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中学入試プレイバック2018 「女子学院中学」

日本では字が読めるのは当たり前です。しかし、世界全体で見たときにそれは当たり前ではありません。今回取り上げた女子学院中でもそれが話題になっており、アフガニスタン・パキスタン、ネパールといった国では人口の半分程度しか字が読めません。ちなみに、識字率の低い国ほど女性の識字率が低いという問題が別で出題されています。世界には、さらに貧しい国もあるのでもっと識字率が低い国もあるはずです。

このグラフから読み取るべきは、女性の識字率が高い国ほど低くなるデータです。一般に社会水準が発達すると、子どもたちが学校に通えるようになり識字率が向上します。人口ピラミッドの考え方でいえば、多くの子どもが産まれるが多くが死んでしまう(多産多死)だったものが、多くの子供が成長する(多産少死)時期を経て、少子化(少産少死)する流れがあります。その知識を踏まえてグラフを読み取れば、そこまで難しい問題ではないですね。

よくよく考えると、イ・エは学校に行ける子供が増えている=識字率は上がるという想像は簡単にできるはずなので、選んではいけない選択肢と言えるでしょう。

答:ア・オ


中学入試プレイバック2017 「女子学院中」

問 社会科で、ある事がらを書物で調べる場合、まず、その書物のどのようなことを確認することが重要ですか。2つ記号で答えなさい。

ア 価格はいくらか  イ 出版年はいつか  ウ ページ数はどれくらいかエ 著者はどんな人か
(2017年女子学院中)

中学校の社会科学習指導要領には、こう書かれています。
「身近な地域における諸事象を取り上げ,観察や調査などの活動を行い,生徒が生活している土地に対する理解と関心を深めて地域の課題を見いだし,地域社会の形成に参画しその発展に努力しようとする態度を養うとともに,市町村規模の地域の調査を行う際の視点や方法,地理的なまとめ方や発表の方法の基礎を身に付けさせる」

近年の入試では、ただの暗記事項だけではなく資料から答えを判断する問題、またその資料そのもののあたり方を答えさせる問題が出題されています。今回紹介する問題ももその1つといえるでしょう。本

この問題を答えるポイントは「社会科で」ということばです。買いものをする上で値段は重要な情報ですが、情報の正確さを考えるうえではほとんど関係がありません。ページ数も同様です。

私は、本を買うとき必ず著者の説明は読みます。それまでにどのような著作を書いてきたかをみるためです。特に、政治性の高いテーマの場合、著者がもともともっている考え方で同じテーマでも書くスタンスが全く変わってしまいます。そういったテーマの場合、著者のスタンスをふまえたうえで文章を読むことが重要なのです。

特に図書館で本をみる場合、出版年は重要な要素です。本屋の場合、古い本はそれほどおかれていません。本屋にある古い本の場合、むしろその分野のスタンダードな売れ続けている重要な書籍と考えたほうがいいでしょう。しかし、図書館の場合はどうしても古い書籍が普通におかれている場合があります(特に市町村レベルの図書館ではそうです)。たとえば、2011年以前とそれ以降で原子力発電に関する常識は全く違うものになりました。このように、データが古いためそのままでは誤った理解をしてしまう危険があるのです。「いつ出版された書籍」なのかというのは重要なことなのです。

答 イ・エ


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