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面積の広い都道府県、狭い都道府県

今回取り上げるのは、都道府県別の面積という社会科を語るうえで欠かせない基本データです。

都道府県別面積(2015年㎢)

1 北海道 83,424 17 宮崎 6,794 33 福井 4,190
2 岩手 15,275 18 島根 6,708 34 石川 4,186
3 福島 13,784 19 山形 6,652 35 徳島 4,147
4 長野 13,104 20 栃木 6,408 36 長崎 4,132
5 秋田 11,638 21 群馬 6,362 37 埼玉 3,768
6 新潟 10,364 22 山口 6,112 38 滋賀 3,767
7 岐阜 9,769 23 茨城 6,097 39 奈良 3,691
8 青森 9,646 24 三重 5,759 40 鳥取 3,507
9 鹿児島 9,043 25 愛媛 5,676 41 佐賀 2,441
10 広島 8,479 26 愛知 5,123 42 神奈川 2,416
11 兵庫 8,401 27 大分 5,100 43 沖縄 2,281
12 熊本 7,272 28 千葉 5,083 44 東京 2,106
13 静岡 7,253 29 福岡 4,854 45 富山 2,046
14 高知 7,104 30 和歌山 4,725 46 大阪 1,905
15 岡山 7,011 31 京都 4,612 47 香川 1,863
16 宮城 6,859 32 山梨 4,254

社会科で都道府県ごとのデータが表になっており、そのデータからどの都道府県かを特定させる問題は定番の1つです。面積は、当たり前ですが年度ごとの数値の変動がほとんどありません(あったら大ニュースですよね)。数値は知らなくても感覚的になんとなく面積の広い都道府県、狭い都道府県はイメージしやすいです。そのため、面積は都道府県の特定に役立つデータといえるでしょう。

とはいえ、数値だけ見たときにどれくらいが面積が広いのか、もしくは狭いのかというのは意外とわからないものです。入試では、上のようにすべての都道府県が提示されているわけではなく、いくつかピックアップされた都道府県で判別しないといけません。

まず、上位から。北海道は別格として、面積の広い都道府県は10,000㎢以上と理解しておきましょう。岩手・福島・長野・秋田・新潟というメンバーも知っておきたいです。この中での、順位はそれほど重要視しません。入試はクイズではないので、都道府県の面積順位を暗記していないと解けない問題は出題されません。それが分かっていなくても他で判別できる要素があるはずなので、おおよその絞り込みができれば十分です。

逆に下位に目を向けると、面積が一番狭い香川を筆頭に面積の狭い都道府県は2,000㎢程度であることが分かります。なんとなく面積が狭そうな沖縄より東京・富山・大阪が狭いというのはポイントです。沖縄はたくさん島があるので合計するとそれなりの面積になるのです。

最後に、普通の都道府県がどれくらいか。上のデータを見ると、ちょうど真ん中の24位が三重県です。約5,000㎢が都道府県の面積の標準と覚えておくといいでしょう。

まとめるとこうなります。
都道府県の面積が広い⇒10,000㎢以上
都道府県の面積が狭い⇒2,000㎢程度
標準的な都道府県⇒5,000㎢前後


「い」

和風住宅ブログの更新ネタを探すため官公庁の統計資料を見ていたら、農林水産省で不思議というか一瞬意味が分からない統計資料を見つけました。

平成29年産「い」の作付面積

「い」!?ってなんだ。と思っていましたが、そのあとに「収穫量及び畳表生産量」と書いてあったのでい草だと気が付きました。い草とは畳表の材料となる草で、古くから米の収穫を終えた水田の裏作として栽培されてきました。本来の読み方は「藺(い)」なんですね。そんな「い」の統計データはこちらです。

都道府県名 収穫量
(H29)
1位 熊本県 8,410
2位 福岡県 123

これだけです。もともと、い草はその大半を熊本県で栽培されているのは社会科の常識でしたが、福岡県でい草農家は10戸です。同じデータで平成19年は39戸あったので実に7割以上が廃業したことになります。全体で見ても収穫高は10年前の約半分になっており、安い外国産に押されているのが分かります。

熊本県のい草の歴史は古く、約500年前から栽培が始まったそうです。い草の生産量が落ちたこともあり、い草そのものの出題は減少傾向にあります。それでも、都道府県を判別する問題で熊本県を判別するキーワードとして覚えておきたいですね。


製紙・パルプ業が盛んな都市

工業が盛んな都市は昔ほどではないにせよ、社会科では1つの入試テーマです。ただ、授業で取り上げられる工業都市は、比較的昔からそれぞれの工業で知られた都市が登場することが多く、実情とずれがあるのではないかと思い調査してみることにしました。今回は製紙・パルプ業についてです。

製紙パルプ業が盛んな都市ランキング(2014年「工業統計表」)

順位 都市名 都道府県 出荷額(百万円)
1位 四国中央市 愛媛県 528,387
2位 富士市 静岡県 384,819
3位 新潟市 新潟県 159,780
4位 苫小牧市 北海道 144,099
5位 春日井市 愛知県 132,239

紙社会の授業で製紙・パルプ業でよく触れられるのは静岡県の富士市です。富士市は富士山からの豊富な湧き水を利用した製紙業が古くから発展してきました。富士市も市の公式サイトで「紙のまち」とアピールをしています(富士市の工場夜景)。なお、ランキング6位に同じ静岡県の富士宮市があり、製紙・パルプ業の都道府県別のランキングでは静岡県が1位です。

そんな富士市を圧倒的に上回ったのは四国中央市です。……正直、「四国中央市」と言われて何県かわかる人は全国的にみて少ないですよね。愛媛県の左端にあり、高知・香川・徳島とほかの四国3県すべてと接している都市です。ちょっと名前で損しているような気がします。
四国で紙というと、どうしても高知県の土佐和紙になってしまうんですよね。入試で、四国中央市が出題されたことは見たことがありません。愛媛で工業都市というと、タオルで有名な今治が先に出てしまうんで割を食っている感はありますね。

4位苫小牧市、5位春日井市はともに製紙・パルプ業の最大手王子製紙の工場がある都市です。苫小牧にある工場は日本の新聞紙の約3割を製造しています。

実のところ、製紙・パルプ業はわりとイメージ通りに近いランキングでした。次回は意外なランキングを紹介したいと思います。


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