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中学入試プレイバック2019 「慶應義塾湘南藤沢中等部」

蘭学についての知識を問う問題としては、わりとオーソドックスな問題です。誤っているのは3,4です。3は吉田松陰・松下村塾が誤りで、緒方洪庵・適塾が正しいです。4は国学のことなんで論外です。

今日お伝えしたいポイントは「学力アップのためには、誤りの問題が”どう”誤っているのかを知ることが大事」ということです。この問題でいえば、3は吉田松陰は長崎ではなく長州藩で松下村塾を開いたはずだと演習中に気が付く、もしくは吉田松陰は蘭学の人じゃないと気が付いて×を選べる人は多いと思います。この問題を答えるだけであれば、この知識で十分です。ただ、解説を見れば「長崎で緒方洪庵が適塾を開き、福沢諭吉ら多くの者がこの学問を学んだ」という正しい内容が掲載されているはずです。ここまで足を延ばして知識としていく姿勢を持つことが大事です。

ちなみに、解説に書かれているからと言って必ず覚えないといけないとは限りません。誤りであることが分かれば問題ないという問いもありますので、その辺りは担当者に確認することが大事です。この問題の場合、緒方洪庵までフォローしないといけないのはかなりの上位生のみです。

答:1.○ 2.○ 3.× 4.×


入試に出る歴史上の人物 「本居宣長」

重要
本仏教や儒教などが日本に伝わる前から日本人が持っていた考え方を学ぶ学問が国学です。国学を代表する人物で古事記を研究した「古事記伝」を書いたのが本居宣長です。

高校日本史では国学者は賀茂真淵などほかにも重要人物がいますが、中高受験においては国学=本居宣長の感覚で大丈夫です。「古事記」は奈良時代に書かれた歴史書ですが、「古事記伝」は江戸時代に書かれた国学書であることに注意が必要です。

読み:もとおりのりなが
時代:江戸時代中期(18世紀後半)


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