込むか、1964年東京オリンピック、1970年大阪万博を含んで並び替えにするあたりが妥当かと思います。

まとめると、冷戦終結流れからテロとの戦いの流れ、環境と災害といったところが平成史の狙われどころではないかと考えます。


入試に出る歴史上の人物 「原敬」

基本
1918年におきた米騒動によって内閣が倒れ、新たに内閣を結成したのが原敬です。原敬内閣は初の本格的政党内閣とされます。また、原敬は初の平民出身の内閣総理大臣です。

重要
原敬内閣は一部の大臣を除き、立憲政友会の党員で構成された内閣でした。
大正デモクラシーの流れの内閣ではありますが、普通選挙運動に対しては消極的でした。

1917年ロシア革命からの1918年シベリア出兵→米騒動→原敬が初の本格的政党内閣という流れは並び替えの定番です。

読み:はらたかし
時代:大正時代(20世紀初め)


予習シリーズ社会解説 「5年下第16回 大正時代」

大正という元号は1912年から1926年の15年間使われました。他の時代と比較すると短い期間ということもあり、ここ数回と比べると楽な単元です。

さて、大正時代といえば第一次世界大戦です。中学校の教科書では三国協商・三国同盟という名称がでてきますが、予習シリーズでは出てきていません。一言でいえば、日本の歴史が中心だからです。そのため、日本が日英同盟を理由にイギリス側で参戦したことと、中華民国(清から変わったことを説明しないといけません)に二十一か条の要求をつきつけたことのほうが重要視されます。

予習シリーズでは別単元になっていますが、大戦景気についてはこのタイミングで説明します。大戦中の内容はこのタイミングで話したほうがわかりやすく、テキスト通りの順番で必ず説明する必要はないです。

1917年におきたロシア革命によりソビエト社会主義共和国連邦が成立します。この単元では正式名称を覚えておく必要があります。まぁ、板書すると確実に生徒がげんなりしますね。ただ、感度のいい子は「ソ連」という聞いたことのある言葉が略称だったんだと気づいて面白そうにします。この単元は、時間があるので社会主義・共和国・連邦という言葉の意味を簡単に教えます。
社会主義…土地などを国で共有する⇔資本主義
共和国…君主がいない
連邦…国が集まってできている国
そうしたほうが長い国名を意味付けして覚えやすいですからね。
そして、シベリア出兵は米騒動のきっかけになり原敬が初の本格的政党内閣をつくったというつながりがあります。「ロシア革命→シベリア出兵→米騒動→原敬」は並び替え問題の定番です。ただ、原敬は大正デモクラシーで説明したほうがいいので、後回しですね。ちなみに、上位クラスであれば原敬が所属していた立憲政友会まで覚えたいです。

1919年ベルサイユ条約は語呂合わせで覚えやすい年号です。ベルサイユ条約の内容はそこまで深堀しなくても大丈夫です。国際連盟の成立はしっかりやっておきたいです。アメリカが不参加だったことと、本部がスイスのジュネーブ、事務次長を務めた新渡戸稲造がポイントです。新渡戸稲造は前の5,000円札の肖像画に使われていた人物ということで思ったよりも出題されます。
三・一独立運動と五・四運動は朝鮮・中国どちらで起きたかが、ごっちゃになりやすいので注意が必要です。朝鮮は日本の植民地だったので独立がつくというのが分け方です。柳寛順は女子中でたまに見かけますが、ここで触れる必要はないでしょう。

大正デモクラシー護憲運動も意外と混同しやすいです。憲法に基づいた政治(立憲政治)を求める動きが護憲運動で、女性運動や社会運動なども含んだ民主主義の実現を求める風潮が大正デモクラシーです。
1925年の普通選挙法治安維持法はセットで問題にされることも多い重要内容です。何度も言っていることですが、重要な出来事が2つある年号はそれだけで出題頻度があがります。当時の内閣総理大臣である加藤高明もそこそこ出題されます。

水平社宣言と雑誌「青鞜」の冒頭の部分は史料問題での出題がとても多いです。意外と、水平社宣言(1922年)と関東大震災(1923年)が並び替え問題で出題されるので、上位クラスでは触れておきたいですね。

明治時代もそうですが、大正時代の文化の出題はそれほど多くありません。地下鉄・バス・ラジオでほぼ大丈夫です。




予習シリーズ社会解説 「5年下第14回 明治時代(2)」

この回では、不平等条約の改正、日清・日露戦争、明治時代の産業・医学・文学の発達と3つの単元を学習します。

単元の冒頭に鹿鳴館の様子を描いた絵があります。この絵なんとなく違和感があるんですよね。その違和感の正体は浮世絵顔と洋装のアンバランスさです。この絵は、錦絵つまり浮世絵なんです。だから、浮世絵風の顔が書かれているのも当然なのですが、急速に西洋の文化を取り入れようとしている奇妙さも映し出している気がします。

明治初期の外交については、岩倉使節団と征韓論です。まず、岩倉使節団は派遣されたメンバーですね。岩倉・伊藤・木戸・大久保とほぼ明治維新のオールスターがそろっています。ちなみに、有名な写真で唯一名前が付けられてない人物は山口尚芳(ますか)といいます。
前回の授業で唐突に西郷隆盛が政府を辞めて西南戦争を起こした形になっていますが、西郷が政府を辞めた理由の1つが征韓論が受け入れられなかったことです。にもかかわらず、わずか2年後に朝鮮を武力で開国させているのは、「なんでやねん」という感じですね。

明治時代の政治・外交のテーマは不平等条約の改正でした。
1894年 陸奥宗光がイギリスとの間で領事裁判権(治外法権)の廃止を実現。
1911年 小村寿太郎がアメリカとの間で関税自主権の回復に成功。
は全て覚える必要があります。領事裁判権の廃止が1894年で日清戦争の直前に行われたというのは並べ替え問題のミソです。領事裁判権の廃止→甲午農民戦争→日清戦争という並べ替えが成立するからです。

さて、日清戦争ですがその前の甲午農民戦争も大事です。いってしまうと、日清戦争は基本すぎて入試では聞けないんですよ。きっかけとなった出来事も覚えたいです。ここで、下関条約ですが、まず子どもたちに戦争と条約はセットで覚えることを言う必要があります。私は戦争は国同士のけんかで条約で仲直りするんだけど勝ったほうがいろいろ条件を付けるという説明をします。下関条約でリアオトン半島、台湾、賠償金と多くのものを手に入れましたが「清は、朝鮮が独立国であることを認める」という内容もきちんと触れておきたいです。
リアオトン半島はロシア・フランス・ドイツの3国がリアオトンの返還を要求したという出来事ですが、テストで三国を答える問題はよく出ますね。受験近くなると口頭で子どもたちが覚えているかチェックするんですが、この質問で「イギリス」と安易に答える生徒は要注意ですね。なにしろ、イギリスは領事裁判権の廃止を最初にした国で、さらに同盟の相手として登場しますからね。この時期、ロシアの南下を抑えたい日本とイギリスの関係性が分かって入れば、三国干渉の三国にイギリスは絶対入らないです。

日露戦争といえば、与謝野晶子です。与謝野晶子の「ああ をとうとよ君を泣く~」は史料の定番です。この歌を戦争に反対する歌と紹介されることが多いですが、与謝野晶子自身は戦争を賛美する歌も残しており、反戦家というわけではありません。キリスト教徒で戦争に反対した内村鑑三、社会主義の立場から反対した幸徳秋水も触れたいところですが、時間の関係で厳しいですね。
ポーツマス条約については賠償金がなかったというのが最重要ポイントです。そもそも、アメリカに仲介を頼んだ時点で日本が純粋に勝利した戦争ではないのがポイントですね。

1895年 台湾
1905年 南樺太
1910年 朝鮮半島
と植民地を増やしていったことを地図で答えさせる問題もよくでます。韓国併合に関してはこの回ではさらっとしかやらないです。というよりもやる時間がない。予習シリーズでは伊藤博文を暗殺した安重根を太字にしていますが、韓国にとっては英雄でも日本にとってはそうではないのでその必要があるのかと思います。ただ、入試には出るんですよね、安重根。

明治時代の産業の発達については、予習シリーズに載っている明治時代の貿易の推移が全てです。1882年に綿糸を輸入していた日本が、1897年には原料である綿花を輸入し、綿糸を輸出するようになっているんです。つまり、ここで日本の加工貿易が成立し始めた分岐点なんですね。このことにはぜひ触れておきたいです。
下関条約で得た賠償金でつくられたものの1つに八幡製鉄所があります。八幡製鉄所は地理の北九州工業地帯で登場してます。足尾鉱毒事件もそうですが、子どもたちは地理の知識と歴史の知識がつながるとけっこう喜びますね。こういう喜びは大事にするようにしています。


入試に出る歴史上の人物 「ロック」

重要
「市民政府二論(統治二論)」の著者として知られ、1688年におきた名誉革命を理論的に支えたイギリスの思想家がロックです。人間は生まれながらに生命・自由を守る権利があるとした彼の考えは独立宣言や人権宣言にも大きな影響を与えました。

歴史以上に公民で出題される人物です。ロック・ルソー・モンテスキューの3人をセットで説明するのが定番ですね。

時代:17世紀末(日本では江戸時代前期)


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