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ラグビーワールドカップ2019に出場する国と地域 その3

ラグビーワールドカップに出場する国シリーズ、今回はプールCです。

イングランド

はイギリスの一部です。スコットランドで説明したように、イギリスはイングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの4つの地域で構成されています。
イギリスとの首都はロンドンで本初子午線が通ります。フランスとの間にはドーバー海峡があり、ユーロトンネルでつながっています。北海油田があり、イギリスは産油国であるというのはポイントの1つです。イギリスはEUの加盟国ですが、国民投票で離脱をすることが決定しています。地域通貨であるユーロを使っていないのもポイントです。
イギリスは17世紀に市民革命(清教徒革命・名誉革命)、18世紀に産業革命と歴史的な大きな変化を最初に体験した国です。かつては「太陽の沈まぬ国」「世界の工場」と言われていました。
日本が日米修好通商条約を結んだあと、イギリスとも同様の条約を結んでいます。幕末、最大の貿易相手国はイギリスで生糸を輸出していました。生麦事件・薩英戦争をきっかけに薩摩藩とイギリスは接近しています。
1894年に領事裁判権の撤廃に最初に成功した相手がイギリスです。1902年には対露政策として日英同盟を結びます。第1次世界大戦では三国協商の中心国としてドイツと争いました。第2次世界大戦では大西洋憲章を発表、国際連合のもととなります。1941年、日本はイギリス植民地のマレー半島に侵攻し太平洋戦争がはじまりました。
第二次世界大戦後成立した国際連合でイギリスは安全保障理事会の常林理事国を務めています。
最近、イギリスは首相がジョンソン氏に代わったのが時事問題のポイントですね。

フランス

イギリスと同様、国際連合の常任理事国でサミット参加国です。EUの中心国でEUの前身組織時代から参加している原加盟国です。首都はパリ、現在の大統領はマクロン氏です。ヨーロッパ最大の農業国で小麦の生産は世界有数です。また、エアバス社の中心国として航空機産業が盛んです。
歴史では1789年フランス革命が起こり、人権宣言が出されました。その後の混乱の中、ナポレオンが台頭します。第1次世界大戦では三国協商側として連合国で参加、勝利します。戦後、講和条約であるベルサイユ条約がフランスで結ばれました。
第2次世界大戦開戦後、ドイツによってフランスはいったん降伏しますが、英米の協力を得て最終的にはドイツに勝利しました。
2015年、地球温暖化対策の取り組みであるパリ協定が結ばれています。
日本の世界遺産である富岡製糸場はフランスの技術が導入されていました。

アルゼンチン

南アメリカ大陸にある国で地球上で見ると日本の真裏にあります。ラプラタ川流域に広がる草原地帯であるパンパが問われることがあります。小麦・大豆・とうもろこしの栽培が盛んな穀倉地帯です。せっかくなので、首都ブエノスアイレスは知っておきたいですね。

トンガ

オセアニア州ポリネシアの島国の1つがトンガです。入試で出題される要素は特にありません。トンガはイギリス連邦の1つで、ラグビーがイギリスで長く愛されてきたスポーツであることが感じられますね。

アメリカ合衆国

国際連合の常任理事国でサミット参加国です。大統領はご存知トランプ氏です。プールCはイングランド・フランス・アメリカと常任理事国が3か国も集結しているブロックになりますね。
アメリカは社会科において別格な国です。地理・歴史ともに圧倒的に出題される内容が多く、ここでまとめることは難しいです。次の更新で「入試に出るアメリカ合衆国」としてまとめたいと思います。


入試に出るサッカーワールドカップ2018出場国(前編)

サッカーワールドカップもいよいよ決勝トーナメントです。入試ではワールドカップをリード文に問題を作成することが割とよくあります。もちろん、サッカーそのものを題材にするのではなく、あくまで問題をつくるときのマクラとして使用するということです。
今回は2回に分けて予選グループごとに出場国の入試で出題されるポイントを紹介します。

A組

まず、開催国ロシアから。いうまでもなく面積が世界最大の国です。人口も1億人以上あり、上位に入ります。首都はモスクワで現在の大統領はプーチン氏です。地形ではアジアとヨーロッパの境界にあたるウラル山脈があり、古期造山帯の代表格として意外と出題されます。現在のロシアは産油国として知られ、BRICSの1つです。
歴史的な日本のつながりは江戸時代後期に根室に来航し通商を求めたラクスマンに始まります。明治初期には、樺太千島交換条約を結び領土を確定させました。明治後半に朝鮮半島をめぐり対立し、日本に三国干渉を行いました。1904年に日露戦争が行われ、翌年ポーツマス条約を結びました。第1次世界大戦中の1917年にレーニンの指導の下、ロシア革命がおき世界初の社会主義国であるソビエト社会主義共和国連邦が成立します。日本は社会主義の伸張を抑えるべくシベリア出兵を行いました。計画経済をとっていたため世界恐慌の影響を受けなかったソ連はドイツと不可侵条約を結びますが、後にドイツがそれを破って交戦となります。日本とは、1941年日ソ中立条約を結びました。しかし、終戦直前にソ連側から一方的破棄され満州・南樺太に侵攻されます。
ソ連は戦後成立した国際連合の安全保障理事会では常任理事国となりました。1951年サンフランシスコの講和会議に参加していますが、ロシアは内容に不満だったため調印していません。1956年に日ソ共同宣言を行い、日本は国際連合に加盟できるようになりました。ただし、現在でも北方領土の問題は解決しておりません。アメリカとの政治上の対立である冷戦は1989年に終結しましたが、1991年ソ連は解体され、ロシアなど15か国に分離しました。

エジプトは世界で一番長いナイル川があり、古代文明の1つであるエジプト文明が栄えました。ピラミッドが有名です。スエズ運河を管理していることでも知られています。

サウジアラビアは日本にとって最大の石油の輸入相手国で、石油輸出国機構(OPEC)の中心酷です。首都はリヤドですが、入試では聖地メッカのほうが出題されます。サウジアラビアの国旗は、イスラム教の聖なる色である緑を下地に、コーランの一節などイスラム教のキーワードが盛り込まれ使われやすい国旗の1つです。

ウルグアイは特に出題される要素はありません。

B組

スペイン・ポルトガルは15世紀ごろから大航海時代とよばれるアジア・アフリカへの大規模な遠征を行っています。
スペインはコロンブスの航海を支援し、南アフリカに勢力を伸ばしました。中南米の国でスペイン語圏の国が多いのはその名残です。スペイン人であるフランシスコ・ザビエルが日本に1549年キリスト教を伝えました。現在、カタルーニャ地方の独立運動が強くなっており、私立高校入試であれば触れてもおかしくありません。
ポルトガルはアフリカに勢力を伸ばし、バスコ・ダ・ガマの航海を支援しています。1543年種子島に鉄砲を伝えたのは中国船に乗っていたポルトガル人です。
スペイン・ポルトガルと日本は戦国時代に南蛮貿易と呼ばれる貿易を行っていました。

イランは、中東のイスラム教国です。近隣にはイラク・サウジアラビアがあり、地図で場所は確認しておきたいところです。水鳥の生息地である湿地や干潟を保護するラムサール条約はイランで締結されました。

モロッコは特に出題される要素はありません。

C組

フランスはEUの中心国でEUの前身組織時代から参加している原加盟国です。首都はパリ、現在の大統領はマクロン氏です。ヨーロッパ最大の農業国で小麦の生産は世界有数です。また、エアバス社の中心国として航空機産業が盛んです。
歴史では1789年フランス革命が起こり、人権宣言が出されました。その後の混乱の中、ナポレオンが台頭します。第1次世界大戦では三国協商側として連合国で参加、勝利します。戦後、講和条約であるベルサイユ条約がフランスで結ばれました。
第2次世界大戦開戦後、ドイツによってフランスはいったん降伏しますが、英米の協力を得て最終的にはドイツに勝利しました。
2015年、地球温暖化対策の取り組みであるパリ協定が結ばれています。
日本の世界遺産である富岡製糸場はフランスの技術が導入されていました。

オーストラリアは唯一、1つの国で1つの大陸を占めている国です。経度は日本とほぼ同じのため、時差はありませんが南半球にあるため季節は逆です。中心都市はシドニーですが、首都はキャンベラです。かつては白豪主義という白人を優先する政策が行われていましたが、先住民であるアボリジニを含めた多文化主義に移行しつつあります。
オーストラリア内陸部の大半は乾燥帯で、牧羊がさかんです。オーストラリアは先進国ではありますが、貿易では資源の輸出が多く、石炭・鉄鉱石・羊毛は日本にとって最大の輸入相手国で、肉類・天然ガスも多く輸入しています。
元々、イギリスの植民地だったこともあり、イギリスとの貿易がさかんでしたが近年では日本、さらに経済的に台頭する中国との貿易がさかんです。

ペルーは南米の国で場所は覚えておきたいところです。かつてインカ帝国が栄え、世界遺産ともなっているマチュピチュは教科書にも掲載されていることが多いです。

デンマークは意外と出題されることはほとんどないです。

D組

ナイジェリアはアフリカ大陸唯一、人口が1億人を超える国です。ナイジェリアも流れる大河、ニジェール川はナイル川に次いでアフリカ大陸で出題される川です。

アイスランドクロアチアはそれほど出題される要素はありません。アイスランドはEUに加盟しておらず、逆にクロアチアは「ヨーロッパの火薬庫」バルカン半島にあり、最も新しくEUに加盟した国といったぐらいでしょうか。

アルゼンチンはラプラタ川流域に広がる草原地帯であるパンパが問われることがあります。小麦・大豆・とうもろこしの栽培が盛んな穀倉地帯です。せっかくなので、首都ブエノスアイレスは知っておきたいですね。


中学入試プレイバック2018 「浦和明の星女子中学」

関東地方で、本格的に入試がスタートするのは2月1日からですが、他の地域ではすでに中学入試がスタートしています。四谷大塚のウェブサイトでは早くも今年の入試問題が掲載されており、大変便利です。今回は浦和明の星女子中学を取りあげます。

最近の中学入試では中学校内容の地理が出題されており、小学生にとってはちょっと難しい問題になっています。浦和明の星ではここ2年、ドイツ・ロシアについて選択で問う問題を出題してきましたが、今年はフランスを出題しました。

ただ、いかにも難しいです。(イ)は三国干渉といえば、ロシア・ドイツ・フランスの3か国がリャオトンの返還を日本に求めたというのは基本知識ですから、イタリアが誤りというのは分かります。

この問題の正解は(エ)なのですが、子どもたちにとって、エッフェル塔もルーブル美術館もオペラ座もなじみのないものです。「フランスだからパリでいいだろう」と選んだ人が正解し、「オペラ座はパリじゃないかもしれない」と疑って間違えるのはやや不条理です。この問題で子どもたちにストレートにエを選ばせたい場合、もっとはっきりとフランスに特定できる無精を用意すべきです。

消去法で考えるとしても、(ア)のナポレオンが厄介です。小学生でナポレオンを知っている生徒はそこそこいそうな気もしますが、時代まで分かる生徒は小学生では稀です。1789年フランス革命以降の混乱から登場したのが、ナポレオンという知識がなければ、「ナポレオンは15世紀ではない」と自信をもって除外できないです。

(ウ)もフィリピンとインドがフランスの植民地だったかという知識は小学生には厳しいです。小学生が持っている、世界に関する知識はあくまで日本に関連するところです。中学生であれば、インドの大反乱は反イギリスの運動という知識があるので、これは誤ってるという判断はできますが、小学生には無理です。

総じて、この問題は高校入試での知識を使って解く問題になってしまっています。新しいことを聞いていきたい出題者の気持ちも分かりますが、あまりやりすぎると入試対策で大量の世界地理・歴史まで学習しないといけなくなります。それは本意ではないと思うので、ご配慮してほしいところですね。

答え:(エ)


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