「 勉強の仕方 」一覧

隙間時間をいかに使うか。

受験生にとって限りある時間をどう使うかは重要なテーマです。今回は隙間時間に何を勉強すべきか、また、すべきでは無いかです。

ここでいう隙間時間とは、電車などでの移動時間、授業と授業との間の休憩時間を指します。ちなみに、学校・塾などで時間を指定されて演習する際、早く終わってしまい余った時間もこれに含まれます。問題演習が終わって、ボーッと時間が過ぎるのを待つのはあまりにもったいないです。

まず、隙間時間に何を勉強するかは、あらかじめ決めておくことが大切です。時間が空いたから何をしようでは決めた頃に隙間時間が終わります。内容は、英単語でも漢字でも計算でも何でもいいですが、細かく時間が区切れるものがいいですね。

逆に隙間時間でやっていけない勉強があります。それは、志望校の入試問題と英語・国語の長文問題です。まず、入試問題は時間を測って、その時間内に解く感覚をつかむことが重要です。決して細切れにやってはいけない勉強です。2周目、3周目のやり直し演習なら、まだいいかもしれませんが、それでも隙間時間に勉強すべきではありません。長文問題は単純に隙間時間に解ききれない可能性が高いからです。こんなこと、当たり前だと思うかもしれませんが、生徒の隙間時間の様子を見ていると普通に入試問題を解こうとするのを毎年に見るので、あえて指摘しておきました。

隙間時間の勉強は、その生徒の受験への姿勢がかいま見えるので、毎年意識して指導するようにしています。


予習シリーズ社会解説 「6年上第6回 日本の産業」

予習シリーズ6年上では第5回まで、いわゆる公民単元を学習してきました。つまり、全て新しい単元を学習していたことになります。この第6回からは新しい内容を取り入れつつも、4,5年生で学習した内容を復習する単元が織り込まれています。この第6回では日本の産業、具体的には農業・林業・水産業・工業・資源の復習をします。

ところで、この6年上から予習シリーズの構成が少し変わっています。まず、説明のページが増加しています。そして、要点チェックが練習問題というやや実戦形式の問題演習になりました。また、サブテキストである実力完成問題集の「まとめてみよう」がサブノート形式の穴うめから一問一答形式の知識確認になっています。
これは個人的意見ですが、この「まとめてみよう」一問一答に力を入れすぎるとドツボにはまります。あくまで知識の確認用であってここで全部覚えようというものではありません。無理をして全部覚えようとすると膨大な時間がかかりますし、実際の問題でそれほど一問一答が出題されるわけでもありません。

この単元を始めると、特に6年生から中学受験の勉強を始めた保護者の方から「量が多すぎて覚えられず困っています」と相談を受けることがあります。こんな直截的な表現はしませんが「1回で覚えきるのは無理です」。先ほど挙げた単元は一度目の学習したときには約半年をかけて学習している単元です。6年から始めていきなりできるわけありません。ここはこらえて1つずつ追いかけていくしかないです。

 正直なところ、一個一個説明するとどれだけ時間があっても足りない単元です。その中で、少し厚めに解説をする分野があります。それは、林業です。林業は4年生の後半で学習してからはなかなかまとまって説明する機会が少ない単元です。今回の単元で書かれていることはもちろん、「植林→下草がり→枝打ち→間伐→伐採」の流れも話します。また、森林が手入れされないことにより発生する問題についても話しておきますね。最近の入試では資源・エネルギー単元の出題が増えており、木材は立派な資源であることを忘れてはいけません。

あと、こういったまとめ単元では授業のすべてを説明に費やさず問題演習解説をできるかぎり入れるようにしています。「演習は宿題で丸付けまでしてくるよう」と指示する人も多いのですが、私は子どもたちが自分できちんと丸付けをしたうえで、解説を読んで理解する手順をふめるという性善説に立っていません。それができない生徒は残れないような最上位クラスはともかく、それ以外のクラスでは確実に問題の解説をして解法の確認をすべきと考えています。


正誤問題を解くときに。

勉強するゾウ今回は受験生が勉強するときに必要な心構えの一つをお教えします。具体的な問題で説明しましょう。

問 韓国併合について述べた文として正しくないものを1つ選びなさい。
ア.日本に併合された韓国とは大韓帝国のことです。
イ.日露戦争後、日本は韓国に韓国統監府をおいて、政治の実権をにぎっていました。
ウ.韓国併合の前年、初代の統監であった大隈重信が韓国の青年の安重根に射殺されました。
エ.韓国併合後、朝鮮の学校では、日本の歴史・地理や日本語が教えられました。

この問題は4つの選択肢のうち誤っているものを1つ選ぶ、いわゆる正誤問題とよばれるものです。当たり前ですが、誤っている選択肢以外は正しいことが書かれています。ここで大事なことが1つ。誤っている内容はどこが誤っているか、そして正しいことが書かれている問題はそれが正しい内容であることを認識する。これが重要です。ただ、問題を解くだけではなく解きながら知識の確認をしていくことが限られた時間の中で成績をアップさせる秘訣です。

正解:ウ(大隈重信が誤りで、正しくは伊藤博文)


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