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予習シリーズ社会解説 「5年下第8回 安土・桃山時代」

社会科が好きな人の多くが好きな時代、それが戦国時代です。戦国時代を取り上げた小説・ドラマ・ゲームなど多くの作品があり、圧倒的に目に触れる機会の多い時代です。そのため、歴史好きの小学生を中心に「待望の戦国時代の授業」となるのですが、戦国時代ばかり丁寧にやるわけにはいかないのが申し訳ないところです。

まず、その戦国時代についてですが、予習シリーズには主な戦国大名とその領地が掲載されています。この中で、覚えておくとしたら甲斐(山梨県)の武田氏と越後(新潟県)の上杉氏でしょう。この2組といえば信濃をめぐる川中島の戦いが有名ですが、最近の入試では塩をテーマにした問題が出題されており「敵に塩を送る」という故事でも知られる武田・上杉は関連知識として登場します。

鉄砲伝来とキリスト教の伝来は
鉄砲…ポルトガル人
キリスト教伝来…フランシスコ=ザビエルがスペイン人
というのがポイントです。意外と重要なのが、平戸です。長崎県北部の貿易港である平戸は江戸時代にオランダ商館が長崎・出島に移るまで貿易の拠点でした。スペイン・ポルトガル(南蛮)との関係は、天正遣欧使節や石見銀山(世界文化遺産)と出題される内容は昔と比べて多くなっています。

織田信長安土桃山時代といえば織田信長、そして豊臣秀吉です。
織田信長の入試でのポイントは関連する人物の多さです。
1560年 桶狭間の戦い…今川義元
1573年 室町幕府を滅ぼす…足利義昭
1575年 長篠の戦い…武田勝頼
1582年 本能寺の変…明智光秀
と4人もいます。また、上記の並べ替え問題も出題されますね。

豊臣秀吉のポイントは太閤検地です。「統一された基準で」土地の広さ、耕作者、どれだけ米がとれるか(石高)を検地帳に記録したことが出題されます。太閤検地によって完全になくなったのが、荘園です。社会科で「完全に」といいきれる出来事はなかなかなく、注意ポイントです。
予習シリーズでは朝鮮侵略に1ページ用意していますが、そんなに出題されるかなというのが印象です。ただ、文禄の役・慶長の役という名前は元寇と混同するので、要注意です。
あと、大阪城が石山本願寺の跡地につくられたことも意外と出題されます。

織田信長と豊臣秀吉の違いで、信長はキリスト教を保護したが秀吉は布教を禁止したということは重要です。

全体として、安土桃山時代は覚えることも少なく、また生徒にとってはなじみやすい単元なので比較的楽で平均点も高くなりやすいですね。


入試に出る歴史上の人物 「豊臣秀吉」

基本豊臣秀吉
織田信長の後継者として、1590年に天下を統一したのが豊臣秀吉です。
全国統一の基準で土地の調査を行う太閤検地や農民の武器を取り上げる刀狩を通じて農民の一揆を防ぎ、耕作に専念させる兵農分離を行いました。
また、石山本願寺の跡地に大阪城を築きました。

1592年、1597年の2度にわたり朝鮮出兵(朝鮮侵略)を行いましたが、失敗に終わりました。

重要
秀吉はキリスト教の宣教師を海外に追放し布教を禁じました。

太閤検地では土地の耕作者、土地の質・広さを統一の基準で測り米のとれる量(石高)を検地帳に記入させ、それにもとづいて年貢を納めさせる制度です。

1592年の朝鮮への出兵を文禄の役、1597年の出兵を慶長の役といいます。

標準
秀吉は1585年に関白、1596年に太政大臣になっています。

注意
「豊臣秀吉」は「豊”富”秀吉」と意外と漢字を間違えやすいので注意が必要です。
太閤検地によって、完全に荘園制度は解体されました。社会科において、「完全に」という例は珍しいので、誤っている文を選ぶ問題で出題されやすいです。

文禄の役・慶長の役は元寇の文永・弘安の役と混同しやすいので気を付けましょう。

読み:とよとみひでよし
時代:安土桃山時代(16世紀後半)


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