「 大潟村 」一覧

入試に出る町村

かつては、3000以上あった地方自体も平成の大合併で約1700まで減少しました。その内、減った自治体の大半は町や村です。市に合併された町村や、町村同士で合併して市になった場合もあります。そんな中、現在の入試でも登場する町村を今回は紹介します。
ちなみに、社会科では通常、「○○市」の「市」は省略して「○○」と書いても正解になることが大半です。しかし、町村は省略すると不正解になります。今回紹介するのは、その「町村」をつけて紹介する自治体です。平泉町(岩手県)や小笠原村(東京都)のように自治体ではなく地域で登場する場合は紹介していません。

六ケ所村(青森県)

核燃料再処理工場が建設中の下北半島の根元にある自治体です。

大潟村(秋田県)

かつて日本で二番目に広かった湖である八郎潟を干拓してつくられた村です。現時点で、合併などではなく新たにつくられた最後の自治体です。東経140度と北緯40度が交差する地点にあります(日本の陸地で経度・緯度を10度ずつに区切った場合交差する唯一の場所)。

下仁田町(群馬県)

こんにゃくいもやねぎの栽培で有名。

嬬恋村(群馬県)

高冷地農業(抑制栽培)でレタスなどの高原野菜の栽培が盛ん。

東海村(茨城県)

日本で最初に原子力発電が行われた村です。昔は、出題頻度はもっと高かったのですが福島第一原発事故以降、出題が減少しましたね。

府中町(広島県)

広島市に周囲を囲まれた自治体です。自動車会社のマツダの本社があることで有名な企業城下町です。ただ、町名を聞く問題はまず出題されないですね。


中学入試プレイバック2019 「桐朋中学」

入試問題には、「お約束」と呼べる定番の問題があります。今回はその1つを紹介します。

受験社会を知らない人から見ると、「そんなの分からない」と思われる問題です。しかし、受験社会の定番知識に「秋田県大潟村で北緯40度、東経140度が交差する」というものがあります。経度・緯度を10度ずつに区切った場合、日本の領土で交差する場所はこの場所だけです。それを踏まえると、答えは「ア」以外ありえません。
大潟村は、かつて日本で二番目に広い湖だった八郎潟を干拓してできた村です。大規模な水田をつくるために干拓が行われました。しかし、食生活の多様化による米消費の減少により、完成まもなく減反政策が行われるようなったという話で取り上げられます。

高校入試では逆に、北緯40度をイタリアが通るというのが重要になりますね。

答:ア


予習シリーズ社会解説 「5年上第17回 東北地方」

東北地方最近の入試では言葉としては出てきませんが、「三大干拓地」と呼ばれるものがあります。九州北部の有明海、岡山県の児島湾、そして秋田県男鹿半島の付け根にある八郎潟です。八郎潟はかつては日本で2番目に広い湖でしたが、戦後に大規模な干拓が行われました。八郎潟にある大潟村は日本で最後に新設された地方自治体です(合併などで成立した市町村は除く)。大規模な稲作のために行われた干拓でできた大潟村ですが、成立間もなく減反政策が始まり、多くの農家で転作を余儀なくされています。
なお、大潟村は経線と緯線をそれぞれ10度ずつに区切った場合、日本で唯一陸地で交わるポイントです(北緯40度、東経140度)。予習シリーズのこの単元では掲載されていませんが、知識として覚えておくと地図の読み取りなどで便利なので、授業ではいつもこの段階で教えていますね。

関東平野が広がっていた関東地方と比べると、東北地方は出羽山地・奥羽山脈・北上高地(これらの並びを問う問題もよく出ますね)と、それによってできている多様な地形で成立しています。東北地方は、他の地域以上にそれらの地形と農業がセットで出題されやすいので合わせて覚えておくことがポイントです。

津軽平野…津軽半島・りんご・津軽ひば
陸奥湾…ほたて貝
秋田平野…稲作(あきたこまち)・秋田すぎ
庄内平野…稲作→三大急流の1つである最上川上流の山形盆地…おうとう
仙台平野…稲作→北上川と阿武隈川上流の福島盆地のもも

とこれだけで東北地方に関する知識をかなりフォローできます。
また、十和田湖・田沢湖・猪苗代湖と他の地域に比べて覚えておきたい湖が多いのも特徴です。

うって変わって、東北地方の工業で新たに覚えておくことはほとんどありません。ただ、東北地方は伝統工業で覚えるポイントは多いです。以前に学習しているところですが、あやふやな生徒が多いはずなので例年もう一度説明します(それをしても時間に余裕があるので)。

東北地方は新幹線の種類が多いのも特徴です。北海道・東北・秋田・山形新幹線と4つあります。やや上位向けの話ですが、ここで触れておきたいのは山形新幹線です。山形新幹線は福島駅で東北新幹線と分岐しています。分岐後、山形駅を通って終点は新庄駅です。ポイントとなるのは福島駅と山形駅の位置です。県庁所在地というのはなんとなく、その県の中央だったり海岸沿いだったりと思いがちです。しかし、山形市は県南部の内陸にありますし、福島市は県内北部の内陸にあります。こういった機会に確認しておきたいところです。

東北地方は面積2位の岩手県、3位の福島県をはじめ面積の広い県が多いことも確認しておきたいポイントです。


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