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予習シリーズ社会解説 「5年上第13回 近畿地方」

近畿地方の授業で、まず生徒の耳目をひくのが、雨温図の降水量のグラフが枠をはみ出している三重県尾鷲市の雨温図です。降水量の平均が3,800mm。東京の2倍以上、降水量の少ない香川と比較すると3倍以上です。ただし、尾鷲市の日照時間は日本の平均とほぼ同等で、雨の日が多いわけではありません。一度に降る雨の量が多いと伝えるさらに驚きます。
尾鷲市に関連して、紀伊山地・紀伊半島・吉野すぎ・紀ノ川流域(和歌山県)のみかん・かき・うめの栽培・紀伊山地の霊場と参詣道と関連知識を一網打尽にしたいです。

近畿地方の農林水産業はそれほど覚えることは多くありません。意外と覚えておきたいのは淡路島(兵庫県)の近郊農業によるたまねぎの栽培です。たまねぎの栽培の1位は北海道ですが、北海道が1位の農作物は多いため、兵庫県のたまねぎを覚えておくとランキングの判別に便利です。

志摩半島(三重県)は世界で初めて真珠の養殖に成功した場所として有名です。リアス海岸の代表格でもあります。

工業都市ではの石油化学工業、神戸の造船は重要です。ともに
堺…大仙古墳・鉄砲
神戸…阪神淡路大震災・神戸港(ポートアイランド)
と他に覚えることがあり、関連付けで出題されやすいです。阪神工業地帯といえば門真の電気機器が有名です。門真はパナソニックの本社があるのですが、現在の工業出荷額はそれほどでもありません。

近畿地方は世界文化遺産が実に5つあります。法隆寺姫路城・古都京都の文化財・古都奈良の文化財・紀伊山地の霊場と参詣道です。法隆寺と姫路城は日本が世界遺産に参加するようになってすぐに登録された場所です。歴史でも学習しますが、近畿地方はそれほど量が多い単元ではないので、ここで覚えてしまいたいです。

関西国際空港はかつては地図上で位置を問う問題が良く出題されました。今はそれほど出る問題ではありませんが、海上にあることで騒音対策になり、24時間離発着可能であることが記述させる問題がでます。

最後に、近畿地方は人口が多い都道府県が多いです。九州・中国・四国とみてきたあとに、大阪(880万人)、兵庫(550万人)、京都(260万人)はインパクトがあるので必ず触れるようにしています。


入試に出る歴史上の人物 「千利休」

基本千利休
安土桃山時代、茶道を文化の域まで大成させたのが雪舟です。桃山文化を代表する人物です。

千利休はの豪商でそこから堺について質問するというのも問題のつくり方としてはあるでしょう。ただ、社会科で千利休=茶道という知識のみで十分で、もし堺を質問するなら、他のヒントもついて出題されるのが普通です。

読み:せんのりきゅう
時代:安土桃山時代(17世紀後半)


入試に出る歴史上の人物 「織田信長」

基本織田信長
混乱の続く戦国時代のなか、天下統一に名乗りを上げたのが織田信長です。1560年桶狭間の戦いに勝利をし、一度は協力関係にあった1573年に室町幕府を滅亡させます。1575年鉄砲を大量使用したことで知られる長篠の戦いで勝利し、その後中部地方の大半を領土とします。しかし、全国統一に乗り出す直前、家臣の明智光秀に1582年本能寺の変で暗殺されました。上記の出来事を年代の古い順に並べ替えさせる問題は1つの定番です。

織田信長は領地内で自由な商売ができるようにするため、商人の同業者組織である関所の廃止をする、楽市・楽座を行いました。
琵琶湖のほとりに安土城を建設しました。

重要
信長は元々尾張(愛知県)の国の大名でした。
また、領土内でのキリスト教の布教活動を認めました。


今川義元…桶狭間の戦いで破った駿河(静岡県)の大名
足利義昭…室町幕府最後の将軍
武田勝頼…長篠の戦いで破った甲斐(山梨県)の大名(ただし、高校入試では武田氏と名字だけ覚えておけばよい)
明智光秀も含めて信長の関連人物は覚えておきたいです。また、長篠の戦いは屏風絵が史料として問題に使われることが多く、馬の侵入を防ぐ柵を用意し、鉄砲を大量に使用したという史料から読み取る問題の出題も多いです。

信長は仏教勢力と対立をし、比叡山延暦寺の焼き討ちを行いました。一向一揆の本拠地である石山本願寺も長年の戦いの結果、降伏させています。

信長は武力によって天下を治めようという意思をあらわしたとされる「天下布武」という印章をつかいました。商人の街であるも自分の領土としました。

注意
今川にしろ武田にしろ、桶狭間の戦い・長篠の戦いで滅亡したわけではなく、その後滅亡したことに注意が必要です。「織田信長が長篠の戦いで武田氏を滅ぼした」は文章として誤りなので、気を付けてください。

改めてみると、関連項目の多さだけでいえばナンバーワンといえるでしょう。「鳴かぬなら 殺してしまえ ほととぎす」


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