「 聖武天皇 」一覧

入試に出る歴史史料 「大仏建立の詔」

仏教を興隆させるという悲願を起こして盧舎那仏の金銅像一体(大仏)を鋳造することとする。


743年に聖武天皇によって大仏をつくる命令が出されました。752年に完成した東大寺の大仏です。その大仏を建立することを決めた指示が歴史史料として出題されています。

東大寺・大仏・聖武天皇といえば、天平文化・正倉院・光明皇后といった関連語句の多い項目です。基本中の基本なのですが、史料をもとに問題が出題されるととたんにできなくなりますね。まぁ、それが出題者の狙いなのですが…。

743年は新たに開墾した土地の永久私有を認めた墾田永年私財法が出されていることも覚えるポイントです。


予習シリーズ社会解説 「5年下第3回 奈良時代」

奈良時代といえば聖武天皇、聖武天皇といえば奈良時代。

と言い切っていいほど、奈良時代を代表する人物は聖武天皇です。聖武天皇に関連する語句を一覧にすると
聖武天皇
国分寺・国分尼寺
東大寺→正倉院→シルクロード・校倉造
→行基
→光明皇后
墾田永年私財法→荘園
→天平文化

と奈良時代の流れがある程度説明できてしまいます。奈良時代を触れて聖武天皇に触れないのは難しいレベルです。個人的には聖武天皇は入試で最も登場する歴史上の人物ではないかと思っています。

授業を上手にするテクニックの1つに「テキストの順番にこだわりすぎない」ということがあります。テキストに掲載されている順番は、テキストの体裁として整った順番になっており、授業で説明するときに分かりやすいかどうかとは微妙にずれています。この単元では、
1 律令政治
2 平城京
3 聖武天皇の政治
4 農民の生活と新しい土地政策
5 海をわたった人々
6 天平文化
という小項目になっていますが、できれば聖武天皇の話をしてそのまま天平文化の話に持っていきたいんですよね。逆に、土地制度の話をした流れで、農民の困窮に話をもっていきたい。ですので、私は授業では1・4の話をしてから、2・3・5・6という風に分けて説明をしています。馬鹿正直に教科書順に授業をする必要はないのです。

奈良時代の最大のネックは律令制度です。人物が出てこない、土地制度は子どもたちにとって楽しいものではないんです。でも、出題される内容です。
まず、触れるのは地方の役人であった国司郡司里長です。実戦知識としては国司が中央貴族、郡司が地方豪族、里長が有力農民から選ばれたというのは覚えておきたいです。正誤問題でよく登場します。あと、「群」司と間違えやすいので気を付けましょう。

調の違いも重要です。庸・調は男子のみの負担で中央の財源になったことも大事です。庸・調を運ぶ時の荷札を木簡といいます。木簡からは支配していた地域、その地域の特産品など支配の様子がわかる貴重な資料になっており、思いのほか入試で出題される語句ですので必ず覚えておきましょう。
労役・兵役では防人が別格の出題頻度ですね。

飛鳥文化・白鳳文化と比べて、天平文化は学習内容も多いです。日本の歴史をまとめた歴史書である「古事記」「日本書紀」の区別はそこまで意識する必要はありません。一応、古事記のほうが古いと知っておくといいでしょう。テストでは、どちらかの名前が書いてあってもう一方を書く問題が大半です。ただし、記紀という言葉があるように、古事記と日本書紀では漢字が違うことに注意が必要です。


入試に出る歴史上の人物 「長屋王」

発展
聖武天皇の即位後、反乱を企てたという罪を着せられて自殺させられたのが、長屋王です。

正直なところ、中高入試ではギリギリでないレベルの人物です。長屋王が政治の中心にあった723年に定められたのが、新しく開墾した土地を三代にわたって私有を認める三世一身の法です。ただし、長屋王と絡めて出題されることはありません。

読み:ながやおう
時代:奈良時代(8世紀前半)




入試に出る歴史上の人物 「聖武天皇」


奈良時代を代表する人物で、各国に国分寺・国分尼寺をつくり、奈良には東大寺を建立しました。聖武天皇のころの文化は、その時代の元号から天平文化といわれる。東大寺にある正倉院は聖武天皇の遺品が納められた倉庫として知られています。

大仏建立を決めた743年には、新しく開墾した土地の永久私有を認める墾田永年私財法を制定したのも聖武天皇です。最近では、墾田永年私財法により、私有の土地である荘園が発生したという単純な考え方はしない流れになっています。しかし、徐々に律令制度が崩れていったのは間違いありません。


聖武天皇の時代は、病気や反乱がおきたため仏教の力で国を治めようと考えました(鎮護国家)


聖武天皇の妻は皇族以外(藤原氏)で初めて皇后になった光明皇后です。


聖武天皇は在位中に都を平城京→恭仁京→紫香楽宮→難波京→平城京と遷都しています。時折入試でも出題されていることではあるのですが、覚える手間と必要性を考えると社会科としては不要なのではないかと思っています。

聖武天皇は奈良時代を代表する人物として、入試で最も出題される人物の一人でしょう。

読み:しょうむてんのう
時代:奈良中期(8世紀中ごろ)

問 聖武天皇のころの元号にちなんだ文化に関する説明として最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。(2018年宮崎県公立高校)
ア.公家の文化と武家の文化が融合して、新たな文化生まれた。
イ.唐風の文化をふまえながらも、日本の風土や生活にあった文化が生まれた。
ウ.飛鳥地方を中心に、日本で最初の仏教文化が栄えた。
エ.都を中心に、仏教と唐の文化の影響を強く受けた国際的な文化が栄えた。

答:エ


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