「 林業 」一覧

予習シリーズ社会解説 「4年下第18回 森林とともに生きる」

日本の国土の3分の2は森林です。これは、北欧のスウェーデン・フィンランドに匹敵する割合で、日本は世界屈指の森林国です。「持続可能社会」がうたわれ、森林の役割が再認識されています。中学入試でも、それを反映してコンスタントに林業に関する問題が出題され、しかも記述系の問題が多いので注意が必要です。ちなみに、森林率(3分の2)と山地率(4分の3)は混同しやすいので気を付けましょう。

まず、針葉樹林と広葉樹林についてです。
針葉樹林…すぎ・まつなど。材木に向いている。
広葉樹林…ぶな・かしなど。根を伸ばすため地力を高める。
という区別をしておきましょう。私は、必ずここで針葉樹林・広葉樹林の地図記号も確認しています。

津軽ひば・秋田すぎ・木曽ひのきの三大美林は必須知識です。天竜すぎ・尾鷲ひのき・吉野すぎは人工の三大美林と別くくりになっています。この中では、吉野すぎは出題されやすいですね。
白神山地のぶなの原生林、屋久島のすぎの原生林も重要です。学習を深めるページで世界遺産について説明されているので、ここで確認しておきましょう。ナショナル・トラストも重要です。全国的には和歌山県の天神崎、首都圏では狭山丘陵が有名です。
原生林=ほとんど人の手が関わっていない森林、というところも押さえておきます。

森林のはたらきはいろいろありますが、一通り知っておきたいです。「生き物のすみかになる」あたりが特に意識たいところです。

林業の手順である
植林→下草刈り→枝打ち間伐→伐採
という流れは並び替えの定番です。もっとも、この時期のテストではそれぞれの語句を答えさせる問題が出題される可能性が高いです。
間伐の話をすると、「かわいそう」という意見が出ることもあると思います。日本の森林は昔から人間がかかわってきた森林が大半で、間伐をすることで、森林自体の新陳代謝が行われて、新しい生命が生まれるといった話をしたいです。これは、現在「人間の手が入らくなった森林が荒れている」という入試でも出題されそうな記述問題への振りになります。

最後に、林業は危険が伴うため後継ぎ不足が深刻であること、輸入木材に押されていることは確認しておきましょう。


予習シリーズ社会解説 「6年上第6回 日本の産業」

予習シリーズ6年上では第5回まで、いわゆる公民単元を学習してきました。つまり、全て新しい単元を学習していたことになります。この第6回からは新しい内容を取り入れつつも、4,5年生で学習した内容を復習する単元が織り込まれています。この第6回では日本の産業、具体的には農業・林業・水産業・工業・資源の復習をします。

ところで、この6年上から予習シリーズの構成が少し変わっています。まず、説明のページが増加しています。そして、要点チェックが練習問題というやや実戦形式の問題演習になりました。また、サブテキストである実力完成問題集の「まとめてみよう」がサブノート形式の穴うめから一問一答形式の知識確認になっています。
これは個人的意見ですが、この「まとめてみよう」一問一答に力を入れすぎるとドツボにはまります。あくまで知識の確認用であってここで全部覚えようというものではありません。無理をして全部覚えようとすると膨大な時間がかかりますし、実際の問題でそれほど一問一答が出題されるわけでもありません。

この単元を始めると、特に6年生から中学受験の勉強を始めた保護者の方から「量が多すぎて覚えられず困っています」と相談を受けることがあります。こんな直截的な表現はしませんが「1回で覚えきるのは無理です」。先ほど挙げた単元は一度目の学習したときには約半年をかけて学習している単元です。6年から始めていきなりできるわけありません。ここはこらえて1つずつ追いかけていくしかないです。

 正直なところ、一個一個説明するとどれだけ時間があっても足りない単元です。その中で、少し厚めに解説をする分野があります。それは、林業です。林業は4年生の後半で学習してからはなかなかまとまって説明する機会が少ない単元です。今回の単元で書かれていることはもちろん、「植林→下草がり→枝打ち→間伐→伐採」の流れも話します。また、森林が手入れされないことにより発生する問題についても話しておきますね。最近の入試では資源・エネルギー単元の出題が増えており、木材は立派な資源であることを忘れてはいけません。

あと、こういったまとめ単元では授業のすべてを説明に費やさず問題演習解説をできるかぎり入れるようにしています。「演習は宿題で丸付けまでしてくるよう」と指示する人も多いのですが、私は子どもたちが自分できちんと丸付けをしたうえで、解説を読んで理解する手順をふめるという性善説に立っていません。それができない生徒は残れないような最上位クラスはともかく、それ以外のクラスでは確実に問題の解説をして解法の確認をすべきと考えています。


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