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中学入試プレイバック2020 「海陽中等教育学校」

もう、中学入試のシーズンなんですね…。最近、一年一年が早すぎます。中学入試で出題された問題をピックアップする「中学入試プレイバック」2020年版のスタートです。初回は愛知県にある全寮制の海陽中等教育学校です。

以前、「県庁所在地より人口が多い都市」という記事で取り上げました(その際、下関市が漏れておりました。大変失礼いたしました)。県庁所在地より人口が多い都市がある都道府県は、福島県(いわき市)、群馬県(高崎市)、静岡県(浜松市)、三重県(四日市市)、山口県(下関市)の5つです。この問題はリード文として三重県が題材に取り上げられており、それ以外の都道府県を選ぶ問題になっています。

判別は、アはキャベツが多いので群馬県、イは人口・工業出荷額から静岡県、ウはももから福島県、残りのエが山口県となります。この4県と分かっていれば、簡単な問題です。ただ、受験生が「県庁所在地より人口が多い都市がある都道府県」をあらかじめ把握しているかというと微妙だと思います。それを5つ覚えておくのはちょっとクイズ的すぎる気がするんですよね。個人的には、4つの都道府県をあらかじめ出しておいてそのどれかを答えさせる問題でよかったように思いました。

答: ア:群馬県 イ:静岡県 ウ:福島県 エ:山口県

 


予習シリーズ社会解説 「4年下第2回 ふるさとじまん(2)~関東地方~」

第2回は日本の中心地である関東地方です。

関東地方についてよく聞かれるのが「東京都の県庁(都庁)所在地をどう書けばいいか」という問題です。予習シリーズにはこう書かれています。

東京23区は、一つの都市と考えられています。都道府県庁所在地は、都市名で示すため、都庁所在地は東京と示されます。

ただ、東京都庁自体は新宿区にあるためテキストによっては都庁所在地を新宿区としてある場合もあります。東京都のウェブサイトをみると

  1. 都道府県庁の位置は、条例でこれを定めるよう、地方自治法で定められている。
  2. 東京都では「東京都庁の位置を定める条例」により、東京都新宿区西新宿二丁目と定めている。

これを見ると、法的には東京都の都庁所在地は新宿区ということです。異なる答えが2つあり、学校のテストだと教科書の表記や、学校の先生の指導通りの答えを書かないと不正解になってしまうことがよくあります。ウェブで検索しても、この質問はよくされていますね。入試社会の観点では「東京都の都庁所在地を問う問題は絶対出題されないのでどっちでもいい」です。入試では、できるだけ複数の解答が出る微妙な問題は作りたくありません。東京都の都庁がある区を答えさせる問題が首都圏の入試で出題される可能性はありますが、それ以外では無視してもいい内容です。

むしろ、他の都道府県の県庁所在地が重要です。まず、群馬県・栃木県・茨城県の北関東勢です。東京のテレビではディスられることが多い地域ですが、実のところ人口や産業といったデータを見ると、勢いのある都道府県たちです。すべて県庁所在地が県名と異なり、場所も混同しやすいので、意識して覚える必要があります。
あと、要注意は神奈川県です。関東地方在住の人には意外かもしれませんが、神奈川県の印象はものすごく薄いです。なぜなら、横浜のイメージが強すぎるからです。子どもたちは平気で「横浜県」といったりします。

東北地方を学習した後に、関東地方をみると覚える内容が少ないように感じます。関東地方の最大の特徴は「人口が多い」ことです。小4段階では面積・人口の数値を使った問題は出題されず、その都道府県に関するキーワードを覚える作業が中心になります。また、工業は小5で学習する内容なので、この段階では伝統的工芸品に触れる程度です。
東京都…首都
神奈川県…横浜港
埼玉県…市の数が日本一
千葉県…成田国際空港
茨城県…水郷
栃木県…日光東照宮
だけで、今回は事足ります。例外は群馬県で、からっ風屋敷森嬬恋村(ちなみに嬬は無理に漢字で覚えなくても今はいいです)と高原野菜、こんにゃくいもと覚える要素が多いですね。


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