「 桜蔭中 」一覧

中学入試プレイバック2018 「麻布中学」「桜蔭中学」

答えは同じなのに、出題の仕方が全く違う問題が麻布と桜蔭で出題されました。これは、時事問題の一種と言えるかもしれません。災害大国である日本は毎年のように何かしらの災害が発生してしまいます。2017年は「平成29年7月九州北部豪雨」と命名された土砂災害がおこり多くの被害が出ました。そのことを踏まえた問題と言えるでしょう。

麻布中では、地形図から土石流対策として交通上どのようなくふうが行われてきたか説明させる問題が出題されています。ちなみに、古い地名には起こりやすい災害にちなんだ名前が付けられることが多く、蛇という地名は大雨による土砂崩れに注意すべき地名とされます。

桜蔭中ではこの問題と一緒に消防庁が所属している省を答えさせる問題が出題されています。国土交通省と勘違いしがちですが、総務省です。

答:土石流


中学入試プレイバック2017 「桜蔭中」

問 青森県にある縄文時代最大の遺跡について説明した文として誤りを含むものを次の あ~え から1つ選び、記号で答えなさい。

あ 出土した花粉などから、クリの栽培が行われていたと考えられている。
い 竪穴住居や高床倉庫などが建てられ、10メートルをこえる高い建物もあったと考えられている。
う この遺跡は水を得やすい湿地にあり、木のくわ・すきを使用していたと考えられている。
え 土偶がたくさん見つかっていることから、豊かな恵みを願ったのではないかと考えられている。
(2017年桜蔭中)

この問題に出てくる「青森県にある縄文時代最大の遺跡」とは三内丸山遺跡のことです。三内丸山遺跡は高さが約15mもある大型の建造物があったことがわかった縄文時代を代表する遺跡であり、それまでの縄文時代のイメージを覆した遺跡の1つとされます。三内丸山遺跡

三内丸山遺跡は入試でも基本知識の1つで、「縄文時代・青森・三内丸山遺跡」の3つセットで覚えておく必要があります。今回はそこからやや突っ込んだ内容を問う問題を取り上げました。もっとも、この問題は簡単で「い」の高床倉庫が誤りです。高床倉庫は弥生時代につくられた稲を保存する倉庫なので、縄文時代の三内丸山遺跡にあるものとしては適しません。

今回触れたいのは、入試問題を解くときの勉強の仕方についてです。ここで「い」が誤りであることを勉強しました。同時にそれは、「あ」「う」「え」は三内丸山遺跡を説明する内容であるということです。採点をしているときに、そのことを意識して「これは正しい内容である」と確認をしながら、丸付け・解説の確認をできるかどうかが成績アップに重要です。ただ、入試問題を解くだけでなく、それをしながら知識の確認徹底をする姿勢が重要なのです。

答 い


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