「 十勝平野 」一覧

入試に出る川 「十勝川」



北海道中央から太平洋に流れ込む川が十勝川です。下流域にはてんさい・じゃがいも・たまねぎといった畑作が盛んな十勝平野が広がっています。


流域の中心都市である帯広市はてんさいを原料にした製糖業がさかんです。

十勝平野は最重要知識ですが、十勝川は意外と出題されません。

読み:とかちがわ
流域:北海道


じゃがいもの収穫量が多い市町村ベスト20

やせた土地でも育ち、寒さにつよく、年に複数回収穫することができ炭水化物(デンプン)がとてる作物。それが、じゃがいもです。ただし、連作障害がおこりやすく輪作で育てる必要がある作物でもあります。ちなみに統計上の名称は「ばれいしょ」です。
日本では、北海道で全国の4分の3を生産しています。

じゃがいもの収穫量の多い市町村トップ20(2016年)

順位 都道府県 市町村 収穫量(t)
1 北海道 帯広市 111,500
2 北海道 網走市 106,400
3 北海道 芽室町 95,700
4 北海道 斜里町 93,300
5 北海道 小清水町 88,300
6 北海道 清里町 86,100
7 北海道 大空町 84,300
8 北海道 幕別町 77,400
9 北海道 士幌町 73,200
10 北海道 更別村 69,100
11 北海道 北見市 68,000
12 北海道 音更町 61,800
13 北海道 美幌町 53,000
14 長崎県 雲仙市 38,500
15 北海道 倶知安町 36,200
16 北海道 鹿追町 35,000
17 北海道 中札内村 35,000
18 北海道 美瑛町 33,700
19 北海道 訓子府町 32,000
20 北海道 豊頃町 27,700

とまぁ、見ての通り北海道祭りです。ちなみに芽室(めむろ)町、音更(おとふけ)町、美幌(びほろ)町、倶知安(くっちゃん)町、鹿追(しかおい)町、中札内(なかさつない)村、美瑛(びえい)町、訓子府(くんねっぷ)町とアイヌ語を発祥とした独特の読み方をする地名が並んでいます。最も、アイヌに限らず全国に難読地名はいくらでもありますけどね。

じゃがいもといえば北海道ですが、社会科では収穫量2位長崎県も重要です。雲仙市は島原半島にある街です。名前の通り、雲仙普賢岳のふもと(北西)のありますが、1991年の噴火で大きな被害を受けたのは山の東にある島原市です。


大豆の収穫量の多い市町村ベスト20

今回は大豆の収穫量の多い市町村の紹介です(2017年)

順位 自治体名 生産量(t) 地形名
1 北海道 音更町 6,560 十勝平野
2 北海道 長沼町 6,540 石狩平野
3 北海道 岩見沢市 5,910 石狩平野
4 北海道 士別市 5,540 上川盆地
5 佐賀県 佐賀市 4,740 筑紫平野
6 北海道 帯広市 4,400 十勝平野
7 北海道 美唄市 4,180 十勝平野
8 北海道 芽室町 3,900 十勝平野
9 北海道 剣淵町 3,280 上川盆地
10 宮城県 大崎市 2,850 仙台平野
11 宮城県 石巻市 2,790 仙台平野
12 福岡県 柳川市 2,760 筑紫平野
13 佐賀県 白石町 2,410 筑紫平野
14 宮城県 登米市 2,190 仙台平野
15 新潟県 新潟市 2,180 越後平野
16 北海道 士幌町 2,110 十勝平野
17 新潟県 長岡市 2,100 越後平野
18 岩手県 奥州市 2,080 北上盆地
19 滋賀県 東近江市 1,970 近江盆地
20 北海道 上富良野町 1,960 上川盆地

結果としては、北海道音更町が小麦に続いて1位になりました。
同じ畑作の小麦と比べると、石狩平野・上川盆地・筑紫平野・仙台平野・英語平野といった稲作地帯がランクインしているのが特徴です。これは、稲作だった土地を転作して大豆を生産するようになったところが多いためです。
数値を見ると分かるように自治体ごとの数値差は小さく毎年順位は変動します。そういう意味では入試に出しにくい作物といえるでしょう。


小麦の収穫量の多い市町村ベスト20

パンなどの原料となる小麦の食料自給率は15%程度と低いですが、北海道を中心に生産が行われています。今回は小麦生産の市町村ランキングです。

小麦の収穫量の多い市町村(2017年)

順位 都道府県名 市町村名 収穫量(t) 地形名
1 北海道 音更町 45,700 十勝平野
2 北海道 帯広市 41,600 十勝平野
3 北海道 芽室町 40,400 十勝平野
4 北海道 幕別町 26,400 十勝平野
5 北海道 岩見沢市 24,100 石狩平野
6 北海道 北見市 23,100 北見盆地
7 北海道 大空町 20,000
8 北海道 網走市 18,900
9 北海道 小清水町 17,600
10 北海道 清水町 16,400 十勝平野
11 北海道 士幌町 15,200 十勝平野
12 北海道 清里町 14,900
13 北海道 当別町 14,800 石狩平野
14 北海道 美瑛町 14,600 北見盆地
15 北海道 長沼町 14,100 石狩平野
16 北海道 池田町 13,100 十勝平野
17 北海道 本別町 12,900 十勝平野
18 北海道 斜里町 12,100
19 北海道 更別村 11,900 十勝平野
20 福岡県 柳川市 10,800 筑紫平野

いくらなんでも北海道過ぎる。1~19位まで北海道が独占する結果になりました。
ただ、少し調べていて面白いこともありました。北海道の畑作といえば十勝平野というのは定番で、実際に十勝平野の自治体が上位に来ています。ただ、稲作のイメージが強い石狩平野や網走などオホーツク海沿岸の地域でも生産がさかんなことがわかります。ちなみに、手元の地図帳では網走地域の沿岸部にこれといった地域名がついておらず、空欄になっています。

本州で唯一ランクインしている福岡県柳川市はどちらかというと、有明海沿岸にある海苔の街の印象が強いですね。小麦の生産地をグラフで識別する問題では北海道が大半で福岡・佐賀のあるのが小麦という知識があるのでその通りではあります。


予習シリーズ社会解説 「4年上第11回 寒さのきびしい地方のくらし」

北海道北海道は言うまでもなく日本で最も広い都道府県で別格の存在感があります。子どもたちのなかで北海道を知らない生徒はさすがにいません(もしそうだとしたらその子は日常レベルでの興味関心があまりに薄い)。北海道が寒いということも大抵の生徒は知っているという前提で授業が進められるのでその点では楽です。

予習シリーズの最初に北海道の地形が割と細かく載っていますが、今回は十勝平野を覚えておけばいいです。「十勝」という地名は乳製品に使われているため、ピンとくる生徒もけっこういると思います。

社会科の常識として北海道の農業といえば
石狩平野・上川盆地…稲作
十勝平野…畑作
根釧台地…酪農
です。しかし、生徒のイメージでは上記の理由で十勝=乳製品になっています。十勝平野で畑作が盛んな理由は水はけのよい火山灰が稲作に向かなかったためです。この火山灰の土地の性質はシラス台地をはじめとして繰り返し登場するところなので、きちっと理解をすることが求められます。
砂糖の原料となるてんさいは北海道の生産が100%というのは、作物の生産県を覚えるうえで基本の1つです。輪作は、後に単作・二期作・二毛作と似た言葉がいろいろ出てくるので言葉の意味を確認しておきましょう。言い方は悪いですが、この月のテストを乗り切るという点では北海道の農業では輪作とだけ覚えても通じます。しかし、入試では通じません。

酪農に関しては予習シリーズでも、いろいろと説明されています。とりあえず、酪農=乳牛を飼う農業という認識だけでもできれば十分です。ただ、生き物を相手にする酪農がなぜ大変かを考える発問はしたいですね。

この単元では太平洋を流れる暖流である黒潮(日本海流)と寒流である親潮(千島海流)が初登場します。実のところ、濃霧・冷害の説明はしますが、この段階でなぜ濃霧が発生するかを覚える必要はありません。気を付けてほしいのは覚える必要がないというと、説明する必要がないは違うということです。この時期のテストで記述で説明する問題が出題されることはほぼないので、覚える必要はないということです。ただ、受験では説明する問題が出題されるので説明する必要はあります。


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