「 濃尾平野 」一覧

入試に出る川 「木曽川」


長野県から愛知県・岐阜県に広がる濃尾平野を流れる川が木曽川です。木曽川を含む木曽三川(後は長良川・揖斐川)の下流域に広がる周囲を堤防で囲った集落は輪中集落とよばれます。上流の長野県に広がる森林からとれる材木は木曽ひのきとよばれ、日本三大美林の1つです。

知多半島を流れる愛知用水の水源は木曽川です。

信濃川と並ぶ中部地方を代表する川です。中部地方最大の都市である名古屋市が側にあるため、工業などと関連付けて出題されることが多いです。

読み:きそがわ
流域:長野県・岐阜県・愛知県・三重県



予習シリーズ社会解説 「4年上第17回 低い土地のくらし」

木曽三川

地域を特定できるキーワードというものが社会科にはあります。輪中というのはその1つで、愛知県(張地方)・岐阜県(美地方)にまたがる濃尾平野をさすキーワードです。輪中とは水害を防ぐため集落ごと堤防で囲った土地のことです。
濃尾平野は低湿地のうえ、木曽三川とよばれる木曽川・長良川・揖斐川が複雑に流れていたため洪水が多く発生しました。1959年には戦後最大級の台風である伊勢湾台風が大きな被害をもたらしています。

そういった水害を防ぐために整備されていったのが輪中です。予習シリーズでは避難用の建物である水屋が紹介されています。水屋が普段の生活の場である母屋より高い場所に設置されていることや、避難するときに備えて船を設置していたことが記述問題で出題されます。もっとも、現在では治水工事が進み東海地方の水害は激減したため水屋はほとんど残っていません。

予習シリーズでは地面にパイプをうめ水を取り除く暗きょ排水が紹介されています。現在の入試では暗きょ排水はどちらかというと、湿田を水の出し入れが自由にできる乾田へと変えた越後平野をあらわすキーワードとして登場しますね。

近年、水害は低湿地で起きるものよりも山間部で発生する土砂崩れや土石流のほうが被害が大きくなる傾向にあります。
実もふたもないことを言うと、濃尾平野・木曽川・輪中のセットを覚えておけば十分という回です。鵜飼いで有名な長良川はともかく揖斐川は東海地方の入試でなければ、まず見かけませんね。

 


予習シリーズ社会解説 「5年上第14回 中部地方」

地方別地理、最大の山場である中部地方の登場です。中部地方は中央に日本アルプス(飛騨山脈・木曽山脈・赤石山脈)があり、そこから流れる多くの川があり、それによって形成される盆地・平野が広がっています。これらの地形と産業を重ねて覚えるのが基本になります。

越後平野…信濃川・米の単作地帯・コシヒカリ・暗きょ排水
長野盆地…りんご・ぶどう
野辺山原…高原野菜(レタス)
甲府盆地…ぶどう・もも・扇状地・富士川(三大急流)
牧ノ原…茶
渥美半島…豊川用水・電照菊
濃尾平野…輪中・木曽川・愛知用水・知多半島

と、もりだくさんでこれだけで問題がつくれるレベルですね。

中部地方と言えば、中京工業地帯に代表される工業が盛んな地域でもあります。ここでは航空機産業について触れておきたいです。この地域では、かつて零戦など戦闘機の開発が行われていました。現在、愛知県では初の国産ジェットであるMRJを開発しています。

長野県諏訪湖周辺の精密機械工業も初登場ですね。かつては、製糸業がさかんで多くの製糸工場と桑畑がありました。豊富な水と澄んだ空気が精密機械工業に適しており、諏訪周辺は「東洋のスイス」と評されました。製糸業→精密機械工業→電子工業の移り変わりは日本の工業の変化そのものでもあるので、押さえておきたいポイントです。

中部地方の世界遺産は白川郷・五箇山の合掌造り集落1つということもあり、大きなポイントになりません。ただ、合掌造り集落は岐阜県と富山県にまたがっていることは注意すべきです。どうしても、白川郷に目が行きがちで、五箇山の存在が忘れられがちでそういったところが狙われます。

ややマニアックですが、交通では中央自動車道を触れておきたいです。ポイントはそのルートですね。東京を出て神奈川県をかすめて山梨→長野→岐阜→愛知というルートを通ります。いわゆる旧中山道です。
あと、上越新幹線関越自動車道は他の高速道路や新幹線と比べると覚えにくいので意識して覚えるさせるようにしたほうがいいですね。


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